今回は、なぜ「結婚」という制度が生まれたのか、また人類にとっての「結婚のメリット」は何だったのかを、わかりやすく解説してゆきます!
- はじめに:結婚の歴史について学んでゆきましょう!
- 結婚の歴史を、基本から詳しく!
- 結婚の歴史:なぜ始まった?
- そもそも「結婚」って何?
- 人類の歴史における「結婚」のメリットとは?
- 現在の結婚に求められるもの
- おわりに・まとめ
はじめに:結婚の歴史について学んでゆきましょう!
今や、私たちが当たり前に考えている「結婚」という制度。
しかし、その形や意味は、時代や文化によって、大きく変化してきました。
今回は、
ということについて、その歴史をさかのぼりながら、一緒に学んでいきましょう!
そしてそれは、生存戦略から政治、そして愛の形へと移り変わるという、壮大な物語となります。
きっと、現代の結婚の価値を再認識できるはずです!
結婚の歴史を、基本から詳しく!
なぜ人々は「結婚」をしてきたのか?
それは、人類にとってさまざまなメリットがあったからです。
今回は、その結婚制度がなぜ存在してきたのか、みてゆきましょう!
結婚の歴史:なぜ始まった?
結婚が始まった理由は、一つではないようです。
昔は、一人だと危険だった!
まず、誕生したばかりの初期の人類にとって、ナウマンゾウや暴漢などの外敵に囲まれながらも安定した生活を送るためには、とにもかくにもお互いの協力関係が必要でした。
昔は、今ほど便利な「家電」も無かった!
つまり、大昔は今みたいに
- 万全のセキュリティ・防犯体制
- ドラム式洗濯機やルンバみたいな、便利な家電
- Uber Eatsのような宅配サービス
- 家政婦・家事代行サービス
などの便利なサービスが存在していなかったわけです。
すなわち、
- まだ野生サバイバルだった時代における、大変な食料の確保
- 他の動物と比べると、圧倒的に大変な作業となる子育て
を、共同で行うことが人類の生存に有利だったためです。
昔はとにもかくにも「共同作業」が必要だった
このように、初期の昔の人類がみんなで集団で生活していく中で、
- 誰と誰が協力していくのかを、明確にするための仕組み
として、まさに結婚という形が自然発生したというふうに考えられているわけです。
これはまさに、人間が生きていくための知恵のようにも思えますね!
そもそも「結婚」って何?
ちなみに、そもそも結婚とは、
- 社会やその国の文化などによって公式に(法律などで)認められた、
- 恋愛関係などにある、当事者同士における、
- 永続的な結びつき
のことです。
結婚は、「法的な」義務を負う制度
すなわち、単なる恋愛関係ではなく、法的な権利や義務を伴うことが多いのが特徴です。
- 子孫を残す
- 財産を共有する
- 相互に助け合う
といった役割が期待されます。
文化や時代によって形は変わりますが、基本的な役割は「安定した共同生活」を築くことと言えそうです!
人類の歴史における「結婚」のメリットとは?
人類の歴史において、結婚は生存戦略として、非常に大きなメリットがありました。
それは、特に子育ての安定です。
ほかの動物と比べて大変な、人間の子どもを育てるため
すなわち、一人の親だけやっていくにははとても困難な、他の動物と比べて長期間にわたる子どもの養育と保護を、結婚によって両親や親族が協力して行えるようになったわけです。
また、結婚によって食料の共有や役割分担をすることなどにより、そのクニやムラなどといった集団・エリア全体の生存率(つまり「生き延びる」率)を高めるといった効果もあったのでした。
結婚は、まさに人類が厳しい自然界を生き抜くための、最強のチーム編成だったわけですね!
女性にとっての、昔の結婚の「メリット」
女性にとっては、力強い男性という保護者を得られることが最大のメリットでした。
すなわち、
- 暴漢などの外敵や、マンモス・クマなどの野生動物からの防衛
- スーパーや八百屋も無い時代の、食料の調達
- 防犯サービスや警備員も無い時代に、住みか・家を守ってもらえる
といった、今とは比べ物にならないくらい治安が悪く、不安定だった当時の生命を脅かす危険から、守ってもらえるという安心感は計り知れませんでした。
さらに、出産や子育てという、一時的に活動が制限される期間を安定して過ごすためにも、男性の力と支援は不可欠でした。
なんだか、命を守るための契約のようにも思えますね!
