【縁結びパワースポットとは?】わかりやすく解説!

日本各地に存在する縁結びパワースポットについて、それぞれの基本から参拝の歴史まで、初心者の方にもわかりやすく解説してゆきます!

  1. 素敵なご縁を引き寄せる!日本各地の縁結びパワースポット
    1. そもそも「パワースポット」とは
  2. 縁結びの聖地・​出雲大社(島根県)
    1. 恋愛のみならず、ありとあらゆる「縁結び」を招く神社
      1. ​参拝方法の違い「二礼四拍手一礼」
      2. ​出雲大社に全国の神様が集まってくる神在月(かみありづき)=10月
  3. 京都の縁結び神社・貴船神社
    1. 縁結びを招く、貴船神社の「神聖な水」
      1. 和泉式部が夫と仲直りしたかった理由(喧嘩の理由)
      2. ​地名は「きぶね」 神社名に濁点がつかない神聖な理由
      3. 「水(=いい縁を呼び寄せるもの)が濁らないように」
      4. ​水の神社であるため、「汚れ」「濁り」を嫌う
    2. 貴船神社の「水」と「縁結び」:なぜそれぞれが繋がるのか?
      1. 理由​1:水はすべてを「浄化」し「流す」から
      2. ​理由2:魂を生き返らせる「氣生根(きふね)」の力
  4. ​埼玉県の縁結び神社・川越氷川神社
    1. 「小江戸」川越に存在する「縁結び神社」
      1. 素敵な伴侶を引き寄せる「縁結び玉」
      2. 縁むすび風鈴 「風が人の想いを運んでくる」信仰
  5. ​貴船神社(香川県・小豆島)
    1. 京都の貴船神社を勧請してきた「縁結び神社」
      1. 神様と祀り方
      2. 素敵な​ロケーションと「重ね岩」
  6. 縁結びの「お寺」
    1. 尾道・千光寺(広島県)
      1. 恋人の聖地
  7. 景色が素敵な各地の「縁結びパワースポット」
    1. 渡鹿野島(三重県)
      1. 島全体がパワースポット
    2. エンジェルロード(香川県・小豆島)
  8. 公的に認められた縁結びの聖地「恋人の聖地」
    1. 恋人の聖地とは?
      1. 公的に「デートやプロポーズに適した場所」と認められた場所
      2. 「恋人の聖地」の​主な特徴と魅力
      3. ​「恋人の聖地」ができた歴史的な背景
  9. 参拝作法の歴史(縁結び神社関連知識)
    1. 「二礼二拍手一礼」のルーツとは
    2. 時代ごとの「参拝作法」の変遷
      1. ​明治時代(1875年頃〜)の作法
      2. 昭和初め頃(1940年代)の作法
      3. ​戦後(1948年〜) 神社本庁により「正式に」決められる
      4. ​なぜこの「二礼二拍手一礼」が、平成期に一気に広まったのか?
      5. 昔の人は今ほど形式にこだわってはおらず、むしろ自由かつ敬虔に参拝していた
      6. ​例外的な神社もあります(作法)
  10. 「縁結び」の本当の目的とは
    1. 恋愛のみならず、ありとあらゆる縁を招く「縁結び」
    2. 縁結びの本当の広がり
      1. ​恋愛・結婚の縁
      2. ​仕事・商売の縁
      3. ​お金・豊かさの縁
      4. ​神道の観点「世の中の全ては、縁で決まる」
      5. ​「悪縁切り」もセットで大切
    3. 「縁結び」における心の持ちよう:神様への伝え方
      1. 素晴らしい「縁」を引き寄せるための「心構え」
  11. おわりに・まとめ

素敵なご縁を引き寄せる!日本各地の縁結びパワースポット

​いわゆる「縁結び」という行為によって、素敵なパートナー友人お仕事との出会いを願うのは、とても前向きで素晴らしいことですね!

日本には古くから「縁結び」で知られる場所がたくさん存在しますが、今回はなかでも特に人気のスポットをいくつかご紹介します。
それぞれの場所に宿るパワーを感じながら、リラックスして訪れてみるとよいでしょう。

そもそも「パワースポット」とは

​「パワースポット」という言葉は、実は1970年代から80年代にかけて広まった比較的新しい和製英語です。
つまり、日本だけの独自の英語というわけですね。
すなわち、

  • 大地のエネルギーが集中している場所
  • 神聖な気(エネルギー)が満ちている場所

のことを指します。
​したがって、神社パワースポットの代表格と言えます!

