鉄道唱歌 北陸編 第30番 戸隠山と飯綱山 山岳信仰に戸隠そば

まずは原文から!

こゝにとゞまるひまあらば 
戸隱山(とがくしやま)にのぼり見ん 
飯綱(いづな)の原(はら)のほとゝぎす
なのる初音(はつね)もきゝがてら

さらに読みやすく!

ここにとどまるひまあらば 
戸隠山(とがくしやま)にのぼり見ん 
飯綱(いづな)の原(はら)のほととぎす
なのる初音(はつね)もききがてら

さあ、歌ってみよう!

♪こーこにとどまる ひまあらばー
♪とがくしやまにー のぼりみんー
♪いずなのはーらの ほととぎすー
♪なーのるはつねも ききがてらー

(北しなの線)
長野駅→豊野駅→牟礼駅→黒姫駅(旧・柏原駅)→妙高高原駅(旧・田口駅)

(えちごトキメキ鉄道妙高はねうまライン)
妙高高原駅→二本木駅→新井駅→上越妙高駅→高田駅→春日山駅→直江津駅

※鉄道唱歌に関連する主要駅と、その他主要と思われる駅を筆者の独断と偏見でピックアップ

長野市の北西には、戸隠連峰(とがくしれんぽう)という山々が存在しています。
戸隠山(とがくしやま)は、標高1,904mの神々(こうごう)しい山のことです。
戸隠山は、かつては神仏習合(しんぶつしゅうごう)の山岳信仰から成り立っていました。

日本のオリジナルの宗教である神道(しんとう)には、昔から山々をはじめあらゆるものには神様が宿っているという、アニミズムの信仰がありました。
山の他にも、太陽にも神様が宿っているとされてきました。
これを八百万(やおよろず)の神様と言います。

特に、標高が高くて神々(こうごう)しく、堂々と光ってるような山には、必ずと言っていいほど山岳信仰・つまり神様が宿る山という風に崇拝・信仰されてきました。

また、かつての仏教とりわけ平安仏教は、山にこもって修行するということが行われてました。これを修験道(しゅげんどう)といいます。このように、神道における山岳信仰と仏教の「山で厳しい修行をする行為」が合わさり、修験道(しゅげんどう)という神仏習合(しんぶつしゅうごう)の考えとなっています。

長野県の飯綱山(いいづなやま)も、こちらも 山岳信仰の修験道(しゅげんどう)で栄えてきた場所です。

飯綱山(写真中央・奥)。北陸新幹線(長野~飯山間)の車窓より

飯綱山(いいづなやま)は、戸隠連峰にある標高1,917mの山です。

さらに黒姫山(くろひめやま)も、こちらも戸隠連峰の山であり山岳信仰が栄えてきました。

黒姫山は標高2,053mの山であり、また山容が富士山に似ているので、信濃富士(しなのふじ)とも呼ばれます。

黒姫山の向かいにある野尻湖(のじりこ)は、ナウマンゾウで有名です。

ホトトギス」とは、秋に鳴く虫のことです。秋の季節の象徴ともいえます。

ここでいう「なのる」というのは。古語で「告げる」という意味です。

初音(はつね)とは、その季節で最初に鳴く、鳴き声のことです。

~がてら」とは、ついで(序で)に~でもしていこうか、という意味です。

つまり、歌詞は
飯綱山のホトトギスの、秋の(最初の)鳴き声でも(ついでに)聞いていこうか
などのような意味になります。

そして信濃の名物には「戸隠そば」「信州そば」があります。
戸隠そばは、盛岡の「わんこそば」や、島根の「出雲そば」と同じく並んで「日本三大そば」というふうに言われます。

戸隠そば」は、こちらは戸隠山に登っていた修行僧が修行のために食べていたそばです。

長野駅を出発する前に、「信州そば」を食べておきましょう!
また長野駅周辺は、スタバ等飲食店が充実しており、駅前にはドン・キホーテもあって買い物にも便利です。

あと時間的に余裕があれば、川中島古戦場の観光も忘れずに済ませておきたいところです。
長野駅のバス停より、「松代(まつしろ)」行きのバスで、約20~30分ほどで着きます。

長野で観光・飲食・買い物・休憩などを済ませたら、次は「北しなの線」に乗り、妙高高原(みょうこうこうげん)方面へ向かいます!

注意
この記事は、「小学生の頃の私(筆者)に教える」というイメージで書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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