鉄道唱歌 北海道編の歌詞を、わかりやすく解説してゆきます!
鉄道旅行を楽しむためのノウハウを、初心者でも楽しめるよう解説してゆきます!
↓まずは原文から!
林檎の實のる餘市村
夕風さむく秋ふけて
紅ならぬ枝もなし
さらに読みやすく!
林檎の実のる 余市村
夕風さむく 秋ふけて
紅ならぬ 枝もなし
さあ、歌ってみよう!
♪りんごのみのるー よいちむらー
♪ゆうかぜさーむく あきふけてー
♪くれないならぬー えだもなしー
函館駅→桔梗駅→七飯駅→新函館北斗駅→大沼公園駅→駒ヶ岳駅→森駅→八雲駅→国縫駅→長万部駅→黒松内駅→比羅夫駅→倶知安駅→然別駅→余市駅→蘭島駅→塩谷駅→小樽駅
※鉄道唱歌に関係ある主要駅のみ掲載
倶知安駅から、小樽方面へ
倶知安駅(くっちゃんえき、北海道虻田駅倶知安町)を出ると、さらに北へ小樽(おたる)方面へと進みます。
※以下、2025年現在のダイヤで説明しています。
以下、倶知安駅を15時16分発・小樽行の列車で出発するという設定で書きます。
朝、函館を出発してその日の夜に札幌に着く場合、朝8時23時分発・長万部行の普通列車で出発することになります。
10:51 長万部着
13:29 長万部発 函館本線・倶知安行
15:02 倶知安着
15:16 倶知安発 函館本線・小樽行
16:26 小樽着
18:30 小樽発
快速エアポート166号・新千歳空港行
19:07 札幌着
スムーズにいけば倶知安駅を15時16分発・小樽行の列車に乗ることになると思います。
このダイヤであれば、
- 然別駅(しかりべつえき)には15時52分
- 余市駅(よいちえき)には16時02分に到着し、
- 終点・小樽駅には16時26分
に到着します。
小樽から札幌への列車本数はそれなりに多くなるため、あとは比較的どうにでもなると思います。
この流れでいけば、夜には札幌に着くことが可能です。
小沢駅、銀山駅を過ぎゆく
倶知安駅を出ると、かつて旧岩内線(いわないせん)の分かれ道であった
- 小沢駅(おざわえき、北海道岩内郡共和町小沢)
を過ぎ、さらに
- 銀山駅(ぎんざんえき、北海道余市郡仁木町銀山)
という駅を通過します。

銀山駅(北海道余市郡仁木町銀山)
銀山駅は、かつてこの辺りで銀が採掘されたことからこのような名前になったようです。
また、2018年頃に放送された「ウマ娘 プリティダービー」というアニメの舞台として話題になり、聖地巡礼が行われたそうです。

然別駅(北海道余市郡仁木町然別)
かつて鉱山で栄えた、然別駅のある仁木町
然別駅(しかりべつえき、北海道余市郡仁木町然別)のある
- 仁木町(にきちょう)
は、歌詞にあるように鉱山で有名だったそうで、1980年代まで
- 「大江鉱山(おおえこうざん)」
という鉱山が大いに栄えたそうです。
北海道はマンガンの名産地として知られていたようで、この大江鉱山からもマンガンがよく産出されたようです。
八雲(やくも)・国縫(くんぬい)のところでも少し話題に出てきましたが、国縫も
として鉄道唱歌の歌詞に出てきましたよね。(南の巻10番)

然別駅(北海道余市郡仁木町然別)

然別駅(北海道余市郡仁木町然別)
リンゴの名産地・余市
さらに、
- 余市駅(よいちえき、北海道余市郡余市町)
のある余市町(よいちちょう)と、仁木町一帯は、歌詞にあるようにリンゴの名産地だそうです。
また、リンゴ以外の果物の生産も盛んだそうです。
歌詞「夕日で真っ赤に染まる木々」
歌詞に「夕風寒く~」とありますが、先ほどのダイヤ通りにいくとこの辺りには確かに夕刻あたりに着きます。
「紅ならぬ枝もなし」というのは、「真っ赤に染まらない枝はない」、つまり
という意味になるのでしょうか(国語力なくてすみません)。
ちょうどこの辺りで、夕刻に染まる木々の景色を楽しめるという意味になるでしょう。

然別駅~余市駅間の車窓(函館本線)(北海道)
余市駅から先は、日本海側へ
余市駅を過ぎると、ついに日本海側へ出てきます。
あとは蘭島(らんしま)、塩谷(しおや)と海沿いに東へ向かい、やがて小樽に到着します。
小樽へはあと少しです。
次回は、蘭島・塩谷へ
次は、蘭島駅、塩谷駅に止まります!
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