中央線鉄道唱歌 第49番 川中島や善光寺を巡り、再び塩尻へ ここから木曽路に

まずは原文から!

川中島(かわなかじま)や善光寺(ぜんこうじ)
巡(めぐ)る名どころ數(かず)盡(つ)きて
又(また)立ち歸(かえ)る鹽尻(しおじり)の
驛(えき)より道は西南(にしみなみ)

さらに読みやすく!

川中島(かわなかじま)や善光寺(ぜんこうじ)
巡(めぐ)る名どころ数尽(かずつ)きて
又(また)立ち帰る塩尻(しおじり)の
駅より道は西南(にしみなみ)

さあ、歌ってみよう!

♪かわなかじーまや ぜんこうじー
♪めーぐるなどころ かずつきてー
♪またたちかーえる しおじりのー
♪えきよりみちはー にしみなみー

(篠ノ井線)
塩尻駅→村井駅→松本駅→田沢駅→明科駅→西条駅→聖高原駅→冠着駅→姨捨駅→稲荷山駅→篠ノ井駅

(信越本線)
篠ノ井駅→川中島駅→長野駅

※鉄道唱歌に関連する主要駅のみ表記

篠ノ井駅(しののいえき、長野県長野市篠ノ井)からは信越本線に乗り換え、川中島・長野方面へと向かってゆきます。

そして長野県の県庁所在地、長野市の名所である川中島(かわなかじま)や善光寺(ぜんこうじ)など、長野市の有名どころをめぐります。

やがて、もはや巡る名所も数尽きてしまい、再び篠ノ井線(しののいせん)で塩尻(しおじり)まで戻ってきて、塩尻駅からその先は、中央西線(ちゅうおうさいせん)・木曽路(きそじ)の旅になる、という流れになります。

善光寺(ぜんこうじ)とは、長野市を象徴するお寺になります。すなわち、長野市は善光寺を中心に発展してきた街、つまり「門前町(もんぜんまち)」ということになります。門前町とは、お寺に参拝する参拝客の皆さんや、宗教関係者に対して飲食や宿泊、生活必需品のサービスを提供する店などで栄える町のことをいいます。

善光寺には、「日本最古の仏像がある」という風に言われています。それは飛鳥時代という、めちゃくちゃ古い昔からある仏像と伝えられます。
飛鳥時代に本田善光(ほんだ よしみつ)が大阪の難波あたりで拾った仏像といわれ、それが「善光寺」の名前の由来となっています。
また、秘仏(ひぶつ)であり、厳重に扉がかけられ、誰も見ることはできません。それだけ神聖であるということですね。

昔は「一生に一度は善光寺参り」と言って、江戸時代の人からすれば善光寺は憧れの的だったわけです。

元々、北国街道(ほっこくかいどう)の善光寺宿(ぜんこうじしゅく)という宿場町があり、そこで女人禁制にもかかわらず女性にも人気がありました。

詳しくは鉄道唱歌 北陸編のところでも解説していますので、興味ある方は以下を御覧ください。

鉄道唱歌 北陸編 第29番 長野に到着!一生に一度は訪れたい「善光寺参り」の街

また、長野市のやや南東には、戦国時代の「川中島の戦い」で有名な川中島古戦場(かわなかじまこせんじょう)がありました。
長野駅から松代(まつしろ)方面のバスに乗って、約30分ほどで川中島古戦場まで行くことができます。
川中島の戦い」は、かつて戦国時代最強と呼ばれた上杉謙信(うえすぎ けんしん)と武田信玄(たけだ しんげん)の戦いということで有名です。
上杉謙信と武田信玄が生きている間は、あの織田信長ですらまともに太刀打ちできませんでしたから、まさに最強対最強のライバル対決だったのです。

「川中島の戦い」は合計で5回行われましたが、明確な勝敗が決定せず、どちらが勝ったのかについては現代に至るまで議論が続けられています。
これは北陸のところでも話した通りです。

詳しくは鉄道唱歌 北陸編のところでも解説していますので、興味ある方は以下を御覧ください。

鉄道唱歌 北陸編 第28番 「川中島の戦い」 最強のライバル同士が戦った古戦場

川中島善光寺など長野市の観光を終わると、冒頭にも述べたように、また歌詞にもある通りめぐる名所が数尽きてしまったということで、再び篠ノ井線に乗り、松本・塩尻方面へ戻ります。

塩尻駅(長野県塩尻市)。オレンジ色は、JR東海が主体の中央西線であることを示す

塩尻駅からは、中央西線(ちゅうおうさいせん)に乗り換え、木曽路(きそじ)の旅になります。
そして木曽福島(きそふくしま)・岐阜県の中津川(やかつがわ)・多治見(たじみ)を経由し、そしてゴール地点の名古屋方面へ向かっていくことになります。

これからは、険しい木曽路に入ってゆくことになります。
中央西線は普通列車は2~3時間に1本程度しかなく、また途中の木曽福島駅まではコンビニ店やスーパーなどもあまり無いため、食糧品の買い物できるスポットもあまり期待できません。
なので、塩尻駅改札口にあるコンビニ店「ニューデイズ(New Days)」で、必ず買い物を済ませておきたいところです。
昼ごはん・水・マスク・ティッシュ・電池など、できる限り塩尻駅のニューデイズで買っておけば無難でしょう。

次回より、いよいよ中央西線木曽路の旅になります!!

注意
この記事は、「小学生の頃の私(筆者)に教える」というイメージで書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
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