道東の旅12【後編】 根室本線・花咲線 浜中→別当賀→落石→東根室(廃止)→根室

花咲線・厚岸→浜中→別当賀→落石→東根室(廃止)→根室の鉄道旅などを、初心者の方にも、わかりやすく解説してゆきます!

今回は、主に花咲線・浜中→根室の行程

浜中町のエリアを過ぎ行く

厚岸駅あっけしえきを出ると、別寒辺牛湿原べかんうししつげんを過ぎて、

  • 茶内ちゃない
  • 浜中はまなか
  • 姉別あねべつ

の順に過ぎてゆきます。

すなわち、浜中町はまなかちょうのエリアに入ってゆくことになります。

茶内駅(北海道厚岸郡浜中町)

茶内駅(北海道厚岸郡浜中町)

姉別駅(北海道厚岸郡浜中町)

姉別駅(北海道厚岸郡浜中町)

霧多布湿原で知られる、浜中町

浜中町はまなかちょうは、霧多布湿原きりたっぷしつげんが有名です。
霧多布湿原きりたっぷしつげんは、日本で5番目の湿原になります。

主に「泥炭(でいたん)」によってできている、霧多布湿原

また、霧多布湿原は、主に泥炭でいたんによってできています。
泥炭でいたんとは、大昔に植物が死んだあとに長年かけて出来た化石の塊です。

ちなみに「石炭」は元々は大昔の植物たちが、「石油」は大昔のプランクトンたちが死んで、長い年月をかけて化石となって出来たものになります。
そして、それらがよく燃えてくれるため、歴史的に「燃料」として重宝されてきたわけです。

この泥炭は、石炭ほどではありませんがよく燃えるため、もしひとたび火事が起きると、延焼(燃え移る)の原因ともなってしまい危険だったりします。
なので、その扱いにはある程度の注意が求められます。

戦時中の資源不足の中、泥炭は重宝された

また、泥炭はそもそも不純物が多くて燃料としてはあまり燃えにくい(なかなか使えない)のです。
しかし、それでも第二次世界大戦のときは、貴重な燃料として使われた経緯があります。
というのも、太平洋戦争(大東亜戦争)のときには日本は世界各国から石油の輸出を制限されてしまっていますから、常に燃料不足の中での戦争を強いられたのです。
もちろんそんな状態では大国アメリカには勝てるはずもなく、根性論に任せた結果、1945年8月に敗戦となってしまいました。

ルパン三世の作者、モンキー・パンチ先生の出身地・浜中町

浜中町は、「ルパン三世」の作者であるモンキー・パンチ(本名:加藤一彦)先生の出身地として知られます。
花咲線の所々で「ルパン三世」が登場するのは、これに由来するわけですね。

モンキー・パンチ先生は、1937年に浜中町(当時は浜中村)で生まれ、2019年に亡くなられています。

70年代、再放送で人気が出た「ルパン三世」

ルパン三世」は1971年からテレビアニメとして放映されました。

当初はなかなか子供ウケせずに視聴率が低迷したそうですが、1977年に第2期シリーズが放映されてからは視聴率が上がり、伸び悩んだ第1期シリーズも再放送によって再評価され、人気が上がっていったそうです。

ちなみにこのあたりは、当初はなかなか人気が出ず打ち切りとなった「機動戦士ガンダム」と似ている気がします。
ガンダムの話はストーリーが難解で子供にはわかりにくく、視聴者が年齢を重ねて知識が増えた頃になって再放送により人気が出る、というのはよくわかる気がします。

かつて厚床駅から出ていた「標津線」 (浜中→根室)

姉別駅あねべつえきを過ぎると、浜中町のエリアはここで終わり、ここからは根室市ねむろしのエリアに入ります。
つまり、日本最東端の市に入ってくるわけです。
そして、厚床駅あっとこえきに着きます。

厚床駅(北海道根室市)

厚床駅あっとこえきからは、かつて1989年まで標津線しべつせんという路線が出ていました。

標津線(しべつせん)とは?

ちなみに標津線しべつせんとは、かつて厚床駅より北の別海町べっかいちょう標津町しべつちょうまで延びていた路線です。

昔は車がまだ一般的でなかったため、人々はどこに行くにも鉄道が重要でした。
しかし高度経済成長期になり自動車が普及してくると鉄道は苦戦を強いられるようになり、さらに沿線人口の減少もあって次々に鉄道は廃止されていったのでした。

牛乳の生産量日本一の町・別海町

別海町べっかいちょうは、牛乳の生産量日本一の町です。
また、人口1万4,000人におよぶ町民に対し、さらに4倍もの11万頭におよぶ牛さんたちが飼育され、暮らしています。
また、町内には明治・森永・雪印といった乳業に関する企業が存在しており、しかも人口も1万4,000人もあることから、北海道の東端にある「町」としてはかなり栄えている方の町だといえます。

「標津(しべつ)」は、「士別(しべつ)」と語源が同じ

ちなみに「標津しべつ」は、「士別しべつ」と語源が同じです。
アイヌ語で「大いなる川」という意味です。

なお士別市しべつしは、宗谷本線上にある、旭川市名寄市なよろしの間にある街です。

士別市については、以下の記事でも解説しておりますので、ご覧ください。

道北・宗谷本線の旅3 剣淵→士別→名寄 涼しき夏の農業・牧場の地
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別当賀駅~落石駅の景色! (浜中→根室)

これぞ、国内屈指のスーパー景色!?

花咲線・浜中→根室:別当賀~落石間の車窓(北海道)

花咲線・別当賀~落石間の車窓(北海道)

別当賀べっとが落石おちいしの間では、まさに国内屈指の車窓?ともいうべき最強の景色が登場します。
巨大な湿原と海の姿です。

花咲線・浜中→根室:別当賀~落石間の景色(北海道)

花咲線・別当賀~落石間の景色(北海道)

この景色に来ると、北海道に来て良かった~!!と心から思えてしまいます。

日本最東端の駅・東根室駅(廃止)へ

東根室駅は、2025年3月のダイヤ改正をもって廃止となりました。
本セクションは、2024年時点のものです。
しばらくそのまま残しておきます。

さらに根室方面へ向かうと、

  • 昆布盛駅こんぶもりえき
  • 西和田駅にしわだえき

を過ぎてゆきます。

花咲線・浜中→根室:西和田駅(北海道根室市)

西和田駅(北海道根室市)

そして、日本最東端の駅東根室駅ひがしねむろし(北海道根室市)に到着します。

花咲線・浜中→根室:東根室駅(北海道根室市)【廃止】

東根室駅(北海道根室市)【廃止】

東根室駅は、日本最東端の駅になります【※廃止】。
「あれ?日本最東端の駅って根室駅じゃないの?」 と思うことかもしれませんが、根室駅は西へ大きくカーブした位置に存在するため、東根室駅の方が日本最東端ということになるのです。

※注意 東根室駅が廃止となったことで、根室駅が日本最東端の駅ということになりました。

根室駅(根室市)に到着

東根室駅を過ぎたところで、北西へ線路は大きく曲がり、やがて

  • 終点・根室駅ねむろえき(北海道根室市)

に到着します。

次回は、納沙布岬へ

さて、次回は根室市の納沙布岬のさっぷみさきへと向かう行程となります。

今回はここまでです!

お疲れ様でした!

ちゅうい!おわりに

この記事は、「旅行初心者に教える」ことを目的として書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。
そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。
再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。
何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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