鉄道唱歌 奥州・磐城編の歌詞を、わかりやすく解説してゆきます!
日光東照宮の歴史などを、やさしく解説してゆきます!
↓まずは原文から!
三代廟の高大も
みるまに一日日ぐらしの
陽明門は是れかとよ
さらに読みやすく!
三代廟の 高大も
みるまに一日 日ぐらしの
陽明門は 是れかとよ
さあ、歌ってみよう!
♪さんだいびょうの こうだいもー
♪みるまにひーとひ ひぐらしのー
♪ようめいもんはー これかとよー
上野駅→王子駅→赤羽駅→(荒川)→浦和駅→大宮駅→蓮田駅→久喜駅→栗橋駅→(利根川)→古河駅→間々田駅→小山駅→小金井駅→石橋駅→雀宮駅→宇都宮駅
(日光線)
宇都宮駅→(6駅)→日光駅
※鉄道唱歌に関連する主要駅のみ表記
徳川家康を「神様(権東照現)」として祀る、日光東照宮
前回で、栃木県日光市の日光駅に到着しています。

日光駅(栃木県日光市)
まず、歌詞に沿って一つずつ解説していきます。
東照宮とは、言うまでもなく、これまで何度も説明してきた日光東照宮のことです。
※あくまで正式名称は「東照宮」であり、全国他にもある東照宮と区別するために、「日光東照宮」と呼ばれているようです。
日光東照宮は、いわゆる徳川家康を神様として祀る神社です。
また、当時の最新鋭の建築技術を駆使して建造された、とても豪華かつ壮麗極まりない神社です。
様々なメッセージを伝える「三猿」
日光東照宮には、いわゆる様々なメッセージや教訓を伝える建造物が多いとされています。
そのうちの1つに、「三猿」があります。
三猿とは、いわゆる
- 「見ざる」
- 「聞かざる」
- 「言わざる」
の三つの「~ざる」を教訓としてまとめたものです。
- 「悪いものを見てはいけない」
- 「悪いことを聞いてはいけない」
- 「悪いことを言ってはいけない」
しかし、時代よって善悪の判断基準は異なります(もちろん、殺人や窃盗、器物損壊、詐欺、脅迫、名誉毀損などの犯罪はいつの時代でもダメです)。
そのため、
- 何を見てはいかないのか
- 何を聞いてはいけないのか
- 何を言ってはいけないのか
については、時代よって様々な解釈があると思います。
令和版「三つの猿」とは?これをやってはいけない、三つのこと
そこで、私が今回「令和版(現代版)三猿」というものを作成してみました。
判断基準としては、現代のインフルエンサーや成功者と呼ばれる人々が比較的異口同音に言っておられることをまとめてみました。
私はYouTubeで「マコなり社長」をはじめとする経営者系のインフルエンサーの動画を観るのが好きです。
なので、こうした経営者や成功者の意見をまとめて「令和版 三猿」というのを考えてみました。
「見ざる」の現代版とは?
・「見ざる」の現代版
私は仕事において、他人やライバル、競合のことをあえて見ないようにしています。
それは、どうしても真似してしまって、差別化ができないからです。
やり方を真似してしたり(劣化コピーを作ってしまう)、また値段まで真似してしまってり・・・。
これでは、仕事のみならず、勝負で人に勝つことはできません。
マコなり社長も「競合調査はしない」と公言されています。
これは、やはりこの「見ざる」を実践・徹底されているからでしょう。
しかし会社員として生きていくためには常に周りを見て、周りに協調していく必要があります。
つまり、周りを見るのが得意な人は会社員に向いているといえ、私のような周りを見るのが苦手で自分のことに集中することが得意な人は会社員に向いておらず、起業家やYouTuber向きかもしれません(^^;)
「聞かざる」の現代版とは?
