鉄道唱歌 山陽・九州編 第53番 熊本の観光 水前寺公園、熊本城、加藤神社、本妙寺

まずは原文から!

町の名所は水前寺(すいぜんじ)
公園きよく池ひろし
宮(みや)は紅葉(もみじ)の錦山(にしきやま)
寺(てら)は法華(ほっけ)の本妙寺(ほんみょうじ)

さらに読みやすく!

町の名所は水前寺(すいぜんじ)
公園きよく池ひろし
宮(みや)は紅葉(もみじ)の錦山(にしきやま)
寺(てら)は法華(ほっけ)の本妙寺(ほんみょうじ)

さあ、歌ってみよう!

♪まちのめいしょは すいぜんじー
♪こうえんきよくー いけひろしー
♪みーやはもみじの にしきやまー
♪てーらはほっけの ほんみょうじ

水前寺公園(すいせんじこうえん)は、熊本市の中心部のやや南東にある、とても美しく癒される、回遊式(かいゆうしき)の庭園になります。

回遊式庭園(かいゆうしきていえん)とは、池の周りを取り囲んで、池の周りに植えられている松(まつ)や柳(やなぎ)などの上品で風情(ふぜい)のある植物を眺めながら回る庭園のことです。

これはまるで、岡山の後楽園(こうらくん)や水戸の偕楽園(かいらくえん)、金沢の兼六園(けんろくえん)みたいに似ています。

また、こうした庭園は、江戸時代にその藩を治めていた藩主(はんしゅ)によって、娯楽や鑑賞などの目的で造られるケースが多いです。

なお、水戸の偕楽園(かいらくえん)は、偕(みんな)で楽(たのしむ)ための公園である、という願いに由来しています。

なお、水前寺公園にはまるで「富士山」「ピラミッド」のような形をした、標高20mくらいの小高い山があり、水前寺公園のシンボルマークのようになっています。
水前寺公園を紹介する写真ではほぼ確実にこの「富士」が写っており、他の観光客もこの「富士」を目当てに来られると思います。
少なくとも、私が水前寺公園に行ったときはこの「富士」の前で皆さん写真撮影をされておりました。

水前寺公園へは、熊本市電(健軍町ゆき)で行くのが便利だと思います。
熊本駅からJR豊肥本線でも行けますが、新水前寺駅から歩いていくとちょっと遠いので、市電(健軍町ゆき)への乗り換えが便利です。

歌詞にある「錦山(にしきやま)」とは、ここでは熊本城内にある加藤神社(かとうじんじゃ)のことをいいます。

加藤神社(かとうじんじゃ)は、加藤清正(かとうきよまさ)を祀(まつ)る熊本県熊本市の神社になります。
加藤清正公は、江戸時代の最初に熊本城を築いた人物であり、これは前回も解説した通りです。
加藤氏は次の代あたりで、細川氏と藩主を交代しています。

熊本の本妙寺(ほんみょうじ)とは、加藤清正公の菩提寺(ぼだいじ)になります。
菩提寺(ぼだいじ)とは、ある一族によって信仰の対象(お墓やお葬式なども含む)となるお寺のことです。

次回も、花岡山(はなおかやま)をはじめとする熊本の話題となります!

注意
この記事は、「小学生の頃の私(筆者)に教える」というイメージで書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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