山陰鉄道唱歌の歌詞を、わかりやすく解説しています!
鉄道旅行を楽しむためのノウハウを、詳しくない人にも楽しめるよう解説してゆきます!
↓まずは原文から!
左に見ゆる船上山
君を奉じて長年が
たてこもりしは此山ぞ
さらに読みやすく!
左に見ゆる 船上山
君を奉じて 長年が
たてこもりしは 此山ぞ
さあ、歌ってみよう!
♪ひだりにみゆるー せんじょうさん
♪きーみをほうじて ながとしがー
♪たてこもりしはー このやまぞー
鳥取駅→湖山駅→宝木駅→浜村駅→青谷駅→泊駅→松崎駅→倉吉駅→由良駅→八橋駅→赤碕駅→御来屋駅→名和駅→大山駅→淀江駅→伯耆大山駅→米子駅
※鉄道唱歌に関連する主要駅のみ表記
倉吉駅を出て、米子方面へ
列車は倉吉駅(くらよしえき、鳥取県倉吉市)を出て、米子(よなご)方面へ向かってゆきます。
そして歌詞にある通り、
- 由良駅(ゆらえき、鳥取県東伯郡北栄町)
- 八橋駅(やばせえき、鳥取県東伯郡琴浦町)
- 赤碕駅(あかさきえき、鳥取県東伯郡琴浦町)
を過ぎます。
「コナン駅」こと由良駅に到着 青山剛昌先生の出身地・北栄町


由良駅(ゆらえき)は、「コナン駅」ともいわれます。
北栄町(ほくえいちょう)は、「名探偵コナン」などで有名な青山剛昌(あおやま ごうしょう)先生の出身地として知られます。
そのため、町にはたくさんのコナン関連のキャラクターのオブジェで溢れています。
同じ鳥取県の境港市(さかいみなとし)も、ゲゲゲの鬼太郎の作者で知られる水木しげるに関連する街なので、街にはたくさんの鬼太郎関連のオブジェがあります。
どちらも凄まじく、とても素晴らしいです。


青山剛昌先生は、北栄町にて4人兄弟の次男として生まれました。
当時は「少年マガジン」で「金田一少年の事件簿」という探偵推理ものをやっていたので、「少年サンデー」でも探偵推理ものをやろうということで、「名探偵コナン」をやってほしいという話になりました。
青山先生は、最初は「名探偵コナン」を描くのはあまり乗り気ではなかったそうです。
確かに、最初は「ジェットコースター殺人事件」など、物理的におかしい(矛盾した)トリックが多い印象でしたからね。しかし、回数を重ねるにつれ、トリックや推理のレベルは高度化し、青山先生の知識レベルも向上していったことが(漫画を読む限りでは)伺えました。
青山先生はお兄さんが「アニメオタク」かつ「科学者」なので、「声優を誰にするか」などについてや、科学的な知識などのことはお兄さんの意見を参考にされているそうです。
ガンダムシリーズにおいてアムロ・レイ役の古谷徹(ふるや とおる)さんと、シャア・アズナブル役の池田秀一(いけだ しゅういち)さんの戦いは「逆襲のシャア」で終わったわけですが、その続きが「名探偵コナン」で行われるのですから、青山剛昌先生の計らいはかなり粋だといえます。
私(筆者)は、名探偵コナンの1巻から15巻までは何回も繰り返して読みまくりました。

窓の左側にくる、船上山 名和長年が後醍醐天皇をかくまった山
由良駅を出ると、八橋駅(やばせえき)・赤碕駅(あかさきえき)と過ぎます。


やがて窓の左には、鎌倉時代の終わりに、名和長年(なわ ながとし)という武将が立て籠もったという船上山(せんじょうさん:標高687m)が近づいてきます。

名和長年(なわ ながとし)とは、後醍醐天皇が隠岐の島(おきのしま)から脱出したときに助けた武将です。
後醍醐天皇は、鎌倉幕府を倒すのに京都府の笠置山(かさぎやま)というところで挙兵したのですが、敗れてしまい、隠岐の島に流罪(るざい)となっていました。

それは、隠岐島からうっかり後醍醐天皇を逃がしてしまった佐々木氏(ささきし)という武将が、後醍醐天皇を捕まえるために船上山を攻めたから、という経緯があります。
名和長年は、この「船上山の戦い」に勝利します。
そして名和長年は後醍醐天皇とともに、やがて楠木正成(まさしげ)や結城宗広(ゆうき むねひろ)らとともに、鎌倉幕府を滅ぼしたのでした。
次は、御来屋駅(みくりやえき)に止まります!
おまけ:エトセトラ写真
スペースの都合上、本文に載せきれなかった写真をここに載せておきます!

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