鉄道唱歌 北海道編 南の巻第18番 然別、余市 ついに日本海側へ!

まずは原文から!

鑛山(こうざん)名たかき然別(しかりべつ)
林檎(りんご)の實(み)のる餘市村(よいちむら)
夕風さむく秋ふけて 
紅(くれない)ならぬ枝もなし

さらに読みやすく!

鉱山名たかき 然別(しかりべつ)
りんごの実る 余市村(よいちむら)
夕風さむく秋ふけて 
紅(くれない)ならぬ枝もなし

さあ、歌ってみよう!

♪こうざんなたかき しかりべつー
♪りんごのみのるー よいちむらー
♪ゆうかぜさーむく あきふけてー
♪くれないならぬー えだもなしー

(函館本線)
函館駅→桔梗駅→七飯駅→新函館北斗駅→大沼公園駅→駒ヶ岳駅→森駅→八雲駅→国縫駅→長万部駅→黒松内駅→比羅夫駅→倶知安駅→然別駅→余市駅→蘭島駅→塩谷駅→小樽駅

※鉄道唱歌に関係ある主要駅のみ掲載

倶知安駅(くっちゃんえき、北海道虻田駅倶知安町)を出ると、さらに北へ小樽(おたる)方面へと進みます。

※以下、2024年1月現在のダイヤで説明しています。

以下、倶知安駅を15時17分発小樽行の列車で出発するという設定で書きます。
朝、函館を出発してその日の夜に札幌に着く場合、朝8時18分発長万部行普通列車で出発することになります。

08:18 函館発 函館本線・長万部行
11:12 長万部着
13:29 長万部発 函館本線・倶知安行
15:02 倶知安着
15:17 倶知安発 函館本線・小樽行
16:27 小樽着
18:30 小樽発 
  快速エアポート192号・新千歳空港行
19:07 札幌着

スムーズにいけば倶知安駅15時17分発小樽行の列車に乗ることになると思います。
然別駅(しかりべつえき)には15時52分頃、余市駅(よいちえき)には16時02頃に到着し、終点・小樽駅には16時27分に到着します。
小樽から札幌への列車本数はそれなりに多くなるので、あとは比較的どうにでもなると思います。この流れでいけば、夜には札幌に着くことが可能です

倶知安駅を出ると、かつて旧岩内線(いわないせん)の分かれ道であった小沢駅(おざわえき、北海道岩内郡共和町小沢)を過ぎ、銀山駅(ぎんざんえき、北海道余市郡仁木町銀山)という駅を通過します。

銀山駅(北海道余市郡仁木町銀山)

銀山駅は、かつてこの辺りで銀が採掘されたことからこのような名前になったようで、また、2018年頃に放送された「ウマ娘 プリティダービー」というアニメの舞台として話題になり、聖地巡礼が行われたそうです。

然別駅(北海道余市郡仁木町然別)

然別駅(しかりべつえき、北海道余市郡仁木町然別)のある仁木町(にきちょう)は、歌詞にあるように鉱山で有名だったそうで、1980年代まで「大江鉱山(おおえこうざん)」という鉱山が大いに栄えたそうです。
北海道はマンガンの名産地として知られていたようで、この大江鉱山からもマンガンがよく産出されたようです。
八雲(やくも)・国縫(くんぬい)のところでも少し話題に出てきましたが、国縫も「マンガン鉱山所在の地」として鉄道唱歌の歌詞に出てきましたよね。(南の巻10番

然別駅
然別駅

さらに、余市駅(よいちえき、北海道余市郡余市町)のある余市町(よいちちょう)と、仁木町一帯は、歌詞にあるようにリンゴの名産地だそうで、またリンゴ以外の果物の生産も盛んだそうです。

歌詞に「夕風寒く~」とありますが、先ほどのダイヤ通りにいくとこの辺りには確かに夕刻あたりに着きます。
紅ならぬ枝もなし」というのは、「真っ赤に染まらない枝はない」、つまり「全ての木の枝が夕日で真っ赤に染まる」という意味になるのでしょうか(国語力なくてすみません)。
ちょうどこの辺りで、夕刻に染まる木々の景色を楽しめるという意味になるでしょう。

然別駅~余市駅間の車窓(函館本線)

余市駅を過ぎると、ついに日本海側へ出てきます。
あとは蘭島(らんしま)、塩谷(しおや)と海沿いに東へ向かい、やがて小樽に到着します。小樽へはあと少しです

次は、蘭島駅塩谷駅に止まります!

注意
この記事は、「小学生の頃の私(筆者)に教える」というイメージで書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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