房総半島一周の旅4 蘇我駅へ到着 内房線と外房線の分かれ道 蘇我氏にゆかりある土地

房総半島一周の旅について、わかりやすく解説してゆきます!
蘇我駅・蘇我氏の歴史などを、やさしく解説してゆきます!

今回の話題は、蘇我氏にゆかりある、房総半島への入口・蘇我駅

今回は、蘇我氏にゆかりある土地ともいえる蘇我駅についての話題となります。

蘇我駅は、内房線外房線との分岐点です。
そんな蘇我駅について、分かりやすく解説します。

(京葉線)
東京駅→越中島駅→新木場駅→葛西臨海公園駅→舞浜駅→新浦安駅→市川塩浜駅→南船橋駅→新習志野駅→海浜幕張駅→検見川浜駅→千葉みなと駅→蘇我駅

※上記は全ての駅ではなく、スペースの都合上筆者が独断でピックアップしたもの

内房線と外房線の分岐駅・蘇我駅へ

京葉線けいようせんで東の果てまでやってくると、間も無く蘇我駅そがえき(千葉県千葉市)に到着します。

蘇我駅(千葉県千葉市)

蘇我駅(千葉県千葉市)

蘇我駅そがえきは、内房線うちぼうせん外房線そとぼうせんとの分岐駅になります。

つまりへ向かえば内房線であり、五井ごい木更津きさらづ君津きみつ館山たてやま方面です。

また、へ向かえば外房線であり、大網白里おおあみしらさと茂原もばら上総一ノ宮かずさいちのみや勝浦かつうら方面になります。

蘇我駅に到着した筆者。内房線への乗り換えはどっちだったかな?(^^)

蘇我駅発車メロディーはまるで「世界に一つだけの花」に似ていますが、実は全然違います

あれは「Over」という曲であり、千葉を本拠地とするプロサッカーリーグ(Jリーグ)のチームであるジェフユナイテッド千葉・市原の応援歌です。

しかし私(筆者)は天然ボケが入っているため、しばらくの間ずっと蘇我駅の発車メロディーを「世界に一つだけの花」だと思いこんでいました(^^;)

↑筆者(天然ボケ)

蘇我駅は、飛鳥時代でお馴染みの「蘇我氏」と関係あるの?

今回のメインとなる蘇我駅は、その駅名からまるで飛鳥時代あたりに活躍した一族である蘇我氏そがしと関係ありそうな駅名にも思えます。

蘇我駅と蘇我氏に関するエピソードは、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の東征にあると考えられます。

詳しくは以下の通りになります。

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)とは、古事記こじきなどの日本神話に登場する伝説上の人物であり、第12代天皇である景行天皇けいこうてんのうの息子にあたります。

第12天皇となると、相当に古い昔の天皇になります
例えば飛鳥時代の推古天皇すいこてんのうは第32代天皇ですから、第12代天皇の景行天皇はよほど古い時代の天皇であることがわかります。
神話のエピソード上の天皇なので、その実在性(本当に実在したのか)についてははっきりしたことはわかっていません。

東京湾を渡った、日本武尊の一行

日本武尊が(神奈川県・三浦半島から)東京湾を渡る際に、みことの妻である弟橘媛おとたちばなひめをはじめとする女性グループは、神の怒りを静めて嵐を鎮めるため、みな海に入って犠牲になってしまいました。

それによって嵐は止み、日本武尊は東京湾を渡ることができ、房総半島へ上陸しました。

奇跡的に助かった、蘇我氏の娘

しかし上陸したのは日本武尊だけではなく、上記の女性グループのうち奇跡的に助かった蘇我氏の娘もいました。

村人たちが娘の手当てをしてあげて、怪我は回復し、彼女はなんとか無事に大和国やまとのくに(現在の奈良県)に帰ることができました。

日本武尊も無事に関東地方の遠征を終え、茨城県・群馬県・山梨県などを経由して大和国へ帰っていこうとしたのでした(ただし後述するように、日本武尊は途中で亡くなってしまいます)。

この帰路には、日本武尊ゆかりの伝説の地がたくさんあります。
例えば群馬県・碓氷峠うすいとうげ嬬恋村つまごいむら、山梨県の酒折宮さかおりのみやなどです。

群馬県の嬬恋村碓氷峠などについては、以下の記事で解説しておりますので、ご覧ください

鉄道唱歌 北陸編 第16番 高崎を出て、安中方面へ 磯部温泉、妙義山
鉄道唱歌 北陸編の歌詞を、わかりやすく解説しています!鉄道の知識のみならず、歴史や旅行を楽しむためのノウハウを、鉄道に詳しくない人でも楽しめるよう解説してゆきます!

山梨県の酒折宮については、以下の記事でも解説していますので、ご覧ください

中央線鉄道唱歌 第22番 連歌発祥の地・酒折宮へ 日本武尊の、九日目の夜・十日の旅
中央線鉄道唱歌の歌詞を、わかりやすく解説しています!鉄道の知識のみならず、歴史や旅行を楽しむためのノウハウを、鉄道に詳しくない人でも楽しめるよう解説してゆきます!

しかしその後、村人たちは日本武尊が途中の帰り道で(滋賀県の伊吹山いぶきやまで山の神様と戦ってフルボッコに敗れてしまい、三重県亀山市かめやましのあたりで)亡くなったことを知り、村人たちはかわいそうに思いました

伊吹山での日本武尊のエピソードについては、以下の記事でも解説しておりますので、ご覧ください

鉄道唱歌 東海道編 第37番 米原に到着!ここから滋賀県へ
鉄道唱歌 東海道編の歌詞を、わかりやすく解説しています!鉄道の知識のみならず、歴史や旅行を楽しむためのノウハウを、鉄道に詳しくない人でも楽しめるよう解説してゆきます!

やはり蘇我氏に関係あった「蘇我」の地名 地名の由来になった「蘇我姫神社」

日本武尊が亡くなった後、千葉・蘇我の村人たちは、日本武尊のために神社を建てることにしました
この事を知った応神天皇おうじんてんのうは感激し、蘇我氏(の血をひく一族)を千葉(下総)に派遣しました
応神天皇とは、日本の第15代天皇です。

その現地に留まった蘇我氏が建てた神社が、「蘇我姫神社そがひめじんじゃ」ということになります。
そしてこの蘇我姫神社こそが「蘇我」という地名、延いては「蘇我駅」の駅名の由来ということになります。

蘇我駅と蘇我氏の関連性について、ご理解いただけたでしょうか。

房総半島には、日本武尊源頼朝にゆかりのある地域がたくさんあります。

内房線に乗り換え、房総半島の南へGO

蘇我駅を出発しようとする筆者(私)。
今から房総半島の南へと向かいます!

蘇我駅を出発しようとする筆者(私)。 今から房総半島の南へと向かいます!

蘇我駅からは、内房線に沿って南下してゆきます。

ちゅうい!おわりに

この記事は、「旅行初心者に教える」ことを目的として書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。
そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。
再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。
何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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