冬の【東京→北海道】鉄道旅10 函館山の夜景を眺めに、ロープウェイで函館山へ

世界三大夜景の一つ・函館夜景を見に、函館山へ

函館観光の日の夜は、ほぼ定番といわんばかりに函館山ロープウェイ函館山の頂上へ向かいます。
その目的はもちろん、世界三大夜景とも呼ばれる函館夜景を見に行くためです

函館夜景(北海道函館市)

夜空に輝く巨大な砂時計巴印(ともえじるし)の夜景を見るため、国内外から多くの観光客が訪れる、まさに「日本の宝」ともいうべき夜景です。

函館山ロープウェイの乗り場へはバスで行く人も多いですが、八幡坂(はちまんざか)から、徒歩で向かうこともできます。
ただし冬は雪道のために滑りやすくなっており、また夜道であり視界が悪くなるため、足元には十分に気を付けたいところです(雪国に慣れていない人は特に)

周りが家族連れやカップルだらけでも、気にしない! 強いマインドが重要!?

今や函館は年間500万人の観光客が訪れる世界屈指の観光地であり、多くの観光客で賑わいます。
もちろんその500万人には外国人も多く含まれてるため、多くの外国人の方々が賑やか・朗らかワイワイと楽しそうにしています
そして函館山ロープウェイには、たくさんの人が乗車します。

もちろん周囲は大半はカップルであり、ぼっちはもちろん自分だけなのですが、1人旅のときはカップルや家族連れに動揺しない精神力・忍耐力・屈強さが必要です
そもそもカップルで来なければいけないなんていうルールや法律なんか無いわけですから、遠慮なく「ぼっち」でゆきましょう!
カップルで来なければ行けないような考えていると、どこにもいけません!

超満員パンパン(はち切れんばかり)に乗客を乗せたロープウェイは、函館山山頂をめがけて出発します。
窓の外には函館の絶景が既に広がるので、周囲の外国人カップルの皆さんが「オーッ!!」と叫び続ける声が、早速ロープウェイ内に響きわたります。

ロープウェイで、函館山山頂に到着!

約5分ほどのロープウェイの旅を経て、早くも函館山山頂へ到着です。

函館山(標高334m)は、元々は本当に単なる島だったのですが、函館市街地を流れる亀田川(かめだがわ)によってできた砂州(さす)によって、陸続きになりました
亀田川(かめだがわ)は、函館市街地の北部の山から流れ出て、市街地を流れる川です。
この川の水が運ぶは、元々は津軽海峡海流によってたくさん運ばれてきた砂でした。海の流れは、ときにたくさんの砂を運んで積みあがり、陸地を形成します。京都の天橋立(あまのはしだて)も同じ原理で出来た陸地です。

この海流によって積まれた大量の砂が、亀田川の流れによって下流に押し流され、長年をかけて下流部に堆積(たいせき。積み上がること)したことで、(現在の函館市街地となる)陸地を形成し、函館山と陸続きになりました

函館夜景がまるで砂時計のような形をしているのはそのためですね。

(ともえ)のしるしが輝く、夜空に輝く巨大な砂時計が登場します。とてもロマンチックな世界です

ちゅうい函館山デートの時は、上記のような「砂が堆積して陸続きなって~」みたいなウンチク(蘊蓄)話は披露しないでくださいね!ロマンが見事に崩壊しますから!!ここは素直に景色を楽しむ時です!

函館山は、伊能忠敬の「北海道測量最初の地」

函館山は、江戸時代に伊能忠敬(いのう ただたか)が地図を作る際に、北海道で最初に手をつけた(測量を行った)場所です。

江戸時代は、函館が本州に最も近い場所でした。
そのため、函館から地図を作り始めた(測量をはじめた)というのはわかる気がしますね。

測量(そくりょう)とは、山や海岸・大地などの長さを測ることであり、地図や設計図などを作るためには欠かせない作業です。
ではなぜ伊能忠敬が、北海道の地図を造る必要があったのか。それは、北海道は常にロシアの進出の脅威にさらされていたからです。
北海道の防衛力を高めるためにも、北海道がどんな土地かわからず把握できていないでは問題ですからね。北海道を詳細に把握することが軍事上・防衛上有利になることを考え、地図作成が推し進められたのでした。

