鉄道唱歌 北陸編 第17番 妙義山は、とてもユニークな形の山

まずは原文から!

鉾(ほこ)か劍(つるぎ)か鋸(のこぎり)か 
獅子(しし)か猛虎(もうこ)か荒鷲(あらわし)か 
虚空(こくう)に立(た)てる岩(いわ)のさま 
石門(せきもん)たかく雲(くも)をつく

さらに読みやすく!

鉾(ほこ)か剣(つるぎ)か鋸(のこぎり)か 
獅子(しし)か猛虎(もうこ)か荒鷲(あらわし)か 
虚空(こくう)に立(た)てる岩(いわ)のさま 
石門(せきもん)たかく雲(くも)をつく

さあ、歌ってみよう!

♪ほーこかつるぎか のこぎりかー
♪しーしかもうこか あらわしかー
♪こくうにたーてる いわのさまー
♪せきもんたかくー くもをつくー

(信越本線)
高崎駅→安中駅→磯部駅→松井田駅→横川駅

(バス)
横川駅→軽井沢駅

※鉄道唱歌に関連する主要駅のみ表記
※横川駅~軽井沢駅は現在は廃止区間のため、路線バスのみ

磯部駅(いそべえき、群馬県安中市)を過ぎると、窓の前方には徐々に巨大かつ奇妙な形の山が姿を現すことになります。

妙義山

この非常にユニークな形をした山を、妙義山 (みょうぎさん)といいます。

その山容は、歌詞によればまるで(ほこ)・(つるぎ)・(のこぎり)のようなさまであるとしていやす。
また、獅子(しし)か猛虎(もうこ)か荒鷲(あらわし)か、などとも表現しています。

本当にノコギリのようにギザギザした形であり、また王様の冠(かんむり)が並んでいるかのような形にも思えます。

なぜこうした奇妙な形になっているのかについては、長年の風化(ふうな)、つまり雨や風にさらされたことが原因だとされています。
長年にわたり雨や風によってダメージを受けた結果、現代のような奇妙な形になったということですね。

妙義山

また、妙義山は榛名山(はるなさん)・赤城山(あかぎさん)と共に上野国(こうずけのくに)の三大名山として有名です。
これを上毛三山(じょうもうさんせん)といいます。

妙義山

妙義山の南には、上信電鉄(じょうしんでんてつ)の西端である下仁田町(しもにたまち)があります。
上信電鉄(じょうしんでんてつ)は、富岡製糸場(とみおかせいしじょう)のある群馬県富岡市(とみおかし)を経由します。

また妙義山の北東には、北陸新幹線の安中榛名駅(あんなかはるなえき、群馬県安中市)があります。
安中榛名駅は昼間の時間帯は2~3時間に1本の割合であり、北陸新幹線では比較的停車数の多い「あさま」号も、かなりの便がこの駅を通過します。
そのため、なかなかこの駅で降りるのは難しいと感じています。
これは青森県の北端にある北海道新幹線・奥津軽いまべつ駅(青森県東津軽郡今別町)と似ています。
奥津軽いまべつ駅も昼間の時間帯は2~3時間に1本しかないので(かなりの新幹線が通過)、行きたくてもなかなかこの駅にたどり着くのは難しいです。そのため、新幹線の秘境駅(ひきょうえき)とも言われます。
安中榛名駅も、新幹線の秘境駅(ひきょうえき)といってもいいかもしれません。

妙義山を左にみて信越本線をさらに進むと、松井田駅(まついだえき)を過ぎ、やがて横川駅(よこかわえき)に至ります!

注意
この記事は、「小学生の頃の私(筆者)に教える」というイメージで書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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