男性にとっての、昔の結婚の「メリット」
男性にとっては、結婚することで、以下に挙げる例のように、生活基盤の安定と仕事への集中が可能になったことが、大きなメリットでした。
昔の家事は、男性が一人でやるには非常に重労働でした。
- ガスも無かった時代に薪を割って、風呂を沸かす
- 洗濯機も無かった時代に、大量の洗濯物を、川まで運んで洗う
- 乾燥機も無かった時代に、それらの大量の洗濯物を乾かす
- 掃除機も無かった時代に、「すべてホウキなどによる手作業」による掃除
などといった、男性だけでは非常に手間と時間のかかる家事を、結婚によって妻が引き受ける形となっていたのでした。
そして、このことで、男性は
- 狩り
- 農作業
- あるいは仕事
といった、社会的な(お金を稼ぐための)活動に対して、全集中できていたのでした。
すなわち、こうした役割分担が、家族全体の生存率と生産性を高める最強の戦略だったのです。
したがって、結婚は人類の長い歴史において、お互いに足りない部分を補い合っていたというわけですね!
もし人類の歴史に「結婚」が無かったらどうなってた?
もし人類の歴史の中に、結婚という制度が存在しなかったら、
- 社会の安定性
- 子孫の生存率
は、それぞれ大きく下がっていたかもしれません。
すなわち、
- 親が誰であるか
- 財産を誰が受け継ぐか
といった問題が整理されず、集団内の争いが増えていたという可能性があります。
特に、人間の赤ちゃんは成長に時間がかかります。
そのため、安定した保護者が定まらないと、多くの子どもが生き残れなかったかもしれません。
確かに、結婚という枠組みがあったからこそ、私たちは今、ここにいるのかもしれませんね!
人間の赤ちゃんの成長に、時間と手間がかかる理由については、以下の記事でも解説していますので、ご覧ください。

結婚が政治利用されることはあった?
これは皮肉なことですが、結婚は人類の歴史上、非常に重要な政治利用の道具として、大いに活用されてきました。
そのうち、有名なのが政略結婚です。
政略結婚:当事者たち同士の恋愛感情によるものではなく、家や一族の利益などのために、親や権力者などが(なかば勝手に)取り決める結婚のことです。
主に、政治的・経済的な目的を達成するために行われます。
この政略結婚は、例えば、
- 国家間の同盟を結ぶ
- 有力な家同士の関係を強化する
などといった目的で、個人の意思(恋愛感情など)に関係なく進められてゆきました。
ムゴいような気もしますが、
- これによって戦争を回避したり、
- お互いの国家や家同士で、領土や財産などを獲得・共有したり
などといったことが可能となっていたのでした。
すなわち、結婚という行為は、
- 権力を持つ家にとっては、結婚は外交や支配を固めるため
- ひいては、戦争を回避したりするため
などといった、政治における最も強力な手段の一つだったというわけですね!
藤原道長などが、娘を天皇家と結婚させた理由は?
ではなぜ、我々もよく知っている摂関政治で有名な平安時代の藤原道長は、娘を天皇家と結婚させたのか。
それは、自身が出世するのに結婚を「政治利用」するためです。
彼は自身の何人もの娘を、天皇や皇太子と次々に結婚させてゆきました。
いわゆる、ハニートラップというやつでしょう。
ハニートラップ:色仕掛けを利用して、相手を誘惑し、相手(主に男性の偉い人)恋に落とすことで、政治に有利な秘密の情報などを聞き出したりする方法のことです。
すなわち、藤原道長は若くて美しい愛娘を天皇の側によこして(差し出して)、天皇がメロメロになったら、それはシナリオとしてはもう完璧です!
そして、これにより生まれた(藤原道長の孫にあたる)皇子が天皇として即位すると、自身は天皇の外祖父という、なんとも権威的な地位を得ました。
外祖父:自分(この場合は天皇)からみて母親(この場合は藤原道長の娘)の父親(この場合は藤原道長本人)、つまり母方の祖父のことです。
ちなみに、父方の祖父は「内祖父」と区別されます。
つまり、天皇のおじいさんだから偉いのだ!と威張れるわけですね。
この仕組みを、摂関政治と呼びます。
摂関政治を成功した藤原道長
望月の 欠けたることも 無しと思へば
藤原道長はこの関係を利用して、政治の中心である朝廷において、絶大な権力を握ることとなりました。
その結果として、華やかな藤原氏の時代を築いていったのでした。
すなわち、歴史的に結婚は個人の出世と一族の栄華に、まさしく直結していったわけですね!
