鉄道唱歌 北陸編 第18番 松井田を過ぎ、横川に到着 碓氷峠の難所に備える

まずは原文から!

あとに見かへる松井田(まついだ)の
松のみどりもかげきえて
はや横川(よこかわ)につきにけり
おりよ人々(ひとびと)水のみに

さらに読みやすく!

あとに見かえる松井田(まついだ)の
松のみどりもかげきえて
はや横川(よこかわ)につきにけり
おりよ人々(ひとびと)水のみに

さあ、歌ってみよう!

♪あーとにみかえる まついだのー
♪まーつのみどりも かげかえてー
♪はやよこかーわに つきにけりー
♪おーりよひとびと みずのみにー

(信越本線)
高崎駅→安中駅→磯部駅→松井田駅→横川駅

(バス)
横川駅→軽井沢駅

※鉄道唱歌に関連する主要駅のみ表記
※横川駅~軽井沢駅は現在は廃止区間のため、路線バスのみ

松井田駅(まついだえき、群馬県安中市)を過ぎて、碓氷川(うすいがわ)に沿い、妙義山(みょうぎさん)を左にみながら過ぎてゆきます。

松井田駅(群馬県安中市)
碓氷川と妙義山(群馬県安中市)
碓氷川と妙義山(群馬県安中市)

松井田駅を出ると、写真のような碓氷川(うすいがわ)と妙義山(みょうぎさん)の絶景が広がります。窓の左側に注意を向けておきましょう!

列車は信越本線を(しんえつほんせん)さらに西へ進むにつれて坂がきつくなり、どんどん上の方に登ってゆきます。
そして群馬県における信越本線の最西端の駅、横川駅(よこかわえき、群馬県安中市)に到着します。

横川駅(群馬県安中市)

横川駅(よこかわえき)といっても、広島県の横川駅(よこがわえき)とは若干読み方が違いますのでご注意ください。

群馬県→よこかわえき
広島県→よこがわえき

広島県の横川駅は、可部線(かべせん)との分岐駅です。可部線は遠く日本海側の島根県浜田市(はまだし)と広島市を結ぶことを夢見て建設された路線でした(実現には至らず)。

現在の群馬県内における信越本線はここ・横川駅までであり、ここから先、長野県の軽井沢駅(かるいざわえき)までは碓氷峠(うすいとうげ)という難所が控えています。

碓氷峠(うすいとうげ)の区間(横川駅~軽井沢駅)の間の鉄道は現代では廃止されているため、バスで行くことになります。
片道だいたい520円ぐらいで1時間程度で着きます。

横川駅の終端部分。ここから先は、碓氷峠の険しい山道だ

現代では、横川駅からは「アプトの道」という遊歩道になっていて、徒歩でかつて信越本線のあった廃線跡をゆくことができます。

横川駅で降りると、「峠の釜めし(とうげのかまめし)」というこの辺りでは重要な釜飯屋(かまめしや)さんがあります。

かつて明治時代の鉄道において、いわゆる「アプト式」だった頃は、一旦汽車からみな降りて、汽車の発車を待つ間に峠の釜飯を食べていたのです。

釜めしを食べた後は、現代ではバスに乗り、険しくカーブもとても多い碓氷峠を登って越えていくことになります。

明治時代の鉄道は、「アプト式」と呼ばれる当時としては斬新で画期的な(急な坂を登っていくための)技術によって、険しくきつい坂道の碓氷峠を登っていったのでした。

こちらは、次回解説をします!

注意
この記事は、「小学生の頃の私(筆者)に教える」というイメージで書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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