昔の人は、世の中にある山・滝・巨石といったあらゆるものや、あるいは不思議な光景が広がっているような場所に「神様が宿っている」と信じていました。
そのため、その特別なエネルギーが存在する場所を決して汚さないようにかこい、その上で神様まつるために社殿を建てたのが、いわゆる「神社」の始まりであるというわけです。

縁結びの聖地・​出雲大社(島根県)

​「縁結び」といえば、まずはこの出雲大社を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
旧暦の10月には日本中の神様が集まるとされる、まさに「聖地」です。

恋愛のみならず、ありとあらゆる「縁結び」を招く神社

この出雲大社においては、男女の仲(恋愛)はもちろんのこと、

  • 「お金」「友人」「仲間」「仕事」「運」

などといったあらゆる「ご縁」を結ぶ力が、非常に強いと言われています。
そのため、そんな「ご縁」を求める人々が全国各地から集まってくる人気スポットとなっています。

​参拝方法の違い「二礼四拍手一礼」

また、通常の神社のお参りする時の作法は「二礼二拍手一礼」ですが、出雲大社の場合では「二礼四拍手一礼」が正式な作法です。
つまり、拍手が2回のところを4回するというわけですね。

​出雲大社に全国の神様が集まってくる神在月(かみありづき)=10月

ちなみに出雲大社にとって重要なキーワードである神在月かみありづきとは、全国の八百万やおよろずの神々(様々なものに宿っている神様たち)が、島根県の出雲大社にへと集まってくる、「10月」の呼び名のことです。
逆に、その他の地域においては神様はいなくなってしまう(出雲大社へと行ってしまう)ため、神無月かんなづきと呼ばれるわけです。
すなわち、この月(10月)に出雲大社に各地から終結した神様たちは「人々の縁」について決める会議を行っているというわけです。

全国の神様が会議を開く時期に合わせて訪れるのも、神秘的で素敵ですね。

出雲大社については、こちらの記事(当サイト)でも解説していますので、ご覧ください。

京都の縁結び神社・貴船神社

次にご紹介するのは、京都の縁結び神社としてよく知られる貴船神社きふねじんじゃになります。

京都の貴船神社きふねじんじゃは、​平安時代の歌人、和泉式部も参拝したといわれる「結社ゆいのやしろ」が有名です。
すなわち、和泉式部が夫との復縁を願って参拝し、見事叶ったというエピソードがあるほどです。

縁結びを招く、貴船神社の「神聖な水」

貴船神社の神様は「水」をつかさどる神様として知られ、水に浮かべると文字が浮かび上がる「水占みずうらないいみくじ」は、カップルで楽しむのにはぴったりですね!
すなわち、ただのお願い事だけでなく、静かな森の空気の中で、二人の運勢を占うという体験が魅力です。

  • 水占みずうらないみくじ御神水ごしんすいに紙を浮かべると、なんと文字が浮かび上ってくるという不思議なおみくじです。
  • 結社ゆいのやしろ中宮ちゅうぐう本宮ほんぐうと奥宮の間に存在するおやしろのこと)に存在するこの場所は、古くから縁結びの神様として信仰されています。

このように、貴船神社においては、京都の奥座敷おくざしきならではの、りんとした空気を言葉で表現すると素敵ですよ。

和泉式部が夫と仲直りしたかった理由(喧嘩の理由)

​平安時代の「恋多き歌人」、和泉式部いずみしきぶ
彼女が貴船神社に参拝したのは、夫である藤原保昌ふじわらのやすまさとの仲がすっかり冷え切ってしまっていたからでした。
その​原因は、主に「心の離反」にありました。
すなわち、夫の足が遠のき、自分への愛情が薄れてしまった(別の女性の影や、仕事の多忙さなど)などといったことに深く悩んでいたようです。

