中央線鉄道唱歌 第52番 藪原の名物とお六櫛 木曽川と合流し、本格的な木曽路へ

まずは原文から!

藪原驛(やぶはらえき)の名物は
今もお六(ろく)の玉くしげ
あけなば云(い)はで山吹(やまぶき)の
古城(こじょう)は花の名(な)のみなり

さらに読みやすく!

藪原駅(やぶはらえき)の名物は
今もお六(ろく)の玉くしげ
あけなば云(い)わで山吹(やまぶき)の
古城(こじょう)は花の名(な)のみなり

さあ、歌ってみよう!

♪やぶはらえーきの めいぶつはー
♪いーまもおろくの たまくしげー
♪あけなばいーわで やまぶきのー
♪こじょうははなの なのみなりー

(中央西線)
塩尻駅→洗馬駅→贄川駅→奈良井駅→藪原駅→宮ノ越駅→木曽福島駅→上松駅→須原駅→野尻駅→南木曽駅→坂下駅→中津川駅

※鉄道唱歌に関連する主要駅のみ表記

鳥居峠のトンネルを超えて、藪原駅へ

奈良井駅(ならいえき、長野県塩尻市)を出発し、中央西線を降りていくと、鳥居峠(とりいとうげ)のトンネルをくぐり、トンネルを出るとやがて藪原駅(やぶはらえき、長野県木曽郡木祖村)に到着します。

藪原駅(長野県木曽郡木祖村)

藪原の名物・お六櫛

藪原(やぶはら)には、かつて中山道(なかせんどう)の宿場町・藪原宿(やぶはらしゅく)がありました。また、藪原には、お六櫛(おろくぐし)という名物があります。

歌詞にある「山吹の古城」とは、私も散々調べたのですが、正直よくわかりませんでした(^^;)
わかり次第、追って加筆します!

そして、藪原駅のある木祖村(きそむら)の名前の由来は、「木曽川の起源(祖)」という意味から来ています。

藪原からは、木曽川と合流

藪原駅の手前で、木曽川(きそがわ)と合流します。
ここで注意したいのが、それまで(鳥井峠のトンネルをくぐるまで)並行していた川は木曽川ではなく、奈良井川(ならいがわ)」だったということです。

奈良井川(奈良井宿より)(長野県塩尻市)

藪原からは、はるか南西の岐阜県に入るまで、鉄道(中央西線)と木曽川はずっと並行して走ることになります。
つまり、岐阜県に入るまでの大部分は、ここからは木曽川沿いに走るということです。

ここから本格的に始まる、木曽路の旅 厳しい山地のため、万全の準備を

そして木曽川と合流したと同時に、ここからはいよいよ本格的に山深い、木曽路の旅がスタートします。
木曽の旅は、高い山に囲まれた深い谷であり、標高も奈良井宿(ならいしゅく)で940mくらいあるなど、太平洋側の地域とは全く気候の異なる場所です。なので春や秋でも少し寒い場合があります。
なので木曽路の旅に出るときは、1枚余分に着るモノを持っていくことをオススメします。

また、木曽路の中間点・中心地である木曽福島駅(きそふくしまえき)を除いて、ほとんどコンビニやスーパーなどの買い物が出来る場所がないと思ってもらってよく、例えば「ちょっとお腹すいてコンビニ行きたいから、その辺の駅で降りようかぁ~」といったみたいな行為は(慣れないうちは)避けた方が無難でしょう。降りてもコンビニがない場合もあり、また一度降りると(特急列車の止まる木曽福島駅や南木曽駅(※一部の特急列車のみ)を除いては)次の列車は2~3時間後、ということも普通に有り得るからです。

なので、木曽路の旅をするときは必ず松本駅塩尻駅(←塩尻側から来る場合)・木曽福島駅中津川駅(←岐阜側から来る場合)などのコンビニ店などで、昼食・お菓子・水・マスク・電池(必要に応じて)などの買い物は済ませておきましょう。

木曽路の旅は、周囲を高い山に囲まれた深い谷のエリアを進むため、「青春18きっぷ」などの普通列車の長時間移動に慣れていない方は、心細くなってしまうかもしれません。
しかも、木曽路は先述の通り標高800m~900mと東京スカイツリーよりも高い場所を走るため、秋でも少し寒く、冬場はかなり厳しい気候になることも考えられます(少なくとも、東京や名古屋、大阪とは全然気候が違う)。

ちょっと難易度の高い木曽路の旅 しかし「やりがい」「達成感」も

以上を踏まえると、木曽路の旅は、青春18きっぷ初心者にはちょっと難易度が高いといえるかもしれません。
少なくとも、快速列車のない「静岡県の普通列車の旅」よりは難易度が高いといっていいでしょう。
静岡県の移動は青春18きっぷ初心者にとっては難関とも言われますが、静岡県はきつくなって途中下車しても20分に1本は列車がありますし、途中下車した駅周辺でもコンビニ等がある場合が多いです。
また静岡県の移動はきつくなったら1時間に2本もある新幹線「こだま」でショートカット(ワープ)もできます。それに加え静岡県の東海道新幹線の料金設定は全国の他地域と比較しても安いため、新幹線での「ワープ」はかなりコスパも良くなります。

もちろん、木曽路でも「特急しなの」が1時間に1本走っていますので、なんとか木曽福島駅についたら、そこから乗車券と特急券を買い、特急で中津川まで一気に移動する選択肢もあります。

「北海道の旅」が難易度が高いことはこれまでも言及してきましたが、「木曽路の旅」の難易度もだいたい北海道と同じくらいだと思ってもらえればいいでしょう。

ただしそれだけに、木曽路を制覇したときはやり甲斐や達成感もあります。
皆さんも鉄道旅行のスキルや経験値を上げて、木曽路の完全制覇を目指しましょう。

先述したように木曽路の旅(中央西線)は昼間は普通列車は2~3時間に1本という本数の少なさです。
しかし、「特急しなの」は1時間に1本とそれなりに本数があります(基本的には木曽福島にしか止まらないが、一部の特急列車は南木曽駅にも止まる)。

そのため、途中で旅がきつくなった場合は、無理をせずに「特急しなの」で木曽福島から中津川まで一気に移動します。
そしてその時は木曽路の旅は諦め、また財力・知識・体力をつけて、半年後か1年後に再度諦めずにリベンジしましょう。
旅に失敗はつきものですので、「また来ればいいや」の精神がある程度必要になってきます。

次は、宮ノ越(みやのこし)に止まります!

注意
この記事は、「小学生の頃の私(筆者)に教える」というイメージで書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

コメント