人々が結婚した方が、国にとって管理しやすかった?
このように、人々が結婚して家族を持つことは、
- 国家が人々をうまく効率的に管理・統治し、社会を安定させること
という面でも、非常に有利な方向にはたらきました。
すなわち、結婚によって家族というまとまった最小単位ができることで、
- 税金の徴収
- 兵役の義務
といったものを課すときにおける基準が、(国にとっては)明確になったためです。
また、結婚という制度により、家族の存在が社会秩序と道徳の基盤となりました。
社会秩序:社会が混乱なく統制され、安定した状態にあること、およびその状態を維持するための制度や仕組みのことをいいます。
「結婚」で保たれてきた社会秩序
すなわち、このように結婚によって、家族がある意味、「お互いに監視し合う仕組み」ができていたというわけです。
- 家族の誰かが、犯罪を企てていないか(治安維持の面では非常に重要)
- 子どもが社会に迷惑をかけるような行動を企てないか
- また、親が子供の育児を放棄しないか
- 夫(管理職以上の重要ポスト)が転職を計画して、会社から離脱しようとしていないか
すなわち、結婚は国にとって、こうした人々の無秩序な行動を防ぐための抑止力にもなりました。
抑止力:相手や人々に対し、有害な行動を思いとどまらせる力や作用のことです。
すなわち、なにか悪いことをしようと思っている人々に対し、それを行うことを思いとどまらせるような力のことです。
したがって、結婚という制度は、国にとって国民や平和などを安定させるための、効率的なシステムの一つだったと言えますね!
もし「結婚」という制度が無いと、どうなってた?
国や民は、バラバラになりやすかったという可能性は高いです。
もし結婚という制度が(法律的に)存在しないと、国にとっては社会やコミュニティの最小単位である「家族」の定義が曖昧になり、国は管理をやりにくくなります。
すなわち、これにより
- 子育て
- 財産の相続
といったことに関する、責任の所在や権利が不明確になってしまいます。
これにより、社会秩序が混乱しやすくなるリスクがあります。
また、個々の人々がバラバラで孤立した状態では、国全体としての連帯感や協力体制を築くことが難しくなります。
そうなると、国の統治も困難になったでしょう。
すなわち、結婚は昔から、国と民をつなぐための、重要な絆だったというわけなのですね!
結婚が国にとって統治しやすい仕組みなら、それは会社にとっても同じ?
結婚による社会安定という側面は、会社や組織にも影響を与えていました。それが出世の条件にもなっていました。
すなわち、戦前や高度経済成長期の日本の企業では、既婚者であることが「一人前」として見なされる風潮がありました。
また、それが出世や昇進の暗黙の条件となっていた時代があります。
これは、結婚が
- 社会的な信頼
- 安定した生活を送る能力
を示すと考えられていたためです。
会社もすぐに辞めたり裏切ったりしない、安定した社員を求めていたと言えますね。
昔の会社では、「既婚者=信頼」と思われていた
今では考えれないことですが、ほんのちょっと昔は、以下のような理由で、上司の立場からすると、例えば以下のような人には、責任ある仕事は任せにくかったのでした。
- 独身で足軽であり、いつでも辞めて、ライバル他社に転職そうな人
- 会社への忠誠心が薄く、むしろ会社に不満を抱いている人
- その結果、ライバル他社に対して、自社の秘密情報を洩らしてしまいそうな人(もちろんこれは、以下の通り、今の世の中でやると違法です)
もちろん今は、不正競争防止法という法律で、会社の秘密情報はしっかり保護されることになっています。
不正競争防止法:企業が持つ「営業秘密」を保護するための法律です。
つまり、この法律では営業秘密の不正な取得・使用・開示などを禁止しているわけです。
そのため、
- 昔と違って、たとえ独身者であっても出世させたり、
- それによって、会社の秘密情報を握らせてあげることで、
- 会社の重大な意志決定に関わるような、責任あるポジションに就く
というケースも増えてきました。
意思決定:ある特定の目標達成のために、最適なものや行動を選ぶための行為です。
例えば、それは日常のほんの少しのささいな選択から、ビジネスにおける戦略的な判断まで、さまざまな場面で行われます。
したがって、現在の多くの企業においては、以前と比べたら
- 「独身=出世できない」
という構図は、もはや減りつつあります。
昔は一夫多妻制が認められていた?
