まずは原文から!
水をはなれて六丈(ろくじょう)の
高さをわたる鐵(てつ)の橋
すぐればこゝぞ大河原(おおかわら)
河原(かわら)の岩のけしきよさ
さらに読みやすく!
水をはなれて六丈(ろくじょう)の
高さをわたる鉄(てつ)の橋
すぐればここぞ大河原(おおかわら)
河原(かわら)の岩のけしきよさ
さあ、歌ってみよう!
♪みーずをはなれて ろくじょうの
♪たかさをわたるー てつのはしー
♪すぐればこーこぞ おおかわらー
♪かわらのいわのー けしきよさー
(関西本線/大和路線)
木津駅→加茂駅
(関西本線)
加茂駅→笠置駅→(木津川橋りょう)→大河原駅→月ヶ瀬口→伊賀上野駅→佐那具駅→柘植駅→(鈴鹿峠のトンネル)→関駅→亀山駅→四日市駅→桑名駅→長島駅(→至・名古屋駅)
※鉄道唱歌に関連する主要駅のみ表記
※正式名称は「鉄道唱歌 関西・参宮・南海編」です。記事タイトルの便宜上、このようなタイトル(関西編)とさせていただいております。ご了承ください。
笠置駅(かさぎえき、京都府相楽郡笠置町)を過ぎると、木津川橋梁(きづがわきょうりょう)というとても大きな橋を渡ります。
木津川橋梁(きづがわきょうりょう)は明治時代に作られた、とても高い位置を走る大きな橋です。
歌詞には「水を離れて六丈の高さ」とあります。
一丈とは、約3mのことを言います。
6丈×3m=約18mです。
つまり、木津川橋梁の高さ最大で18mにも達するといえます。
高さ18メートルというと、6階建てビルの高さに匹敵するので、相当高いです。
1階分の高さが約3mですから、これで計算すると6階建ての高さということになります。
また、木津川橋梁は、「トラス式」とよばれる構造をしています。
「トラス式」とは、三角形(△)(▽)を交互に重ね合わせて造る、明治時代の建築物によくみられる構造です。
トラス式のメリットとして、非常に頑丈に造ることができます。しかしデメリットとして、複雑が構造で、コストも高くなります。
いくらコストをかけてでも、頑丈な橋を造りたい場合に、トラス式の橋が採用されるのでしょう。
木津川橋梁(きづがわきょうりょう)を渡ると、歌詞にあるように、大河原駅(おおかわらえき、京都府相楽郡南山城村)に到着します。
大河原駅は、駅のすぐ手前に木津川の美しい景色があり、歌詞にあるように河原の景色がとてもよいものになります。大河原駅を降りて、木津川の向こうへ橋(恋路橋)を渡ると、そこにはなんと「北海道」という地名があります。
これはすごいです。
なので、関西地方からてっとり早く北海道に行きたい場合は、大河原駅で降りればよいです(^^;)
真面目な話をすると、北海道の鉄道旅行するには「鉄道唱歌 北海道編」が優れた教材として役に立ちます。本サイトでも「鉄道唱歌 北海道編」について全番わかりやすく解説していますので、是非ご覧ください。
大河原駅の近くには旧大和街道(やまとかいどう)も通っております。
大和街道とは、江戸時代に多くの人々が伊勢方面へ参拝などのために徒歩または馬で通った道のことです。もちろん、伊勢方面から奈良へ向かう人々も通ってきた道ということにもなります。
南にある初瀬街道(はつせかいどう)とは別です。初瀬街道は三重県名張市(なばりし)を通るので、どちらかというと近鉄大阪線に沿った街道ともいえます。
次は、月ヶ瀬口駅(つきがせぐちえき)、そして伊賀上野駅(いがうえのえき)に止まります!
注意
この記事は、「小学生の頃の私(筆者)に教える」というイメージで書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
コメント