また明治時代には、函館山にはロシアが日本(北海道)に攻めてきた時に備え、砲台が備えられていました。
というか、函館山がまるで要塞のような感じであり、津軽要塞(つがるようさい)とも呼ばれていました。
当時は函館山全体が日本軍の(自然・天然の)軍事基地となっており、その(軍事基地の)存在を隠蔽するために当時の地図からも消されてしまいました。民間人から敵国にその存在がバラされないよう、徹底的に秘匿(ひとく)にしたわけですね。

あまり話題に上がらない、函館山からの「西の夜空の景色」

函館山からの西の景色は、あまり話題にあがりませんが、これまたとても幻想的です
景色のはるか向こう側には北斗市(ほくとし)や、さらに木古内(きこない)といった地域の夜景も出てきます。
北海道は本当に大きいんだなと実感させられますね
江戸時代に、こんなに大きな陸地(北海道)を探検して地図を作成した伊能忠敬は、本当にすごかったんだなぁって思いますね。

函館山をロープウェイで下山 八幡坂を下る

函館山は午後9時頃には閉まるため(夏の期間は、午後10時が下りロープウェイの最終時間。時期によって変動するため、最終時間は必ずご自身でホームページ等でご確認願います)、それに合わせて(むしろ余裕を持って早めに)ロープウェイで下山(げざん)します

そして再び、煌(きら)びやかな夜道(教会など幻想的な函館の景色は素晴らしいです)を進みながら、少しずつ山を降ります。

函館山・八幡坂を下りる(北海道函館市)

私(筆者)が個人的に好きなアニメである「ラブライブ!サンシャイン!!」の第2期・第8話「HAKODATE」・第9話「Awaken the Power」は、函館が舞台のエピソードになります

ラブライブ!サンシャイン!!」は静岡県沼津市(ぬまづし)がメインの舞台のアニメであり、現在の沼津市の重要な観光資源として、同アニメは今や必要不可欠なものとなっています。

沼津市と同アニメについては、以下の記事でわかりやすく解説しているため、ご覧ください。

鉄道唱歌 東海道編 第17番 沼津の海と富士山 東海道の宿場町 そしてアニメの聖地

しかし上記2話のエピソードは函館が舞台となっていることから、函館は沼津に次ぐ「第二の聖地」としてファンから認識されています(そういう認識で合っていると思います)。

沼津を拠点とした9人の女子アイドルグループをAqours(アクア)というわけですが、函館の2人の姉妹によるアイドルユニットはSaint Snow(セイント・スノー)といいます。

そのAqoursとSaint Snowが合体した合計11人のグループを、Saint Aqours Snow(セイント・アクア・スノー)といいます。

私は函館山八幡坂を降りるたびに、そのSaint
Aqours Snow
が歌う、Awaken the Power」という曲がアニメのシーンとともに、頭に流れます
鹿角理亜(かづの りあ)ちゃんの宝物である、「雪の水晶」がとても印象的です。
ネタバレするので、あまり詳細な事は書けませんアニメ知らない方、すみません・・・)

函館山と八幡坂を降りてきたら、もう夜遅くなっており、北海道の夜だけあってさすがだいぶ冷えてくるため、早めにホテルに引き上げます。

早めにホテルに引き上げて、就寝

函館山から降りてくると、さっさとホテルに引き上げて、ハセガワストア焼き鳥弁当を食べます。(^^)
函館に来たら、ハセガワストアの焼き鳥弁当はラッキーピエロのハンバーガーと並んで、やはり食べておきたいところです。
明日は朝早くに函館駅を出発するため、あまり夜遊びはせずに、早めにホテルに帰りたいところです。

今夜は函館のホテルでゆっくり寝て、明日朝起きたら、函館駅を出発して長万部(おしゃまんべ)・倶知安(くっちゃん)・小樽(おたる)・札幌(さっぽろ)方面へと向かいます!

今回はここまでです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

【注意】
この記事は、「旅行初心者に教える」ことを目的地として書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
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