・「聞かざる」の現代版
これは残念ながら親世代の常識となります。
誰もが、親からこのように教わってきたでしょう。
確かに、親世代の生きた昭和時代は、会社員としてこの教えの通り生きることが勝ち組パターンでした。
年功序列で年数ごとに給料が上がっていき、一生会社が面倒見てくれる。
しかし、終身雇用が崩壊して、今や個性と実力がある人が勝ち組になる時代。
起業家として、フリーランスとして、YouTuberとして成功できれば、年収は天井知らずです。
それには「個性」や「その人にしかないスキル」は絶対不可欠です。
なお、堀江貴文さんは、「親の言うことを聞いて成功した人を見たことがない」と仰っています。
また、マコなり社長は
と仰っています。
「嫌なことを嫌々やる」のは、うつ病になるための最もの近道です。
もしあなたが、上記の親の忠告通りに、嫌々今の会社の仕事をやって、全然給料も上がらずに、今の仕事に幸福感を持てず、うつ病の危機があるのなら、転職・起業家・フリーランス・YouTuberなどへの道を考えるときに来てるのかもしれません。
例え収入が低くても、やりたいことに夢中になっているときは必然的に人生の豊かさや幸福度が上がるものです。
「言わざる」の現代版とは?
・「言わざる」の現代版
→ネットやSNSなどで誹謗中傷を書いてはいけない
これは、全てのインフルエンサーや成功者の方々が異口同音に仰っています。
愚痴や悪口、そしてネットでの誹謗中傷というのは、相手を傷つけるだけでなく、自分自身をも不幸にします。
人は、悪口を言ったり、ネットで誹謗中傷の書き込みをすると、その瞬間だけ頭の中でドーパミンと呼ばれる快楽物質が出ます。
つまり、自分は努力せずとも、他人をこき下ろすだけで簡単に頭でドーパミンが出せ、優越感に浸れます。
しかし、こうして楽をして快感に浸る方法を覚えてしまうと、努力して成功体験を得て、本当の意味で快楽に浸るということをしなくなります。
そうなると、必然的に人間的に魅力の無い人になっていき、優秀な人は周りからどんどん離れていきます。
そうなると、ますます自己肯定感が下がり、さらに悪口や誹謗中傷を繰り返す、という悪循環に陥ります。
また、人前で悪口を言うと、
と思われてしまい、周りから人がいなくなってしまいます。
愚痴や悪口を言ったり、ネットで誹謗中傷を書く行為は、今すぐやめましょう!
三猿の「見ざる、聞かざる、言わざる」を、日常生活に取り入れて、実践していってみよう
以上、私なりに考えた、「令和版(現代版)三猿」でした。
しかし、先ほど説明したように、上記に挙げた価値観は平成までの時代だと「非常識」と解されるような価値基準も含んでいます。
したがって、決して押し付ける意図はありません。
あなたにとって「しっくりくる」教訓のみ受け入れて、「しっくりこない」教訓は無視する、といった具合でよいでしょう。
「三代廟」とは?江戸幕府三代目将軍・徳川家光のお墓
話を鉄道唱歌に戻します!話が長くなってすみません!!
歌詞にある「三代廟」とは、江戸時代の三代将軍である、徳川家光のお墓という意味です。
ある偉大な人のお墓のことを「霊廟」といったりします。
ここでは、日光東照宮のそばにある「大猷院」という霊廟が、徳川家光のお墓ということになります。
「1日見続けても飽きない」陽明門
そして歌詞のラスト2行には、
陽明門は是れかとよ」
とあります。
陽明門とは、日光東照宮の前にある、非常に複雑で高度な技術で精巧に作られた、とても美しい門のことです。
その複雑な技巧によって作られた装飾はあまりにも面白く、
- 一日ずっと見続けても、見飽きることはない
と言われています。
「ひぐらし」とは、いわゆる虫のことではなく、ここでは「日暮らし」、つまり「一日ずっと」という意味です。
歌詞の内容は
という意味になります。
次回は、「華厳の滝」などの話題へ
次回は、華厳の滝など、日光の代表的な滝についての話題になります!
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