鉄道唱歌 北陸編の歌詞を、わかりやすく解説してゆきます!
白山神社・白山公園(新潟)の歴史などをわかりやすく解説してゆきます!
↓まずは原文から!
一つににほふ梅櫻
夏は凉しき日和山
鯛つる舟も目の前に
さらに読みやすく!
一つににほう 梅桜
夏は凉しき 日和山
鯛つる舟も 目の前に
さあ、歌ってみよう!
♪ひとつににおうー うめざくらー
♪なーつはすずしき ひよりやまー
♪たいつるふねもー めのまえにー
長岡駅→三条駅→東三条駅→加茂駅→矢代田駅→新津駅→亀田駅→越後石山駅→新潟駅
※鉄道唱歌に関連する主要駅などを表記
新潟市の公園・白山公園
今回も、新潟市についての話題となります。
新潟駅から越後線で一つ西へゆくと、
- 白山駅(新潟県新潟市中央区)
に到着します。

白山駅(新潟県新潟市)

白山駅(新潟県新潟市)
ここには、白山神社や白山公園が存在します。
石川県にある山・白山との関係
白山とは、加賀・石川県の南にあり岐阜県との県境をなす、標高2,702mの山岳信仰の山となります。
白山には、菊理媛神という女性の神様が祀られています。
これが、白山信仰の女性の神様と同一神(つまり同じ神様である)という風に信じられています。
わかりやすくいえば、白山には女性の神様がいるということです。
それは富士山に、コノハナサクヤヒメという女性の神様がいるのと似ています。
このように高く神々しい山々は、太古の昔から、神様が宿ると信じられていました。
また、山岳信仰という日本のオリジナル宗教である神道の信仰がありました。
また、山にこもって修行を行う、修験道という仏教の考え方と混じり合って、神仏習合ということになりました。
加賀国一宮・白山神社
そしてこの白山神社は、加賀国一宮とになります。
加賀国とは、現代の石川県のことです。
一宮とは、その国で最も位の高い神社のことです。
そして白山神社にはこの菊理媛神の他に、国を造ったことで知られるイザナミの神・イザナギの神も一緒に祀られています。
「イザナギ」とは、日本神話において日本という国を造ったとされる男性の神様です。
「イザナミ」は、女性の神様になります。
イザナギは、
- 天照大神(アマテラスオオカミ)
- 初代天皇の神武天皇
そして、現代の天皇陛下や皇族の方々の祖先であるとされています。
白山の神様である菊理媛神を、新潟へ勧請
白山の神様である菊理媛神を、加賀国(石川県)から新潟にまで勧請して祀ったものが、新潟県の白山神社となります。
勧請とは、神様を遠くからお招きすることです。
白山神社は、全国に存在します。
新潟県の総鎮守・白山神社
白山神社は、新潟県の総鎮守と言われています。
つまり、新潟県の守り神のような重要な存在です。
「日和山」とは?
日和山とは、船の安全のために人が立って、嵐が来ないかどうかを見定めるために登る、ちょっと高い山のことをいいます。
昔は、現代ほど天気予報が発展していませんでした。
そのため、船に乗って複数日にわたって航海するときは、海の天気を予測することは非常に重要でした。
また昔の船は、「蒸気船」や「動力船」などの自動で動く船とは違って、「風まかせ」で進む帆船が主流でした。
したがって、風の向きとは逆(逆風)にならないように、順風に進めるかどうかも重要でした。
順風満帆っていう言葉がありますが、これは追い風を十分に受け、物事が何もかも上手くいくという状態を言います。
昔の航海というものは、そのまさに順風満帆な状況をいかにうまく作り出すかのコンディションも重要だったのです。
そして日和山という地域は、新潟市の海岸近くにあります。
次回も、新潟市の解説をします!
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