まずは原文から!
和歌の浦波しづかにて
こぎゆく海士の釣船は
うかぶ木の葉か笹の葉か
さらに読みやすく!
和歌の浦波 しずかにて
こぎゆく海士の 釣船は
うかぶ木の葉か 笹の葉か
さあ、歌ってみよう!
♪わかのうらなみー しずかにてー
♪おぎゆくあーまの つりふねはー
♪うーかぶこのはか ささのはかー
和歌山駅からは、紀勢本線で紀三井寺へ
列車は既に、和歌山県和歌山市(わかやまし)に到達しています。
和歌山駅からは紀勢本線(きのくに線とも)へ乗り換え、南へ2駅ほどゆきます。
すると、紀三井寺(きみいでら)の最寄駅である、
- 紀三井寺駅(きみいでらえき、和歌山県和歌山市)
に着きます。

紀三井寺駅(和歌山県和歌山市)
紀三井寺
紀三井寺(きみいでら)は、和歌山市の南東にある、名草山(標高229m)の中腹(山の途中あたり)にあるお寺です。
紀三井寺は名草山の中腹に存在しているため、和歌浦が綺麗に眺められます。

紀三井寺からの和歌浦(和歌山県)
三井水(さんせいすい)
紀三井寺の(山から湧き出る)水は、「三井水」とよばれます。
この水は、非常に尊く、重要視されてきたという歴史があります。
また、昭和天皇が1922年に和歌山への行幸にといてお泊まりになられたときに、この三井水が調理用の水として、献上されたそうです。
紀三井寺は、近畿地方では最も早く、春に桜が咲くということです。
そのため、「近畿地方に春を呼ぶ寺」とも呼ばれます。
滋賀県の「三井寺」とは無関係
ちなみに滋賀県大津市の三井寺(みいでら)とは、名前が似ていますが、無関係です。
私は最初、紀伊国(和歌山県)の三井寺だから「紀三井寺」なのかな?と思ってしまいました(^^;)
ちなみに滋賀県の三井寺は、672年の「壬申の乱」に敗れた大友皇子を弔うため、勝った大海人皇子(後の天武天皇)の許可を得て、大友皇子の息子の与太王が建てたお寺です。
三井寺にいては、以下の記事でも解説していますので、ご覧ください。
壬申の乱については、以下の記事でも解説していますので、ご覧ください。
和歌山のきれいな海・和歌浦

和歌浦から見た、名草山。山の中腹に、紀三井寺が存在する(和歌山県)
和歌の浦(わかのうら)は、和歌山市にある、まるで日本三景・天橋立(あまのはしだて)のような、そんな美しい海の景色が広がる景勝地になります。
その海に浮かぶ海土(あま:漁師のこと)の舟の形が、まるで
なのか、それとも
なのか、のように歌っているわけです。

和歌浦(和歌山県)
次は、玉津島神社・友が島の話題へ
次は、玉津島神社(たまつしまじんじゃ)と友が島(ともがしま)の話題となります!
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