そこを貴船神社参拝したことで、見事に夫との仲が改善されたということです。

​地名は「きぶね」 神社名に濁点がつかない神聖な理由

ちなみに、この貴船神社が存在する地名(周辺地域)はあくまで「きぶね」という読み方となっており、地名の読み方としてはこちらの方が一般的な呼称として定着しています。
しかし一方で、神社名は濁らない(濁点の付かない)「きふね」となっています。

すなわち、地名の「きぶね」とは異なり、神社名では「きふねじんじゃ」と濁らないのには、「水が濁らないように」という、信仰上深い理由が存在するからになります。

「水(=いい縁を呼び寄せるもの)が濁らないように」

​その最大の理由は、お祀りしている神様が「水の神様」だからです。
したがって、以下のような願いが込められています。

濁点だくてんは、「にごる」ということを連想させます。
すなわち、

  1. (素敵な縁を呼び寄せるための)きよらかな水が、いつまでもにごらず、
  2. み切ったまま」であるように

という祈りが込められているというわけです。

​水の神社であるため、「汚れ」「濁り」を嫌う

また、神道しんとうでは「にごる=けがれ」に繋がると考えられることがあります。
すなわち、神聖な水の力を保つためにも、あえて清らかな音である「きふね」と呼ぶのですね!

けがれ:清らかさが失われ、生命力が減退した状態のことです。

貴船神社の「水」と「縁結び」:なぜそれぞれが繋がるのか?

貴船神社きふねじんじゃといえば、やはり涼やかな川の流れや「水占すいせんみくじ」が有名ですね!

ではなぜ「水の神様」が、この「縁結び」にご利益があるのかについては、そこには日本人が古くから大切にしてきた様々な深い理由があるのです。

理由​1:水はすべてを「浄化」し「流す」から

​まず「縁結び」において、実は一番大切なのが「浄化」です。
例えば、

  1. それまでの悪い縁や、それまでの心のよどみを、一度水で綺麗に洗い流すことによって、
  2. 新しい良いご縁が入ってくるための「スペース」が、初めてそこに生まれる

というわけです。

したがって、清らかな水が湧き出る貴船神社においては、まずは自分自身をリセトしてから、その上です良縁を招くというのには最高の場所であるというわけです!

​理由2:魂を生き返らせる「氣生根(きふね)」の力

また、​貴船きふねの由来は「気が生じる根源(氣生根きふね)」からであると言われています。
すなわち、

  • あらゆる「気(エネルギー)」が「生」まれてくる、「根」源の地

というような意味となります。
すなわち、貴船神社は大地のエネルギーが次々と湧き出してくる場所として、古くから信仰されてきた歴史があるというわけです。

水は命の源です。
すなわち、一度は枯れかけた運気うんきや元気を、水の力によって「再生」させてくれるというわけです。
このように元気がみなぎることで、自然と「良い人」やチャンスといった「ご縁」を引き寄せる力が強まるというわけですね!

笑うかどには、福たる。

​埼玉県の縁結び神社・川越氷川神社

川越氷川神社かわごえひかわじんじゃは、約1,500年前に創建されたと伝わる、縁結びの神様として有名な神社です。

「小江戸」川越に存在する「縁結び神社」

​現在では「小江戸こえど」として人気を誇る川越(埼玉県川越市)に存在する、1500年以上の歴史を持つ神社です。

埼玉県川越市の観光・歴史などについては、こちらの記事(当サイト)でも解説していますので、ご覧ください。

素敵な伴侶を引き寄せる「縁結び玉」

この川越氷川神社においては、​「縁結び玉」とよばれる、身をきよめたなんとも不思議な小石を無料で配布していることでも知られています。
これは、​もし生涯の伴侶はんりょに出会うことがでたら、その時には「お返し」するという習わしがあります。

というのも、普通のお守りであれば1年で返納しますが、この(川越氷川神社の)縁結び玉は「運命の人」に出会うまでは、ずっと持っていて良いというわけです。

そして、

  1. 無事に二人が結ばれたときに、二人で神社へとお返しに行くと、
  2. 今度は二人の縁がより強くなるような、特別な「ひも」というお守りをいただける

というわけです。

縁むすび風鈴 「風が人の想いを運んでくる」信仰

また、川越氷川神社においては、夏には「縁むすび風鈴ふうりん」というものが飾られ、風鈴ふうりんの音が神社の境内けいだいへと響き渡る様子は、まさに日本の夏の風情ふぜいを感じさせますね!
昔の人は「風が人の想いを運んでくれる」と信じていたため、その音色はまさしく「神様に願いが届いた」合図とも言われているんですよ!

