まずは原文から!
舞子(まいこ)の松の木の間(このま)より
まぢかく見ゆる淡路島(あわじしま)
夜は岩屋(いわや)の燈臺(とうだい)も
手に取る如(ごと)く影あかし
さらに読みやすく!
舞子(まいこ)の松の木の間(このま)より
まぢかく(間近く)見ゆる淡路島(あわじしま)
夜は岩屋(いわや)の灯台(とうだい)も
手に取る如(ごと)く影あかし
さあ、歌ってみよう!
♪まいこのまーつの このまよりー
♪まちかくみゆるー あわじしまー
♪よーるはいわやの とうだいもー
♪てにとるごとくー かげあかしー
(山陽本線)
神戸駅→兵庫駅→鷹取駅→須磨駅→舞子駅→明石駅→加古川駅→姫路駅→相生駅(旧・那波駅)→岡山駅→倉敷駅→福山駅→尾道駅→糸崎駅→三原駅→海田市駅→広島駅→西広島駅(旧・己斐駅)→五日市駅→宮島口駅→岩国駅→柳井駅→徳山駅→防府駅(旧・三田尻駅)
※鉄道唱歌に関係ある主要駅のみ表記
※鉄道唱歌のできた当時(1900年)は、防府駅(旧・三田尻駅)から先は開通していなかったため、徳山港から船で門司(九州)へ
須磨(すま)から西へ明石(あかし)方面へ進むと、海や淡路島(あわじしま)に近いエリアとなり、やがて舞子駅に着きます。
舞子(まいこ)とは、松原がきれいな海に面した景勝地です。
景勝地(けいしょうち)とは、景色が優れた場所という意味の言葉です。
舞子という名前の由来は、まるで松の木々が女の子が舞ってるかのような、その様子を表したものと言われています。
滋賀県にも、琵琶湖の西に「近江舞子(おうみまいこ)」という海水浴場がありますが、その近江舞子の地名はここ兵庫県の舞子のように松が美しい海岸という意味で付けられたそうです。
そして、舞子の向こう側には淡路島(あわじしま)が見えることになります。
歌詞にある岩屋(いわや)とは、舞子の対岸にある淡路島の地名です。
明石海峡大橋(あかしかいきょうおおはし)は 、世界最長(2022年まで)の吊り橋として有名です。
世界一長い橋という意味ではなく、吊り橋の中では世界最長という意味なので、間違って覚えないように注意しましょう。
そして、その長さは3,911mにも及ぶといわれています
しかし残念ながら、2022年にトルコに出来た新しい吊り橋に抜かれれてしまい、1位の座を明け渡してしまったようです。
淡路島は、いわゆる「国生み」の発祥の地として有名です。
国生みとは、古事記(こじき)や日本書紀(にほんしょき)に書かれた神話の中に登場する物語の1つです。
その物語の中において、「イザナミ」と「イザナギ」という二人の神様が国を産んだ、という風に言われてます。
イザナギ(伊邪那岐命)は男性の神様、イザナミ(伊邪那美命)は女性の神様です。
その子孫に天照大神(あまてらすおおかみ)がおり、さらにその子孫に神武天皇(じんむてんのう)がおり、さらにその子孫に歴代の天皇陛下がおられる・・・ので、イザナギ・イザナミは本当の歴代天皇の祖先ということになります。
イザナギとイザナミは、高天原(たかまがはら)の神に命じられて、国を産むように言われました。その生まれた国が、淡路島というわけです。
高天原(たかまがはら)とは、神話において、神様たちが住んでいる天空の世界のような場所のことです。
天皇陛下の祖先たるイザナギとイザナミに命令する神様って、どれだけ偉いんだよ・・・って感じですね(^^;)
イザナミという女性の神様は、多くの神様を産み落としたので、子宝祈願や子作りの神様としても現在でも信仰されています。
淡路島からはやがて、徳島県に至ります。
徳島県の近くでは、「鳴門の渦潮(なるとのうずしお)」が有名です。
鳴門の渦潮(なるとのうずしお)は、瀬戸内海(せとないかい)と紀伊水道(きいすいどう)の2つの海峡に挟まれているため、「片方は満潮」「片方は干潮」という状態になってしまいます。
この時に海面に高低差ができてしまうため、この高低差を埋めるために海水が衝突して回転運動が起こり、渦潮ができるといわれています。
鳴門の渦潮は、世界最大の渦潮と言われています。
なお、このブログではまだ四国地方について紹介・解説する機会が当分ないため、少し徳島県についてここで触れておきます。
鳴門線(なるとせん)に沿って南へ進むと、やがて徳島県の県庁所在地である徳島駅(とくしまえき、徳島県徳島市)に着きます。
徳島県にはいわゆる「電車」が存在しないため、徳島駅に停車する列車はすべて気動車となります。
徳島県徳島市では、いわゆる「阿波踊り(あわおどり)」 というお祭り行事が、伝統的に有名です。
「同じ阿呆なら踊らにゃ損損」
とというフレーズで有名ですね。
東京の高円寺駅(こうえんじえき、東京都杉並区)でも、「阿波踊り」の発車メロディーが流れています。これは高円寺に住む徳島出身者の方々が、高円寺の地元の方々に教えたことに由来するそうです。
鉄道のみで徳島県に行くためには、まず岡山駅まで新幹線で行き、さらに岡山から特急列車で徳島まで行く必要がありますが、明石海峡大橋 ができてから一気に高速バスでも行けるようになりました。
また、和歌山港からフェリーで徳島県へ向かう方法もあります。
四国地方については、今回はメインではないため、また別の機会に詳しく紹介・解説していきます。
注意
この記事は、「小学生の頃の私(筆者)に教える」というイメージで書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
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