また、一夫多妻制は世界各地の多くの文明や文化において、昔は確かに公的に認められていました。
すなわち、日本でも古代には一夫多妻制の形態が見られたとともに、特に身分の高い人々(例:貴族や武士)の間においては、側室を持つことが一般的でした。
側室:正室(正妻:つまり、メインのお嫁さん)以外に、公的に認められた、他の女性の配偶者のことです。
例えば、将軍や大名など身分の高い男性が、後継者を確保する・家柄を維持したりするために、側室を多く持つ傾向がありました。
家系を分散・維持する側面の「側室制度」
この一夫多妻制や側室制度は、上述の通り、例えば
- 家系を存続させる
- 子孫を増やし、勢力を拡大する
といった目的がありました。
家系:親子・兄弟など親子関係や血縁関係でつながる集団(家族や一族など)を指す言葉です。
これは、特定の地位や家業などを世襲する「血族集団」を意味します。
ちなみに、家系を分散させることで一族の系統が断絶するのを防ぐための有名な例として、徳川御三家があります。
この徳川御三家について詳しくは、以下の記事でも解説していますので、ご覧ください。

明治時代以降は、一夫一婦制に(一夫多妻制の廃止)
しかし、明治時代以降は一夫一婦制が法的に確立され(一夫多妻制の廃止)、現在に至っています。
すなわち、これによって社会の仕組みが大きく変わったことがわかりますね!
婚姻の自由の歴史
昔は今ほど婚姻の自由が無く、なかば無理矢理結婚させられていたことがあった?
昔は今のような自由恋愛とは違い、結婚・婚姻の自由がかなり制限されていました。
そのため、
- 本人の意思に反して結婚させられる
ということが、頻繁にあったのでした。
現在は、日本国憲法第24条により、婚姻はあくまで両性の合意に基づくとあります。
おそらくこれは、無理やり結婚させられることへの人権保護・配慮などもあるのかと推測されます。
「家」や「組織」の繋がりが優先された、昔の結婚
すなわち、特に身分の高い家や、財産を持つ家などにおいては、例えば
- 家同士の利益を優先する、「家と家の結びつき」
が、特に重視されたのでした。
すなわち、これは政略結婚や家同士の存続が目的だった、というわけです。
したがって、昔は親や家の長などといった家のリーダーが、子どもの相手を決めるという「既に決められた結婚」が一般的であった、というわけです。
昔は、好きな人と結婚したくても出来ない側面もあった
こうなると、
- 本当に好きな人と結婚できない
- 好きな者同士が遠くへ逃げるという「駆け落ち」などもおこる
などという、別の問題も起きていたのでした。
駆け落ち:一般的に、両親からの結婚反対などを理由に、恋人同士が互いの家を無断で離れて、2人で一緒にどこかへ逃げることです。
自由恋愛による結婚は、ごく最近になってからのこと
ちなみに、恋愛による結婚が自由に行えるようになったのは、比較的近代になってからです。
昔は、個人の自由よりも、むしろ家の存続の方が大切にされていた時代だったわけですね。
自由恋愛:主に本人の意思に基づいて、家や身分などの制約を受けることなく、恋愛関係を結ぶことです。
例えば、昔のように
- 結婚相手を親が決めていた
- 社会的な身分によって、恋愛が制限された
といった時代に、あえて当事者の自由な意思による恋愛関係を指す言葉として、この語が使われてきました。
現在の結婚に求められるもの
ここからは、現代の結婚について考えてゆきましょう。
さて、モノや便利さで溢れた現代。結婚のデメリットが数多くささやかれる中、あえて結婚するメリットは、一体何でしょうか。
令和の結婚の目的とデメリット
結婚相談所Presiaの来島美幸さんによれば、例えば令和の結婚に求められるものは、以下のものだとされています。
- つらいことがあったとき、パートナーがつきっきりで背中をさすってくれること
- 同じくつらいとき、愚痴につきあってくれて、ひたすら共感してくれること
- 仕事に疲れて帰ってきたとき、笑顔で迎えてくれること
