鉄道唱歌 北海道編 南の巻第2番 北海道は、わが国の楽園!

まずは原文から!

四月に雪の消えしより
夏まで春の花さきて 
わが帝國(ていこく)の樂園(らくえん)と
人に呼ばるゝ北海道

もう少し読みやすく!

四月に雪の消えしより
夏まで春の花さきて 
わが帝国の楽園(らくえん)と
人に呼ばるる 北海道

さあ、歌ってみよう!

♪しがつにゆーきの きえしよりー
♪なつまではるのー はなさきてー
♪わがていこーくの らくえんとー
♪ひとによばるるー ほっかいどう

「都道府県魅力度ランキング」で常にトップであり続ける北海道

北海道は「都道府県魅力度ランキング」で2022年時点で14年連続でトップの座に君臨し続ける、まさに日本の楽園、パラダイスです。

歌詞の意味としては、
「北海道は、四月になってようやく雪も溶けて消える。
そして、冷涼な北海道では夏まで春の花が咲き続け咲き誇る。
北海道は、我が国(当時は大日本帝国)の楽園、パラダイスともいうべき、素晴らしい場所なのだ。」

3月になってもまだ雪が残っており、4月にようやく雪が消える。
そして、夏まで春の花が咲き続ける。

北海道は、わが日本国の楽園なのです!

「食の宝庫」わが国の楽園・北海道

北海道は、農作物の生産量が全国ダントツ1位であり、まさに「食の宝庫」です。
北海道はその冷涼な気候から、夏の涼しい環境で育ちやすい農作物が多く生産されます。例えば、ジャガイモなどがそうですね。ジャガイモは、夏の間は涼しい気候を好むので、北海道はそれに適した環境にあるといえます。
また、北海道で農業が盛んな理由は、とにかく土地が広いことですね。北海道には十勝平野(とかちへいや)、石狩平野(いしかりへいや)などの大きな平野が存在します。日本一広い平野は関東平野ですが、2位は十勝平野、3位は石狩平野と、上位3位の平野に2つも北海道が入ってるのだから、それだけ北海道の平野が広いかわかりますよね。

北海道で農業・酪農がとてもさかんな理由

日本列島は山岳地帯が多く、平地が確保しにくいため、農業が行える地域は限られてきます。また、平地が確保できても夏が暑すぎたりすると、涼しい環境を好む農作物や暑さが苦手な作物などは育ちません。
しかし、冷涼な気候でなおかつ平地も多い北海道であれば、そうした気候に適した農作物が大量に採れるわけですね。

また、北海道は酪農(らくのう)も全国ダントツ1位の素晴らしさです。
酪農(らくのう)とは、牛などを牧場で飼育し、生乳(せいにゅう)を絞り出して生産する産業です。この生乳は菌が多くてそのままでは飲めないため、加熱殺菌して販売されるものが、いわゆる我々が普段飲む牛乳(ぎゅうにゅう)となります。

なぜ北海道では酪農が盛んなのか。それは単純に、「牛は暑さに弱いから」。牛は高温多湿な環境に弱く、すぐ夏バテするそうです。また、北海道は冷涼なため、温暖な地域を好む農作物は育ちません。それに頭を悩ませた昔の農家の皆さんが、外国からの有識者の方によって「北海道は酪農に適している」との助言を受け、以後酪農が盛んになったのですね。
また北海道は土地がとても広く牧草もよく育ちますから、牛さんたちにとっても暮らしやすい環境であるといえます。

そして北海道は漁獲量でもダントツ1位です。
特にニシンやシャケといった魚は寒い海を好む傾向にあり、北海道ならではの海の恵みです。

数えきれないほどの、北海道の魅力

そして北海道の魅力といえば、やはり「観光」ですね。

函館山ロープウェイ、そして函館山からの夜景。
函館市内にある、巨大な星形建造物である五稜郭。
小樽運河など、歴史的建造物が多く残る小樽の景色。
北海道最大の都市、札幌市。さっぽろテレビ塔、札幌時計台、羊ヶ丘展望台、丘の上のクラーク。
旭山動物園、大雪山、摩周湖・・・。
洞爺湖、羊蹄山、支笏湖、襟裳岬。
日本最北端の地、宗谷岬。
札幌ラーメン、四季彩の丘、富良野ラベンダー畑・・・。

北海道の魅力は、挙げればキリがありませんね!
ランキングで常にトップに君臨し続けるのも納得というものです。

では、次回より本格的に北海道の旅となります!

注意
この記事は、「小学生の頃の私(筆者)に教える」というイメージで書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

コメント