南九州の旅8【前編】 宗太郎→佐伯 難関の「宗太郎越え」

日豊本線・延岡~佐伯の鉄道旅(宗太郎越え)秘境駅・宗太郎駅などについて、初心者の方にも、わかりやすく解説してゆきます!

延岡からは、佐伯・大分方面へ

延岡駅のべおかえき(宮崎県延岡市)を出ると、日豊本線にっぽうほんせんをさらに北上し、

  • 佐伯さいき
  • 大分おおいた

方面へと向かってゆきます。

そして延岡~佐伯の区間は後述するように普通列車が極端に少ない難関区間となります。
ここからは、それについてさらに詳しく話してゆきます。

青春18きっぷ最難関区間 延岡~佐伯間(宗太郎越え)

普通列車が1日わずか1~2本

延岡駅佐伯駅さいきえき(大分県佐伯市)の区間は、普通列車が1日にわずか1~2本しかないため、青春18きっぷにおける最難関区間ともいえます。

それは佐伯方面の普通列車が1日に朝・夜の2本、そして延岡方面の普通列車が1日に朝の1本しか列車がないからです。
つまり、朝の延岡行きの列車が、始発にして終電なのです。

なぜこのような本数設定なのか?

これは恐らく、地元の人々の通学・通勤のために「せめて普通列車を走らせている」というような感じなのでしょう。

例えば、

  • 朝に延岡まで行く人
  • 夜に延岡から帰ってくる人

のために、このようなダイヤで設定されているのでしょう。
少なくとも、青春18きっぷユーザー向けのダイヤでは決してないでしょう。

また「夜に電車で延岡まで行こうかな~」という地元住民もほぼいないと考えられるため、夜の延岡行きの普通列車は存在していないのでしょうね。

特急列車は、それなりに走っている区間

日豊本線はその名の通り「本線」であり、「本線」とよばれるようなメイン路線で、このような極端に列車本数が少なすぎる区間は、全国的にみてもかなり稀です(※)。

※ただし、特急列車はそれなりの数が走っているため、重要区間であることには変わりません。

諦めて、仕方なく特急券+乗車券を別途購入する人も

このようにシビアすぎる区間のため、青春18きっぷで旅をする人々は、仕方なく「乗車券+特急券」を買って、特急列車に乗るしかないようです。

秘境駅がたくさんある北海道でも確かに普通列車の本数は少ないのですが、それでも1日に3~4本くらいは普通列車が止まります(※)。

※例えば「小屋」の駅舎で知られる宗谷本線・糠南駅ぬかなんえき(幌延町)の場合では、稚内方面・名寄方面ともに、1日3本ずつです。

したがって、1日1~2本のこの区間は、いかに本数が少ないのかがわかるでしょう。

なんと「特急列車の車両」を使って、普通列車が運行される区間

このように、普通列車が極端に少ないため、なんと特急列車の車両を使って普通列車が運行されます。
普通列車を走らせるために、わざわざ普通列車用の車両を用意してこない、というわけです。

つまり、特急料金無しで特急車両に乗れるわけなので、かなりオトクな感じはしますね。

ほとんど人気(ひとけ)のないほどの、かなり寂しい地域

しかし沿線は、ほとんど人気ひとけのないような、かなり寂しい地域です
誤って途中駅で降りてしまった場合は大変なことになるでしょう。

延岡駅から一つ先の北延岡駅は、朝の7時台に1本だけ来る列車が、始発にして終電です。
つまり、北延岡駅周辺に住んでいる人々は、朝7時台に1本しかない列車に乗り遅れたら、もはや遅刻確定で終了です。

そして帰りは、延岡駅を夜の20時台発の列車1本だけになるので、これも乗り過ごすと途方に暮れることになるでしょう。

北延岡駅(宮崎県延岡市) 宗太郎越えの区間へ

北延岡駅(宮崎県延岡市)

そうした事情もあり、延岡市の北部に住む多くの人々は、みんな自動車通勤になってしまいますよね(^^;

小幌駅に負けない秘境駅・宗太郎駅

宗太郎峠・鐙川(日豊本線の車窓より)

宗太郎峠・鐙川(日豊本線の車窓より)

また、延岡~佐伯の区間には秘境駅として有名な「宗太郎駅そうたろうえき」があるため、「宗太郎越え」とも呼ばれす。

宗太郎駅(大分県佐伯市)

宗太郎駅(大分県佐伯市)

宗太郎駅そうたろうえき(大分県佐伯市)は、いわゆる秘境駅として知られます。

1日わずか1~2本 山奥の秘境駅

宮崎県と大分県の県境にあたるかなりの山奥にあり、周辺に民家も少なく、文字通りの「秘境駅」になります。
何より「宗太郎」という駅名がインパクト大です。

ちなみに、北海道の室蘭本線・小幌駅こぼろえきは、日本一の秘境駅と言われています。
しかし、それでも停車する列車の本数は宗太郎駅の2倍くらい多いです(東室蘭方面が1日2本、長万部方面が1日4本)。

日本一の秘境駅・小幌駅(北海道虻田郡豊浦町)

小幌駅と、どっちが「秘境感」が上!?

しかし小幌駅は、降りてもほぼどこにも行けないような場所にあります。外界へ通じる道は、ほぼ(人間が通ることが困難な)獣道けものみちしかありません。
すなわち、車・徒歩での小幌駅へのアクセスは、ほぼ不可能となっています。

一方、宗太郎駅は、車でのアクセスが可能)、小幌駅の方が「日本一の秘境駅」とされているのでしょう。

隣の「市棚駅」「重岡駅」との秘境感の比較

宗太郎駅より一つ延岡寄りの市棚駅いちたなえき(宮崎県延岡市北川町)も、かなりの秘境具合です。
しかし、こちらは周辺に北川町きたがわちょうの民家が並ぶため、やや秘境感は低いです。

一方、宗太郎駅より一つ佐伯寄りの重岡駅しげおかえき(大分県佐伯市)は、当駅始発の佐伯行きの普通列車の設定があります。
そのため、宗太郎駅よりもやや本数が多く、こちらも宗太郎駅に比べたらやや秘境度は下がります。

佐伯駅(佐伯市)に到着

長い宗太郎越えをくぐり抜けると、

  • 佐伯駅さいきえき(大分県佐伯市)

に到着します。

次回は、佐伯の歴史および、佐伯→大分への行程についての話題となります!

今回はここまでです。

お疲れ様でした!

ちゅうい!おわりに

この記事は、「旅行初心者に教える」ことを目的として書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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