鉄道唱歌 山陽・九州編の歌詞(熊本の水前寺公園・加藤神社・本妙寺など)について、鉄道に詳しくない方にもわかりやすく解説してゆきます!
↓まずは原文から!
公園きよく池ひろし
宮は紅葉の錦山
寺は法華の本妙寺
さらに読みやすく!
公園きよく 池ひろし
宮は紅葉の 錦山
寺は法華の 本妙寺
さあ、歌ってみよう!
♪こうえんきよくー いけひろしー
♪みーやはもみじの にしきやまー
♪てーらはほっけの ほんみょうじ
熊本市の名所・水前寺公園
回遊式の庭園
水前寺公園は、熊本市の中心部のやや南東にある、とても美しく癒される、回遊式の庭園になります。
回遊式庭園とは?
回遊式庭園とは、池の周りを取り囲んで、池の周りに植えられている松や柳などの(上品で風情のある)植物を眺めながら回る庭園のことです。
これはまるで、
- 岡山の後楽園(こうらくん)
- 水戸の偕楽園(かいらくえん)
- 金沢の兼六園(けんろくえん)
みたいに似ています。
ちなみに、上記三つは「日本三庭園」と呼ばれます。
岡山の後楽園については、以下の各記事でも解説していますので、ご覧ください。

水戸の偕楽園については、以下の各記事でも解説していますので、ご覧ください。

金沢の兼六園については、以下の各記事でも解説していますので、ご覧ください。

また、こうした庭園は、江戸時代にその藩を治めていた藩主によって、娯楽や鑑賞などの目的で造られるケースが多いです。
なお、水戸の偕楽園は、偕で楽(たのしむ)ための公園である、という願いに由来しています。
水前寺公園にある「富士」
なお、水前寺公園にはまるで「富士山」「ピラミッド」のような形をした、標高20mくらいの小高い山(以下、富士)があり、水前寺公園のシンボルマークのようになっています。
水前寺公園を紹介する写真ではほぼ確実にこの「富士」が写っており、他の観光客もこの「富士」を目当てに来られると思います。
少なくとも、私が水前寺公園に行ったときはこの「富士」の前で皆さん写真撮影をされておりました。
水前寺公園へは、どうやって行く?
水前寺公園へは、熊本市電(健軍町ゆき)で行くのが便利だと思います。
熊本駅からJR豊肥本線でも行けます。
ただし、新水前寺駅から歩いていくとちょっと遠いので、市電(健軍町ゆき)への乗り換えが便利です。
加藤清正公をまつる、加藤神社
歌詞「錦山」とは?
歌詞にある「錦山」とは、ここでは熊本城内にある加藤神社のことをいいます。
加藤神社は、加藤清正を祀る、熊本県熊本市の神社になります。
ちなみに、加藤清正公は江戸時代の最初に熊本城を築いた人物です。
これは、前回も解説した通りです。
加藤氏は次の代あたりで、細川氏と藩主を交代しています。
加藤清正公の菩提寺・本妙寺
熊本の本妙寺とは、加藤清正公の菩提寺になります。
菩提寺とは、ある一族によって信仰の対象(お墓やお葬式なども含む)となるお寺のことです。
次回は、熊本の「花岡山」の話題
次回も、花岡山(はなおかやま)をはじめとする熊本の話題となります!
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