まずは原文から！
松戸（まつど）をおりて國府の臺（こうのだい）
ゆけば一里（いちり）に足らぬ道（みち）
眞間の手兒名（ままのてこな）が跡（あと）といふ
寺（てら）も入り江（いりえ）ものこるなり
さらに読みやすく！
松戸（まつど）をおりて国府の台（こうのだい）
ゆけば一里（いちり）に足らぬ道（みち）
真間の手児奈（ままのてこな）が跡（あと）という
寺（てら）も入り江（いりえ）ものこるなり
さあ、歌ってみよう！
♪まつどをおーりて こうのだいー
♪ゆーけばいちりに たらぬみちー
♪まーまのてこなが あとというー
♪てーらのいりえも のこるなりー
（常磐線）
仙台駅→（※注1）→岩沼駅→相馬駅（旧・中村駅）→原ノ町駅→浪江駅→双葉駅（旧・長塚駅）→富岡駅→木戸駅→広野駅→久ノ浜駅→いわき駅（旧・平駅）→内郷駅（旧・綴駅）→湯本駅→泉駅→勿来駅→大津港駅（旧・関本駅）→磯原駅→高萩駅→日立駅（旧・助川駅）→常陸多賀駅（旧・下孫駅）→水戸駅→友部駅→石岡駅→土浦駅→松戸駅→北千住駅→南千住駅→日暮里駅（※注2）
※鉄道唱歌に関連する主要駅のみ表記
※注1 仙台駅→岩沼駅は東北本線の区間
※注2 当時は田端駅が終端
千葉県松戸市（まつどし）は、千葉市、船橋市に次いで千葉県第3位の人口を誇る街です。
あのドラッグストア｢マツモトキヨシ｣の発祥地（かつ本社所在地）も松戸市であり、初代社長の松本清（まつもと きよし）さんによって1932年に設立されました。
｢国府台（こうのだい）｣とは、かつて下総国（しもうさのくに）の国府（こくふ）があった場所です。
国府（こくふ）とはその国の政治（行政）の中心機関のことであり、現代でいうところの県庁にあたります。
松戸市は千葉県市川市（いちかわし）のやや北にある街ですが、国府台はおおよそ松戸市と市川市の間くらいの江戸川沿いの位置にあります（やや市川市寄り）。
歌詞に合わせて言うならば、｢ゆけば1里に足らぬ道｣とありますので、松戸駅から約3km南ということになるでしょう。
下総国（しもうさのくに）とは、千葉県の北部の地域にあたります。
一方で、上総国（かずさのくに）は千葉県の中部～やや南側、安房国（あわのくに）は房総半島の最南端部分になります。
千葉県市原市（いちはらし。市川市とは異なる）・君津市（きみつし）・木更津市（きさらづし）・茂原市（もばらし）・大網白里市（おおあみしらさとし）・勝浦市（かつうらし）などは、上総国の領域に入ります。
千葉県館山市（たてやまし）や南房総市（みなみぼうそうし）、鴨川市（かもがわし）などは、安房国の領域になります。
（鴨川市の一部地域は上総国に含まれます）
房総半島（ぼうそうはんとう）の名前の由来は、安房国の｢房｣と、上総国・下総国の｢総｣を合わせたものとなります。
また、総武線（そうぶせん）の名前の由来は、上総国・下総国の｢総｣と、武蔵国（むさしのくに。現在の東京都および埼玉県。ここでは主に東京都）の｢武｣を合わせたものになります。
｢真間の手児奈（ままのてこな）｣は、千葉県市川市の国府台地域に伝わる、伝説の女の子です。
｢真間（まま）｣とは、千葉県市川市にある地名です。京成本線・市川真間駅（いちかわままえき、千葉県市川市真間）にその地名があります。
｢真間の手児奈｣の伝説は、概ね以下のようになります。
昔むかし、この地域に手児奈（てこな）というとても美しい少女が住んでいました。
あまりにも可愛くてとてもモテるので、多くの男性からナンパされ、告白され、求婚されていました。
しかし、この事に手児奈はとても戸惑い、とても重圧に感じます。
さらに、手児奈を奪い合うために男性達は互いに争うようになります。
この事が、さらに手児奈の心を苦しめます。
｢私の心は、いくつにも分かつことができます。しかし、私の体は一つだけです。どうせ長くない命です。私さえいなくなれば、男の人達はもう争わずに済むのです。｣
そして、手児奈は水に飛び込み、自殺してしまうのでした。
