まずは原文から!
西には望(のぞ)むアルプスの
嶺(みね)には斑(はだれ)の雪景色(ゆきげしき)
めでつゝ語る程(ほど)もなく
村井(むらい)を過ぎて松本市(まつもとし)
さらに読みやすく!
西には望(のぞ)むアルプスの
嶺(みね)には斑(はだれ)の雪景色(ゆきげしき)
めでつつ語る程(ほど)もなく
村井(むらい)を過ぎて松本市(まつもとし)
さあ、歌ってみよう!
♪にしにはのーぞむ アルプスのー
♪みねにははだれの ゆきげしきー
♪めでつつかーたる ほどもなくー
♪むらいをすぎてー まつもとしー
(篠ノ井線)
塩尻駅→村井駅→松本駅→田沢駅→明科駅→西条駅→聖高原駅→冠着駅→姨捨駅→稲荷山駅→篠ノ井駅
(信越本線)
篠ノ井駅→川中島駅→長野駅
※鉄道唱歌に関連する主要駅のみ表記
列車はこれより、塩尻駅(しおじりえき、長野県塩尻市)を北へ進みます。
つまり、塩尻駅で中央線から篠ノ井線(しののいせん)に乗り換え、松本・長野方面へ向かってゆくという流れになります。
今回は中央線メインの旅なので、篠ノ井線はあくまで「寄り道」という扱いになります。
塩尻駅では約15分ほどの停車時間がある場合があり、「青春18きっぷ」「北海道&東日本パス」などで旅行されている方は、迷わず途中下車しましょう。
改札口の外すぐに「ニューデイズ(New Days)」があるので、簡単な買い物・休憩などができます。
塩尻駅を出て松本方面へ進むと、窓の左側(西側)には北アルプス(飛騨山脈)の景色が広がります。
やはり2,000m~3,000級の山々だけあって、峰には雪を被った景色になります(夏を除く)。
その中でも特筆すべきなのが、日本第3位の山である穂高岳(ほだかだけ、標高3,190m)です。
穂高岳(ほだかだけ)は、簡単に言うと日本で三番目の山です。
もっと言うと、日本で三番目に高い奥穂高岳(おくほだかだけ、標高3,190m)を擁する山系・連峰が、穂高岳ということになります。
「穂高岳」といっても、「穂高岳」という単独の山が存在するわけではなく、「奥穂高岳」を最高峰とする数々の山々からなる連峰(れんぽう)になります(まとめて「穂高岳」という)。
なので
「奥穂高岳の高さ」=「穂高岳の高さ」=「3,190m」
と理解しておけばいいでしょう。
また、穂高岳は「飛騨山脈最高峰」でもあります。
つまり、日本の屋根ともいうべき日本最大級の山脈である飛騨山脈(ひださんみゃく)で最も高い山が「穂高岳」なのだから、凄いですよね。
そしてもう一つ特筆すべき山が、穂高岳のやや北にある、日本第5位の「槍ヶ岳(やりがたけ)、標高3,180m」です。
槍ヶ岳(やりがたけ)はその名の通り、まるで槍(やり)のようにとんがった山であり、それだけ尖(とが)っていると山の斜面がとても急になります。なので梯子(はしご)がないと登るのはかなりきついものとなっています。登山者にとっても槍ヶ岳は難易度が高く、また憧れの的でもあるでしょう。
あの急な形の槍ヶ岳に登れる人達がスゴいなぁ、って思います。
このように、飛騨山脈には3,000m級のすごい山々が連なっています。
日本一高い山は、言うまでも無く富士山の3,776mです。もはや説明する必要はないですね・・・。
では日本で二番目の山は?となると、即答できる人の割合は富士山に比べたら減ってしまうかもしれません。
日本で二番目の山は北岳(きただけ)であり、標高3,193mあります。山梨県甲府市の西側にそびえ立つ山々です。ただしこちらは富士山のような単独で独立して立つ山ではなく、数々の3,000m級の山々・連峰(れんぽう)の中においてヒョコッと突き出た高い山、といった感じになります。
また、北岳は富士山と違って火山ではないので、火山ではない山としては北岳は日本一の山になります。
三番目は先述の通り、穂高岳(奥穂高岳)の標高3,190mになります。
こうした西にのぞむアルプスの景色を褒めている暇もなく、村井駅(むらいえき)、平田駅(ひらたえき)、南松本駅(みなみまつもとえき)と過ぎてゆきます。
(いずれも長野県松本市の駅です。)
やがて、村井駅を過ぎると、低予算旅行では重要になる平田駅(ひらたえき、長野県松本市)に着きます。
平田駅には「青春18きっぷ」ユーザーの強い味方である、「快活CLUB松本南店」があります。駅直結で便利です。
ここはスーツさんが2019年夏に行われた「日本一周シリーズ(予算制限が厳しい低予算旅行)」で、なんと2回も利用された場所になります。
恐らく、スーツさんも無名時代(学ランで1日の旅費がわずか2,000円、しかも食パンしか食べられなかった時代)には、この「快活CLUB南松本店」に何度も来られたことでしょう。
スーツさんの聖地といってもいいかもしれません。
快活CLUB南松本店は、完全鍵付個室が夜間8時間パックで2,340円であり、「青春18きっぷ」「北海道&東日本パス」との相性も抜群で、かなりありがたい存在となります。
しかし、快活CLUBで夜間8時間パックを利用するには、いくらか注意点があります。
まず夜間8時間パック2,340円でいく場合は、店に早く着きすぎない必要があります。
例えば夜20時に店に着いてしまった場合は、朝4時には出なければなりません。
また、8時間を過ぎてしまい9時間パックに移行してしまうと(快活CLUBはパック料金自動移行制)、料金が一気に跳ね上がる可能性があります。
例えば松本南店の場合は8時間2,340円→9時間2,770円に跳ね上がるので、注意しなければなりません(2024年1月現在)。
なので、できれば松本駅周辺のスタバあたりで夜9時くらいまで時間を潰し、23:00の時間を狙います(すると、翌朝7時まで8時間パック料金で済むようになり、節約できます)。
また平田駅直結とはいえ、この時間(夜遅く)にもなるとかなり暗く人通りも少なくなっているので、夜道は若干気を付けなければいけません。
また、シャワーの利用自体は無料ですが、近年ではどの店舗もタオル代が別途330円かかるケースも多くなってきました(以前はタオルが無料貸出で自由に使えた)。
以前はタオルの使用も無料貸出だったのですが、今は原材料価格や人件費の高騰などが原因で330円となりました。
自前でタオル持っていくのであればいいのですが、持っていくとさすがに旅行には荷物が重くなるので、必然的にタオル購入することとなります。
私は、旅であまりにも疲れすぎて、快活CLUBのシャワーすら面倒くさくなったときは、個室内でウェットティッシュペーパーで体を丁寧に拭いたりしていました(それでもやはり体はベトベトするので、やはりシャワーは浴びた方がいい)。
なので快活CLUBと松本駅周辺のビジホ(ビジネスホテル)と二択になるかもしれません。
もし松本市内のホテル代が6,000円程度であれば、ホテルの方が(チェックアウトの時間さえ守れば)何時間使っても料金は同じで、しかも風呂とかいくら入っても自由自在なので、もう2,000円払えるならばホテルの方がコスパが良い場合もあります。
コスパに応じて(体力にも応じて)、快活CLUBにするかホテルを選択するか、ベストな選択肢を検討しましょう。
ほどなくして、松本駅(まつもとえき、長野県松本市)に到着します。
注意
この記事は、「小学生の頃の私(筆者)に教える」というイメージで書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
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