境内けいだいには可愛らしい仕掛けがたくさんあり、訪れるだけで心が躍りますね!

  • ​縁結び玉境内けいだい玉砂利たまじゃり巫女みこさんがきよめたお守りで、1日あたり20体限定の、非常に貴重なものです。
  • たいみくじ竿さおを使ってたいを釣り上げるおみくじは、見た目も楽しくてつい夢中になってしまいます。
  • 風鈴ふうりん回廊かいろう:夏にはたくさんの江戸風鈴えどふうりんが飾られ、音色とともに願いを届けてくれます。

​貴船神社(香川県・小豆島)

京都の貴船神社を勧請してきた「縁結び神社」

香川県の​瀬戸内海に浮かぶ小豆島しょうどしまに存在する貴船神社きふねじんじゃは、海を見下ろす絶景が魅力のパワースポットです。

小豆島貴船神社は、先述の京都の貴船神社から神様を分けていただいた(勧請かんじょうしてきた)神社となります。

勧請かんじょう:本宮から神様の御魂みたまを分けていただき、別の場所で新しくお祀りすることを言います。

神様と祀り方

また、小豆島の貴船神社においておまつりしている神様は、京都と同じく「高龗神たかおかみのかみ」とよばれる水の神様です。

京都の貴船神社は山の中にありますが、小豆島の貴船神社は海の景色が素晴らしい場所にあります。
したがって、同じ水の神様でも、小豆島では「海の安全」や「大漁祈願たいりょうきがん」としての信仰も強く、土地の個性が反映されていますね!

素敵な​ロケーションと「重ね岩」

青い海を背景にした鳥居は、見ているだけで心が洗われるような美しさです。

近くには落ちそうで落ちない不思議な巨岩があり、勝負強さや「縁を落とさない」パワーも授かれそうですね。

縁結びの「お寺」

尾道・千光寺(広島県)

千光寺せんこうじは、広島県・尾道市おのみちしに存在する、崖に張り付くように建てられた珍しいお寺です。
尾道の街を一望いちぼうできる高台に存在し、古くから「縁結び」のご利益りやくで知られています。

恋人の聖地

千光寺にはロープウェイで登ることができ、そこから見える瀬戸内海せとないかいの景色は絶景ですよ!

また、千光寺公園は後述する「恋人の聖地」に認定されており、デートスポットとしても最高ですよ!

景色が素敵な各地の「縁結びパワースポット」

渡鹿野島(三重県)

渡鹿野島わたかのじまは、三重県の的矢湾まとやわんに浮かぶ小さな島です。
対岸から船で数分で渡ることができ、日常を忘れてのんびり過ごすのにぴったりの場所です。

島全体がパワースポット

渡鹿野島は、上空から見ると島全体がハート型をしていることから、「ハートアイランド」と呼ばれています。

島内には「恋人の聖地」のモニュメントがあり、カップルで訪れて記念撮影をする人が多いですね。

エンジェルロード(香川県・小豆島)

​ここは、潮が引いた時にだけ現れる砂の道です。

大切な人と手を繋いで渡ると、願いが叶う

という言い伝えがあります。

すなわち、あくまで地理的な条件が重ならないと(つまり、運が良くないと)現れないという「奇跡の道」だからこそ、その瞬間に出会える喜びは素晴らしいものがあるというわけですね。

公的に認められた縁結びの聖地「恋人の聖地」

恋人の聖地とは?