・・・ドラえもんがいれば、手児奈ちゃんの体を男性の人数分増やしてあげたい気分ですね。
（そうすれば、逆に人口爆発→食糧難になるんでしょうか・・・）
以下、ここで恋愛関係の全然関係ない話をします。
ただの雑談になりますので、興味ない方は読み飛ばしてください。
｢モテは一極集中する｣といいます。
つまり、スペックの高い人に人気が集中して、その他の人は売れ残るという現象が、現代の恋愛市場や婚活市場では頻繁に発生しています。
手児奈ちゃんの事例では、多くの男性が一人の女性に人気集中していますが、通常では男女逆になります。
一般的には、ごく一部のハイスペック男性に対して多くの女性が群がり、他の男性は相手にされない、というのが通例です。
それは、男性のストライクゾーンは広いのに対して、女性のストライクゾーンは狭く、本当に限られたイケメン・高収入の男性に人気が集まりがちだからです。
例えば、女性アイドルグループの人数が数百人単位で存在するのは｢男性は色んなタイプの女性が好きだから｣ですが、男性アイドルグループが多くても10人程度なのは｢女性は限られたタイプの男性（イケメンかつ強い男性）しか好きになれないから｣という男女の本能的要素が関係しています。
（もちろん誤解の無いように付け足しておくと、これに当てはまらない人もいるでしょう。全員が全員そうというわけではありませんので、誤解なきようお願いします。）
例えば、男性A～E、女性A～Eが10人でお見合いパーティーをやったとします。
男性A：100点（イケメン高学歴高収入）
男性B：70点
男性C：70点
男性D：50点
男性E：50点
女性A：100点（若い・美人・優しい）
女性B：70点
女性C：70点
女性D：50点
女性E：50点
この場合、男性B～Eが女性B～Eを好きになることはあっても、女性B～Eは男性Aを好きになるため、男性B～Eは見向きもされません。
しかし、男性Aが選べるのは一人の女性のみなので、必然的に女性Aが選ばれ、女性B～Eは選ばれません。
結果的に、この時に成婚（マッチング）となるのは、男性Aと女性Aのみとなり、他の人はみなマッチング不成立で婚活に失敗、再度婚活をやり直しという事になります。これが何度も繰り返されることで、結婚できない人が増える要因となっていきます。現代ではこのようにして、婚活の泥沼化が起きているのです。
したがって、男性B～Eも男性Aに近づけるよう、年収を上げたり、副業をしたり、節税・保険・投資などマネーリテラシーを上げたり、清潔感を上げる（運動、食生活の改善、同じ服を3年以上着ない）などの努力が必要になります。
女性B～Eも、男性Aばかり見るのではなく、男性B～Eの良いところを探す努力をしたり、彼らが少しでも男性Aのようなスペックになるよう支えてあげる努力をする必要があります。男性同様、上記のマネーリテラシーの能力も求められるでしょう。
恋愛は双方の努力とコミュニケーションで成立するものですから、日々努力は怠りたくないものですね。
手児奈ちゃんの話題からここまで話が逸脱してしまい申し訳ありませんが、皆さんのこれまでの恋愛経験と、これからの恋愛活動の参考に少しでもなれば幸いです。生きている限り、恋愛というものは避けて通れない問題ですからね。
ここまで私のくだらない雑談に付き合って下った皆様に感謝申し上げます。
では、次回からいよいよ東京都に入ります！
注意
この記事は、「小学生の頃の私（筆者）に教える」というイメージで書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ！勉強不足だ！」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「～の部分が誤っているので、正しくは～ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
コメント