鉄道唱歌 東海道編 第66番 東海道線の旅の終わり そのまま山陽線の旅へ

まずは原文から!

明けなば更(さら)に乘(の)りかへて
山陽道(さんようどう)を進まゝし 
天氣(てんき)は明日も望みあり 
柳(やなぎ)にかすむ月の影

さらに読みやすく!

明けなば更(さら)に乗りかえて
山陽道(さんようどう)を進ままし 
天気は明日も望みあり 
柳(やなぎ)にかすむ月の影

さあ、歌ってみよう!

♪あけなばさーらに のりかえてー
♪さんようどうをー すすまましー
♪てんきはあーすも のぞみありー
♪やなぎにかすむー つきのかげー

(東海道線)
米原駅→彦根駅→能登川駅→近江八幡駅→野洲駅→守山駅→草津駅→南草津駅→瀬田駅→石山駅→大津駅→山科駅→京都駅→山崎駅→高槻駅→茨木駅→吹田駅→新大阪駅→大阪駅→尼崎駅→芦屋駅→三ノ宮駅→神戸駅

※鉄道唱歌に関連する駅と、新快速列車が停車する駅などを表記
※この区間は「琵琶湖線」「京都線」「神戸線」などの愛称あり

鉄道唱歌の東海道線の旅は、この第66番で最後となります
めでたくエンディングといいたいところですが、そのまま山陽線の旅に突入してしまう流れなので、いわば「終わりのようで、実は始まり」のような感じです。

なお、鉄道唱歌の旅はこの第66番まで続くので、全部歌うと約20分(早口で歌っても約15分)はかかります。
この第66番まで歌い終わる頃には、慣れるまでは体力が消耗して息がゼエゼエ言っています(^^;)

鉄道唱歌の旅は、この第66番において神戸の宿で一夜を明かし、明日の天気もきっと良いはずなので、さらに鉄道を乗り替えて山陽線の線路を進んでいこう、といった流れの意味になります。

東京駅からずっと続いてきた東海道線589kmの旅も神戸駅で終わりとなり、神戸駅から先は九州・福岡県の門司駅まで続く、これまた長い山陽線の旅となります。
そして鉄道唱歌のストーリーも、次回からは山陽・九州編への突入となります。

昔は「東海道五十三次」といって、徒歩または馬で約20日間もかけて、途中で全部で53あった宿場に泊まりながら移動していたのでした。
しかも宿場町(旅籠)の値段の相場は現代の貨幣価値で約3,000円~5,000円程度だったので、歩いて約20日間、約10万円かけて移動していたことになります(大雨で何日も足止めを食らった場合はもっと)。
さらに、厳しい関所をくぐる・山賊に襲われる・大雨で川を渡れない・雨で道がぬかるむ・険しい断崖絶壁や峠道を通る・GPSもスマホもない、などの現代の我々からすれば恐ろしいほどの難関でした

それが現在では新幹線で、東京~大阪間を約2時間半、東京~神戸間を約3時間程度で結ぶことができるようになり、速く安く便利に、しかも快適に移動できるようになりました
しかしその代償として、かつて東海道五十三次の旅人が味わったきた「浮世絵(うきよえ)」などに見られる名所旧跡の探訪、そして鉄道唱歌に見られるような名所旧跡の探訪の機会が減ることとなり、そうした感動も失われることとなりました。

しかし、現代の我々には「青春18きっぷ」という強力なアイテムがあります。
青春18きっぷには「途中下車やりたい放題」という特権があるため、これを充分に活用しない手はありません。
途中下車により、東海道五十三次や鉄道唱歌で歌われているような名所旧跡の探訪をすることで、鉄道の旅はより面白く充実したものになります。
これはあくまで昔の私の話でもあるのですが、「東京~大阪間を安く移動したいためだけに青春18きっぷを使う」のでは正直移動が苦痛ですし、途中の名所旧跡に寄らないのは勿体なすぎます。昔の私はこれで失敗していました。
鉄道唱歌では沿線の名所旧跡が数多く歌われているので、鉄道唱歌でこれらの地域の歴史などを学ぶことで、より鉄道の旅は面白いものとなります。
皆さんも(私を含め)、鉄道旅行の上級者を目指しましょう!

そして鉄道唱歌の旅は、そのまま山陽線のストーリーに突入していきます。

とはいえ、このまま山陽線の旅を続けるには日程的にも予算的にも体力的にも厳しいケースもあると思います。
そのため、普通列車で東京からはるばる来られた方は、まずは一旦新神戸駅から新幹線で東京に戻り、日を改めて、体力と財力を回復させてから新幹線で神戸に再び降り立ち、神戸駅から山陽線の旅をスタートさせるのもよいと思われます。

東海道線の終点、および山陽線の起点(神戸駅)

では、次回からは神戸駅を出発して、山陽線の旅に出かけましょう!

注意
この記事は、「小学生の頃の私(筆者)に教える」というイメージで書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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