中央線鉄道唱歌 第67番 早くも大曽根を過ぎ、千種・鶴舞・八事をも過ぎ、名古屋に到着!

まずは原文から!

早(はや)くも過ぐる大曾根(おおぞね)や
花の千種(ちくさ)の八事山(やごとやま)
たび路(じ)の憂(う)さも忘られて
名古屋(なごや)の驛(えき)に着きにけり

さらに読みやすく!

早(はや)くも過ぐる大曽根(おおぞね)や
花の千種(ちくさ)の八事山(やごとやま)
たび路(じ)の憂(う)さも忘られて
名古屋(なごや)の駅(えき)に着きにけり

さあ、歌ってみよう!

♪はやくもすーぐる おおぞねやー
♪はーなのちくさの やごとやまー
♪たびじのうーさも わすられてー
♪なごやのえきにー つきにけりー

(中央西線)
中津川駅→恵那駅→釜戸駅→瑞浪駅→土岐市駅→多治見駅→高蔵寺駅→春日井駅→勝川駅→大曽根駅→千種駅→鶴舞駅→金山駅→名古屋駅

※鉄道唱歌に関連する駅と、その他主要と思われる駅を筆者の独断と偏見でピックアップしたもの

勝川駅(かちかわえき、愛知県春日井市)を出ると、列車はいよいよ名古屋市街地に向かって走ってゆきます。ゴールとなる名古屋駅も、あとわずかです。

そして早くも大曽根駅(おおぞねえき、愛知県名古屋市東区・北区)を過ぎ、さらに千種駅(ちくさえき、愛知県名古屋市千種区)をも過ぎていくと、ますます名古屋の中心地へと向かって近づいて行きます。

千種駅(愛知県名古屋市千種区)

ここまで来ると窓の景色もだいぶ都会的になってくるため、いよいよ最終ゴール地点の名古屋が近づいてくるんだなという実感が湧いてきます。

大曽根駅(おおぞねえき)の近くには、プロ野球・中日ドラゴンズの本拠地である「ナゴヤドーム」があります。

ナゴヤドームは、2020年より「バンテリンドーム」とよばれています。
それは、興和株式会社(こうわかぶしきかいしゃ)が命名権(ネーミングライツ)を取得したからになります。バンテリンとは、興和株式会社(コーワ)が販売する、痛みや炎症に効く薬のことをいいます。

ナゴヤドームは「鬼門」といわれ、特に阪神タイガースからは苦手・敬遠されてきた歴史があります。
それはナゴヤドームで試合をやったときだけ、何故か大きく中日に負け越してしまうというジンクスがあるからです。
実際、それは成績・客観的数値となって現れています。

野球はどうしても、チームによって得意・不得意があるので、「球場の広さ」や「フェンスの高さ」などによっても、それぞれ「得意」や「苦手」があります

例えばホームランを得意とする(悪くいえば、ホームランのみに依存する)球団であれば、本拠地は狭くてフェンスの低い球場になりがちになります。
さらに、かなり昔は「ラッキーゾーン」といって、外野のフェンスの手前に線が引いてあって(あるいは柵が設置してあって)、このエリアの中にボールが落ちればホームラン、という判定になっていました。現代であれば、余裕で外野フライです。
しかしホームランありきの野球は面白くないと批判を受けたこともあるため、そうなると今度は球場が広くなり、フェンスも高くなり、ラッキーゾーンも撤去されます。するとホームランが入りにくくなるため、二塁打や三塁打が(もちろん外野フライも)増える傾向になります。
現代の球場は広くてフェンスが高くラッキーゾーンなどあるわけないため、世界のホームラン王の王貞治(おう さだはる)さんは「現代の選手だったら868本も打てない」と批判されることもあります。
かといって、球場の狭さやフェンスの低さ・ラッキーゾーンの存在がホームランの多さに直結するという理屈であれば、あの時代の野球選手はみな868本打てていないとおかしいわけで、それを考慮すると、やはり同時代の他の選手と比べても突出して本塁打数が多かった王貞治さんはやはり凄かったのだ、という考え方もあります。

皆さんは球場と野球のホームラン問題について、どんな意見をお持ちでしょうか。

話がかなり逸脱して(しかも野球の話題で一人で勝手に盛り上がってしまい)すみません。

大曽根駅は名古屋郊外のベッドタウンという印象ですが、大曽根駅周辺にはスタバもあり、また色々お店もあるので、旅の疲れを癒したり買い物したりするには絶好の場所です。

八事山(やごとやま) とは名古屋市のやや南東にあるお寺のことであり、JR中央線・鶴舞駅(つるまいえき、愛知県名古屋市中区)から、地下鉄鶴舞線(つるまいせん)に乗りかえ、東へ少し進むと八事駅(やごとえき、愛知県名古屋市昭和区)に着きます。
その次に塩釜口駅(しおがまぐちえき、愛知県名古屋市天白区)いう駅があり、近辺には塩竈神社(しおがまじんじゃ)があります。

塩竈神社とは主に宮城県塩竈市(しおがまし)の神社ことであり、塩釜市の鹽竃神社(しおがまじんじゃ)は、海の安全を守るための神様を祀(まつ)る神様になります。
塩釜港はかつて「千賀ノ浦(ちかのうら)」も呼ばれ、陸奥国(むつのくに)の国府津(こうづ)として栄えてきました。
詳しくは、以下をご覧ください。

鉄道唱歌 奥州・磐城編 第30番 仙台を出発し、多賀城・塩釜、そして松島へ

その陸奥国・鹽竈神社の分霊(ぶんれい)を、名古屋のこの地にお招きして始まったのが、この塩竈神社ということになります。

鶴舞駅(つるまいえき)の近くには、鶴舞公園(つるまいこうえん)という公園があり、また駅前には「ドトールコーヒー」もあるため、簡単な休憩にはとても便利です。

鶴舞駅を過ぎると、いよいよ名古屋の都会的な景色になってゆきます。
そしてそうこうするうちに、金山駅(かなやまえき、愛知県名古屋市熱田区・中区)に着きます。
金山駅では、ここで初めて中央線と東海道線が合流します。
東海道線とは、東京駅で南北に分かれて以来、本当に久しぶりの再会になります。

金山駅を出るとほどなくして、窓の景色は巨大な高層ビルが立ち並ぶ景色へと変化してゆきます。そしてようやく、愛知県の県庁所在地である名古屋市の中心駅・名古屋駅(なごやえき、愛知県名古屋市中村区)に着きます。

これにて中央線の旅はひとまずゴール達成です!
しかし鉄道唱歌はもう少しだけ続きます。

注意
この記事は、「小学生の頃の私(筆者)に教える」というイメージで書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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