【コラム】鉄道唱歌を覚えるメリット!

今回は、鉄道唱歌を覚える・歌うことのメリットを紹介していきます。

鉄道唱歌を覚えるメリット6選
(1)地名や駅名などが覚えられる。
(2)名所旧跡が覚えられる。
(3)歴史の勉強になる。
(4)普通列車での鉄道の旅が楽しくなる。
(5)家で歌いながら旅行している気分になれる。
(6)メロディーが全て同じなので、歌詞があれば、いつでも歌うことができる。

(1)地名や駅名などが覚えられる。
鉄道唱歌では、沢山の駅名や地名が登場します。鉄道唱歌は約120年前の明治時代に作られた曲ですが、ほとんどの駅名や地名は現在と変わっていません。中には駅名が変更になってたり、現代と路線やルートが違っているものもありますが、7~8割は同じだと思っています。
また、残りの2~3割についても、現代と当時の違いを比較して調べることで、鉄道の歴史が知れて面白いものです。
本サイトでも、なるべくそれらの差異がわかりやすいように解説していきます。
実際に青春18きっぷで普通列車の旅に出たら、「ここが鉄道唱歌に出てきたあの駅か!」と感動することになるでしょう。

(2)名所旧跡が覚えられる。
鉄道唱歌には数多くの名所旧跡(めいしょきゅうせき)が登場するため、これらの観光地を覚えるのにも非常に役立ちます。私(筆者)も、鉄道唱歌をきっかけに知り、実際に訪れた名所旧跡や観光地は数知れずです。
鉄道唱歌にたくさん登場するお城(城址公園など)や景勝地、公園などの名所旧跡は、お金がかからずに観光できる場合がほとんどです。かかったとしても300円~1000円程度に収まります(入場料など)。
そのため、青春18きっぷ等での低予算旅行と、鉄道唱歌の名所旧跡めぐりは相性がいいといえます。
(1)と同様に、鉄道唱歌の時代(明治時代)と現代では、名所旧跡もほぼ変わっていないことがほとんどです。逆にいえば、約120年もの間に地元の人々が地域の伝統文化を守り続けてきた証でもあります。そうした感謝もかみしめながら、鉄道で名所旧跡めぐりに出かけましょう。

(3)歴史の勉強になる。
鉄道唱歌は歴史の勉強にもなります。併せて地理の勉強にもなるため、歴史の勉強が進みやすいです。
例えば、「木曾義仲は倶利伽羅山(くりからやま)で500の牛に火を付けて戦った」という歴史的事実を習っても、「倶利伽羅山ってどこだ?」では、理解度は半分です。
ちなみに倶利伽羅山(くりからやま)とは、富山県と石川県の境にある山のことです。サンスクリット語に由来する山で、砺波山(とやみやま)ともいいます。鉄道唱歌北陸編第53番で登場します。
「木曾義仲が500の牛に火を付けて戦った」という源平合戦の歴史的事実と、「倶利伽羅山がどこにあるのか」という地名をセットで覚えておくことで、歴史や地理に関する理解度が深まります。
このように、地理や歴史について理解しておくと、旅行や観光で案内板やパンフレットの内容が理解しやすくなり、名所旧跡巡りもより楽しくなります。
しかし、私(筆者)は恥ずかしながら、受験生時代はセンター模試や試験では8~9割は安定的に取れるほど日本史が得意だったのですが、「木曾義仲」などの存在は鉄道唱歌をきっかけに知りました(^^;) 逆にいえば、鉄道唱歌をきっかけに木曾義仲やそれに関連する源平合戦(治承・寿永の戦い)について広く勉強する機会になってよかったと思います。

(4)普通列車での鉄道の旅が楽しくなる。
鉄道唱歌を覚えることで、普通列車の旅がより面白くなります。
例えば、「東京~大阪間を安く移動するためだけに青春18きっぷを利用しているので、快速列車がない静岡県の移動は苦痛すぎる」では勿体なすぎます。
鉄道唱歌東海道編では、静岡県の名所旧跡がたくさん歌われているので、途中下車して寄っていくことで旅の徒然(つれづれ/とぜん)を解消することができます。
ただ目的地へ移動するだけでは勿体ないので、昔の人が東海道の旅で「浮世絵」などに様々な名所旧跡の絵を描いたように、せっかくの途中下車の特権を利用して、多くの名所旧跡を廻りましょう。

(5)家で歌いながら旅行している気分になれる。
鉄道唱歌は、家で歌えば自分の部屋にいながら旅行をしている気分になれます。
今歌っている場所の景色、駅名標、自治体名などをイメージしながら歌えば、もう旅行気分です。
私は家で鉄道唱歌の東海道編~山陽・九州編を歌いながら、リズムに合わせて室内で体操したりします。全部歌うと1時間近くかかるので結構体力を使いますし、いい気分転換になります。

(6)メロディーが全て同じなので、歌詞があれば、いつでも歌うことができる。
鉄道唱歌はご存じのように、全番を通じてメロディーが同じです。つまりこれは、歌詞さえあればいつでもどこでも歌うことができることを意味します。
歌詞は、以下のサイトにあります。
https://ja.m.wikisource.org/wiki/%E9%89%84%E9%81%93%E5%94%B1%E6%AD%8C
このサイトをブックマークしておき、いつでも歌えるようにしておきましょう!そうすれば、旅行先でも「ここの歌詞ってどんなのだろう?」と思ったら参考にすることもできます。

なお、私(筆者)は
「東海道編」「山陽・九州編」「奥州・磐城編」「北陸編」「関西編」「北海道」「中央線」「山陰編」
において9割以上暗記しています。
歌ってる途中で所々記憶が飛んで「あれ?今どこだっけ?」となるところがありますが、一応歌詞なしで全番歌うことができます。
なので、日本中どこへ行っても、ある程度はその駅や場所に該当する鉄道唱歌の歌詞を思い出せます。

鉄道唱歌を覚えて行く旅行と、覚えずに行く旅行は、天と地の差があるくらい充実さは変化します。
それくらい、青春18きっぷ等の鉄道旅行では、鉄道唱歌の知識はすごく役立つのです。
皆さんも鉄道唱歌で様々なことを知り、学び、勉強したら、実際に青春18きっぷや北海道&東日本パス等を入手し、楽しさ満載の鉄道の旅に出かけましょう!

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