各地に存在する「​恋人の聖地」とは、例えばプロポーズにふさわしいロマンチックな場所を認定するプロジェクトのことをいいます。
NPO法人地域活性化支援センターが主催しています。
この施策は、少子化対策地域の活性化を目的として、2006年から始まりました。

公的に「デートやプロポーズに適した場所」と認められた場所

「恋人の聖地」は、全国各地の観光施設や展望台などが、その対象となっています。
したがって、デートスポットとしての魅力が、公的に認められた場所であると言えますね。
すなわち、多くの人に「恋人の聖地」という名前を知ってもらい、実際に足を運んでもらうことが最大のゴールとなっています。

「恋人の聖地」の​主な特徴と魅力

  • モニュメントの設置:多くの場所に、記念撮影ができるプレートやベルが置かれています。
  • ​ロマンチックな演出夜景が美しい場所や、夕日がきれいに見える海岸などが選ばれやすいです。
  • イベントの開催:カップル向けの特別なキャンペーンやライトアップが行われることもあります。

​「恋人の聖地」ができた歴史的な背景

​もともとは、少子化という社会問題への対策として考案されました。
すなわち、

結婚を意識するきっかけを作りたい

という願いが込められています。

したがって、単なる観光地紹介ではなく、地域おこしと少子化対策を掛け合わせたユニークな取り組みであるということですね。
大切な人と一緒に訪れるだけで、特別な思い出になりそうでワクワクしますね!

穴場あなば:一般にはあまり知られていないけれど、実はとても良い場所のことをいいます。
人混みを避けて、ゆっくりと過ごしたい時に最適です。

参拝作法の歴史(縁結び神社関連知識)

「二礼二拍手一礼」のルーツとは

​神社を参拝するときの「二礼二拍手一礼」というよく知られた作法についてですが、実はその歴史は意外と最近で新しく、なんと全国的に統一されたのは戦後のことになります。
まるで「古くから決まっていた伝統」であるかのようもに感じられますが、あくまで今の形になるまでには、長い道のりがありました。

時代ごとの「参拝作法」の変遷

​明治時代(1875年頃〜)の作法

新たに明治政府神道しんとうの形式を整えていく中で、皇室こうしつの儀式などを参考にしながら「再拝(2回深くお辞儀じき)と拍手はくしゅ」という形が示されました。
しかし、当時は神社ごとにバラバラで、今のような統一されたルールはありませんでした。

昭和初め頃(1940年代)の作法

また、昭和の初め頃には当時の文部省が作法のマニュアルである「礼法要項れいほうようこう」を制定しました。
これにより、神社の拝礼はいれい(神様の前で頭を下げて礼をすること)として「二拝二拍手一拝」が推奨されるようになります。

しかしそれでも、一般の人々の間ではまだ「お寺のように手を合わせて静かに祈る」というスタイルが一般的でした。

​戦後(1948年〜) 神社本庁により「正式に」決められる

そして戦後になり、現在の神社をまとめている神社本庁じんじゃほんちょうが「神社祭式行事作法じんじゃさいしきぎょうじさほう」と呼ばれる「作法」についてまとめたものが定められました。

神社本庁じんじゃほんちょう:全国のほとんどの神社を包括している宗教法人のことです。

これによって、全国の神社を参拝するときにおける標準的な作法として、「二礼二拍手一礼」が正式に決まったというわけです。

​なぜこの「二礼二拍手一礼」が、平成期に一気に広まったのか?

​ちなみに、この作法が現在の私たち一般の参拝客にまで広く完全に定着したのは、実は平成に入ってからとも言われています。
つまり、昔の人は完全に「二礼二拍手一礼」という形で参拝していなかったというわけです。
平成期に入ってから、例えばテレビなどのメディアで「正しい参拝方法」として紹介される機会が増えたことで、一気に全国へと広まっていぅたのでした。

昔の人は今ほど形式にこだわってはおらず、むしろ自由かつ敬虔に参拝していた

​したがって、昔の人は今ほど形式にこだわってはおらず、むしろもっと自由に、それぞれの神様に対する敬虔けいけんな気持ちで神様に向き合っていたというわけです。
そのため、「作法を間違えたら失礼かも…」と不安になる必要はないわけですね。
大切なのは、心を込めてお参りすることであるといえるでしょう。

​例外的な神社もあります(作法)

​前にお話しした出雲大社のように、独自の伝統を守っている場所もあります。

神社名と作法一覧

  • 出雲大社(島根県):二礼四拍手一礼
  • 宇佐神宮うさじんぐう(大分県): 二礼四拍手一礼
  • 弥彦神社やひこじんじゃ(新潟県):二礼四拍手一礼
  • 伊勢神宮(三重県):神職の祭儀: 八度拝八開手はちどはいはちひらで

八度拝八開手はちどはいはちひらでとは、8回深くお辞儀をし、8回拍手をするという、神職しんしょくの方が行う非常に丁寧な拝礼のことです。

こうした​歴史を知っておくと、神社巡りがもっと奥深く、さらに楽しいものとなりますね!