これらは、例え年収1,000万円以上あったとしてもお金では到底買うことのできない価値であり、いわば「非金銭的価値」とされます(来島さんの言葉による)。
「ダブルインカム」や「やさしさ」などの安定性
令和の結婚のメリットは他にも、
- ストレスの多い現代、万が一どちらかが「うつ病」などで働けなくなったとき、どちらかの収入でカバーできる「ダブルインカム」にできること(共働き)
- AI異性や推し活でも代替できない、生身の異性と愛し合える「ぬくもり」
ダブルインカム:1つの世帯に2つの収入源がある状態を指し、特に夫婦における共働きを意味することが多いです。
精神的な「安全基地」の確保
現代の結婚がもたらす最大のメリットは、何よりも感情的なサポートと安心感です。
すなわち、社会や仕事でつらいことがあったとき、パートナーが一番の理解者となってくれます。
これらの要素、いわゆる「非金銭的価値」は、例えば一時的な癒やしではなく、それこそストレスの多い現代を生き抜くために必要な、精神的な「安全基地」となります。
例えば、仕事に疲れて帰宅したとき、温かく笑顔で迎えてくれる人がいるだけで、心がどれほど軽くなることか。
この「愛されている」という実感は、孤独や不安を打ち消すための、まさに最強の力となりますね!
生活の「経済的リスク」を分散できる
また、経済的な安定も大きなメリットです。
すなわち、共働き(ダブルインカム)は、現代の不確実な社会における強力なセーフティネットとなります。
- 万が一、夫婦のどちらかがうつ病などにかかり、長期にわたって働けなくなったとき
- 不安定な令和にありがちなリストラなどにより、収入が途絶えたとき
この場合、もしもう一人の収入があれば、それによって(もう一人が新しい就職先が決まるまでの)生活をカバーすることができます。
そのためこれは、一人で生活している場合には不可能な、大きな安心感です。
このように、お互いが助け合えるという経済的な仕組みは、現代の結婚において、非常に現実的なメリットと言えるでしょう。
AIや「推し活」では得られない「生身のぬくもり」
そして、結婚の最大のメリットは、AIや推し活などでは決して代替できない、生身の人間との「ぬくもり」です。
例えば、
- 身体を寄せ合い、
- 感情をぶつけ合い、
- 愛し合う
といった行為は、AIや推し活、またレンタル彼氏(彼女)などといった手段では得られることはできないわけです。
すなわち、生身のパートナー同士でしか得ることはできない、というわけですね。
「人間との結婚」だからこそ得られるモノ
すなわち、
- 肌の温かさ
- 体温を感じる安心感
これらは、人間の最も根源的な欲求を満たし、また自己肯定感を高めてくれることにつながります。
たとえ今後、どれだけデジタル技術が進んだとしても、人間が人間を求めるというぬくもりは、結婚という形でしか得ることができない、最高の宝物なのかもしれませんね!
最終的には、結婚はあなたの「自由」
そして結局は、
- 結婚したい人や、結婚によって幸せが得られるタイプの人は、結婚すればよい。
- 結婚したくない人や、「最強のぼっち」を極めているような人は、無理に結婚しなくてもよい。
- 結婚できない人も、無理に結婚しなくてよい。他人の「のろけ話」や「SNSの幸せそうな結婚生活」を、羨ましがったりする必要はない。
すべて、あなたの意思次第です!
おわりに・まとめ
結婚の歴史を学んでみて、いかがだったでしょうか。
すなわち、結婚は、
- シンプルに、個人の愛の結びつき
- 社会を安定させるための、強力なシステム
という、二つの大きな側面を持っていたことが理解できたかと思います。
すなわち、
- 昔は、政略や生存のため
- 現代は心のぬくもりや経済的安定のため
に存在しているというわけです。
時代と共に、結婚の役割や目的は異なるというわけでした。
しかし、たとえ時代や形は変わったしても、人々が共に生きることを選ぶこの「絆」は、やはり大切なものですね!
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