鉄道唱歌 北陸編 第13番 群馬県は温泉の名所! 伊香保温泉、榛名山

鉄道唱歌 北陸編の歌詞を、わかりやすく解説してゆきます!
榛名山・伊香保温泉の観光などを、初心者でも楽しめるよう解説してゆきます!

↓まずは原文から!

若葉わかば紅葉もみじによしときく 
伊香保いかほ温泉おんせん榛名山はるなさん 
高崎たかさきよりはほどちかし 
避暑ひしょにも人のゆくところ

さらに読みやすく!

若葉わかば紅葉もみじに よしときく
伊香保いかほ温泉おんせん 榛名山はるなさん 
高崎たかさきよりは ほどちかし 
避暑ひしょにも人の ゆくところ

さあ、歌ってみよう!

♪わーかばもみじに よしときくー
♪いかほのおんせん はるなさんー
♪たかさきよーりは ほどちかしー
♪ひしょにもひとの ゆくところー
(両毛線)
高崎駅→新前橋駅→前橋駅→伊勢崎駅→桐生駅→足利駅→(至・小山駅)

※鉄道唱歌に関連する主要駅のみ表記

群馬県は「温泉」の名所

群馬県はとにかく温泉が有名な場所です。

その最たるものに、

  • 伊香保温泉いかほおんせん
  • 草津温泉くさつおんせん
  • 万座温泉まんざおんせん
  • 水上温泉みなかみおんせん
  • 磯部温泉いそべおんせん

などがあります。

これらの温泉は、デューク・エイシスの1960年代の曲「いい湯だな」の群馬県バージョンに登場します(磯部温泉を除く。

このうち、「草津温泉」は、ザ・ドリフターズの曲「いい湯だな」の全国版にも登場します。

いい湯だな」の歌詞にある八木節やじぶしとは、群馬県と栃木県の伝統的なおどりです。

なぜ、群馬県は温泉が多いのか?

なぜ群馬県がこれだけの温泉に恵まれているのかというと、榛名山はるなさん赤城山あかぎやまという火山に恵まれているからです。

火山は、歴史的にその噴火によって人々に甚大な被害をもたらしてきたことは周知の事実です。
しかし、その一方で「温泉」という自然の恵みももたらしてきました。

温泉は古くから、今ほど医学や薬が発達していなかった時代に怪我や病気を直すために使われてきました。
これを「湯浴ゆあ」といいます。

また、豊臣秀吉徳川家康など、歴史上の偉人達は無類の温泉好きで、

  • 豊臣秀吉は兵庫県の有馬温泉ありまおんせんに、
  • 徳川家康は静岡県の熱海温泉あたみおんせんに、

それぞれ足繁あししげく通っていたといいます。

榛名山の中腹・伊香保温泉

伊香保温泉いかほおんせん榛名山はるなさんの中腹にあり、標高は700mあるため、夏は涼しく避暑地としても知られます。

榛名山は、標高1,449mの山であり、群馬県を代表する山です。

「長篠の戦い」で負傷した武士を癒した、伊香保温泉

伊香保温泉は、1575年に織田信長と武田勝頼が戦った「長篠ながしのの戦い」で、武田勝頼が負傷した部下を癒すために伊香保温泉を利用したと言われています。

長篠の戦いは、織田信長が「鉄砲」という当時としては

  • 「常識外れ」
  • かつ「斬新すぎる」

武器を使い、当時とても強かったはずの、武田勝頼の騎馬隊を粉砕してしまいました。


武田勝頼かつよりは、あの戦国最強と呼ばれた武田信玄しんげんの息子です。

しかし、

  1. この「長篠の戦い」で惨敗した後に、急速に衰退し、
  2. 最期は山梨県の東部にある「天目山てんもくざん」という険しい山に、織田軍によって追い詰められ、
  3. 悲劇の自害を果たしてしまった

というわけです。

長篠の戦いについては、以下の記事でも解説していますので、覧ください。

飯田線の旅5 長篠城の跡へ 織田信長・武田勝頼「長篠の戦い」の舞台
飯田線の旅と「長篠の戦い」を、わかりやすく解説しています!鉄道の知識のみならず、歴史や旅行を楽しむためのノウハウを、鉄道に詳しくない人でも楽しめるよう解説してゆきます!

上毛三山の一つ・榛名山 避暑に優れる伊香保温泉

榛名山はるなさんは、

  • 赤城山あかぎさん
  • 妙義山みょうぎさん

とともに、上毛三山じょうもうさんせんといわれます。

伊香保温泉からの、群馬県の山々の眺め

伊香保温泉からの、群馬県の山々の眺め

伊香保温泉は、標高700mという東京スカイツリー(634m)よりも高い場所にあるため、夏でもちょっと涼しいです。

歌詞にも

避暑にも人のゆくところ

とあり、高崎にも近い夏の涼しさを味わう場所としても抜群です。


伊香保温泉へは、

  • 上越線・渋川駅しぶかわえき(群馬県渋川市)

からバスで約20分~30分ほどで着くことができ、また石段街いしだんがいが特に観光地として有名です。


石段街には、

  1. 街中に、石でできた風情ある階段があり、
  2. その階段の周辺に、和風のお店が立ち並んでおり、
  3. ここに、多くの観光客の方々が集まる

といったイメージです。

次回は、群馬県の生糸産業の歴史の話題へ

次は、群馬県の魅力の1つである、養蚕ようさん生糸きいと織物おりものの解説をします!

ちゅうい!おわりに

この記事は、「小学生の頃の私(筆者)に教える」というイメージで書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。
そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。
再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。
何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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