「縁結び」の本当の目的とは

恋愛のみならず、ありとあらゆる縁を招く「縁結び」

また、「縁結び」の目的は単に恋愛成就れんあいじょうじゅだけではありません。
すなわち、その様々な目的は自分を取り巻くあらゆる「人・モノ・事」との繋がりを、より良く・より豊かにしていくことにあります。

​特に神道しんとうの考え方では、この世のすべては「ご縁」で成り立っていると考えられています。

縁結びの本当の広がり

​恋愛・結婚の縁

一番メジャーな縁結びの目的は、この「恋愛・結婚の縁」であるといえるでしょう。

例えば「好きな人と結ばれること」や、「今のパートナーと末永く仲良く過ごす」ということは、最も代表的な願いですね!
したがって、ここではお互いの魂をそれぞれ引き寄せ合い、絆を深めるためのパワーを授かることが目的となります。

​仕事・商売の縁

また、「仕事・商売の縁」を引き寄せることも、「縁結び」においてはとても大切になります。

例えば「良い仕事にめぐり合いたい」「信頼できるビジネスパートナーが欲しい」などといった願いも、立派な「縁結び」となります。
すなわち、「自分の才能を活かせるための場所」や「成功へと導いてくれる人」との出会いを引き寄せるというわけです。

​お金・豊かさの縁

そしてもう一つ大切なのが、「お金・豊かさの縁」ですね。

お金も「天下の回りもの」と言われるように、「人とのご縁」を通じて運ばれてくることが多いですよね。
このように、金運アップのための神様も、実は「お金との良いご縁」を結んでくださる存在であるというわけです!

​神道の観点「世の中の全ては、縁で決まる」

また、日本の伝統的な宗教である神道しんとうの観点からすると、良いご縁によって物事が生成・発展することを、「むすひ(結び)」と呼びます。
それは生命の誕生や、創造のためのエネルギーそのものを指します。

​「悪縁切り」もセットで大切

​そして、良いご縁を引き寄せるためには、自分にとってマイナスになる縁を整理することも重要です。
したがって、多くの縁結びスポットでは「縁切り」と「縁結び」がセットで語られることがよくあります。

  • ​悪縁を断つ:病気、悪癖、苦手な人、過去の執着などとの「縁切り」です。
  • ​良縁を呼び込む:上記の「縁切り」によって生じた「空いたスペース」に、新しい素敵な運気が流れ込むというわけです。

「縁結び」における心の持ちよう:神様への伝え方

​神社でお願い事をするときには、「〜になりますように」と丸投げするよりも、

〜するために、良いご縁を授けてください。私も努力します!

宣言する(誓いを立てる)形の方が、神様に届きやすいと言われています。

ダメな例:

  • 手っ取り早く、いい人と結婚させてください!!
  • 手っ取り早く、お金持ちにならせてください!!

こういうのは、神様からも嫌われますよね(当然ですが)。

素晴らしい「縁」を引き寄せるための「心構え」

そして、素晴らしい「縁」を引き寄せるための大切な「心構え」は、以下のようなものになります。

  • 恋愛なら:自分がもっと素敵になって、良い人と出会える機会を大切にすること。
  • 仕事なら:自分のスキルを磨き、チャンスが来たら逃さない準備をしておくこと。

​こうして前向きに行動するあなたを、神様はそっと後押ししてくださるのですね!

よい縁につながるよう、私たちも前に向きに行動・努力してゆきましょう!

おわりに・まとめ

​いかがでしょうか?

どの神社も、一歩足を踏み入れるだけで背筋が伸びるような、心地よい緊張感と癒やしがありますね。

こうした縁結びパワースポットを訪れる際には、単にお願い事をするだけでなく、神様に対して「今の自分がここにいられること」「平和に暮らせること」などに感謝を伝えることで、今後はさらにより「良いご縁」が舞い込んでくることになるかもしれませんね!

コメント