『縁結び』で知られる出雲大社は、なぜ「縁結び」の神社なのか?良い縁に結びつけるにはどうすればよいなのか?わかりやすく解説します!
はじめに

山陰本線・出雲市駅(島根県出雲市)
今回は、「出雲大社はなぜ、縁結びの神社と呼ばれるのか?」という、神秘的なテーマを一緒に学んでいきましょう!
すなわち、旧暦10月に全国の神様が集まる理由を知ることで、出雲大社の持つ特別な力を深く理解できます。
したがって、この知識があれば、出雲大社への参拝が、単なる観光ではなく、神様のご縁を感じられるという、なんとも意義深い体験に変わるはずです!
きっと、温かい気持ちになれる知識がたくさんありますよ!
縁結びの神社・出雲大社
出雲大社は、なぜ「縁結びの神社」なのか

一畑電車で、『縁結び』の神社・出雲大社へ(島根県出雲市)
出雲大社が縁結びの神社として有名なのには、ちゃんと理由があります。
10月は、八百万の神々が出雲に集まる「神無月」
すなわち、旧暦における10月(神無月)に、全国の八百万の神々が、「縁結び」の会議をするために、ここ出雲に集まるからです。
神無月:10月の和風月名です。
日本各地で八百万の神々が出雲に集まり、留守になります。
そのため「神がいない月」を意味するとされる説が一般的です。
旧暦:日本で明治5年(1872年)に太陽暦(新暦)が採用されるまで使われていた暦法を指します。
出雲では「神在月」
一方、この「縁結び」の会議をするために神々の皆さんが集まる出雲では、この月を「神在月」と呼びます。
そのため、出雲ではこの月を「神在月」と呼びます。
八百万:非常にたくさんの、という意味です。日本では、古来より『8』という数字は縁起がよい数字と思われていたのでした。
神様たちの「縁結び」の会議
集まった神様たちは、人々の「縁」について会議をします。
いわゆる「縁結び」会議ですね。
この「縁結び」会議においては、神様の皆さんが恋愛の縁についてはもちろんのこと、仕事や家族など、あらゆる分野においての良い「縁」を結ぶ相談をするのですね!
したがって、出雲大社では神様たちが人々の「縁結び」についての相談をする場所として知られ、「縁結びの神様」として信仰されるようになったのです!
そもそも、出雲大社とは?

一畑電車・出雲大社前駅(島根県出雲市)
出雲大社は、島根県・出雲市に存在する、とても歴史の深い神社です。
出雲市および出雲大社の基本知識および出雲大社へのアクセスなどについては、以下の記事でも解説していますので、ご覧ください。

縁結びの神様・大国主命を祀る神社
また、出雲大社における主祭神は、大国主命です。
主祭神:その神社で中心として祀られている神様のことです。
すなわち、大国主命は日本という国土を開拓してゆき、また大昔の日本の国づくりに貢献された神様として、大昔の日本ではもちろんのこと現代でも広く知られています。
そのご神威はとても強く、昔から「だいこくさま」として親しまれてきました。
ご神威:神様の持つ、人知を超えた偉大な力や威光のことです。
だいこくさま:大国主命の別名で、親しみを込めて呼ばれています。
現在の本殿は、高さ約24メートルもあります。
本殿:神社で最も重要な建物で、神様が祀られている場所です。
したがって、この大国主命を祀っているという点で、出雲大社は日本の神社の中でも特別な地位にある、と言えるでしょう!
たくさんの杉に囲まれ、荘厳で、素晴らしい場所ですよ!
荘厳:威厳があって立派なこと、また美しく飾られていることを意味します。
10月になると神様が出雲に集まる理由は『縁結びの会議』
10月に神様が出雲に集まるのは、「神議り」という、人々の「縁結び」の未来を決める、とても大切な会議に参加するためです。
すなわち、この会議は、出雲大社の主祭神である大国主命のもとで開催されます。
全国から集まった八百万の神々は、この場で人々のさまざまな「縁(縁結び)」について話し合われます。
この神様による「縁結び」会議においては、恋愛はもちろん、仕事や家族、人間関係など、すべての良縁を決めているのですね!
したがって、この「縁結び」会議のために10月に神様が留守になるという他の地域は「神無月」と呼ばれます。
これに対し、出雲だけは「神様がある月」ということで、「神在月」と呼ばれるわけです。
恋愛・縁結びの神様・大国主命
出雲大社に祀られる大国主命は、まさしく「縁結びの神様」として、とても有名です!
その信仰の根源は、大国主命が多くの試練を乗り越えて、最終的に正妻を娶ったという、いわゆる「妻問い」の神話にあります。
娶った:妻として迎え入れた、という意味です。
すなわち、この神話が、
という信仰に繋がったのです。
したがって、出雲大社に集まった神々が縁を結ぶ会議を開くのも、大国主命のこうしたご神徳と深い関係があるからなのですね!
ご神徳:神様が人々に与える恵みや力、という意味です。
大国主命と八上姫をつなぎ合わせた「因幡の白兎」は、恋のキューピット?

縁結びの神様としても知られる、因幡の白兎(鳥取駅より)(鳥取県鳥取市)
ここまでの日本神話の物語を考えると、白兎はまさに恋のキューピットだと言えるでしょう!
キューピット:人々の恋を結びつけるとされる、ローマ神話における愛の神のことです。
大国主命は、神話エピソードにおいてサメに噛まれて傷ついた白兎を、持ち前の医学による知識・方法で助けました。
しかしウサギがサメに噛まれたのは、実は自業自得だったりするのです。
そんな因幡の白兎のエピソードについては、以下の記事でも解説していますので、ご覧ください。

それを見た白兎は、大国主命に対して
と予言し、恋を成就させました。
八上姫:因幡国(現在の鳥取県東部)の美しい姫君・女神です。
したがって、白兎は恩返しとして、大国主命の誠実さを八上姫に認めさせるとちう、いわば仲介役を果たしたわけです!
サメに噛まれたウサギを救ったという、大国主命の優しさこそが、良縁を結んだのですね!
うさぎは「縁結び」「恋愛成就」に関係ある?
「因幡の白兎」の神話からも分かる通り、うさぎという動物は、恋愛成就のシンボルとして、深く関係しています!
すなわち、因幡の白兎が大国主命の誠実な行いを褒めたたえて、美しい八上姫との縁を結びつけたというエピソードがあるからです。
そのため、出雲大社の境内にも、この因幡の白兎をモチーフにした石像などがあちこちにたくさん存在してます。
カワイイですよ。
したがって、うさぎは単にかわいい動物というだけでなく、
- 「良い縁を運んでくれる」という、まさに、幸運と仲介役のシンボルとしての動物
として親しまれているのですよ!
見つけると、なんだかご利益がありそうですね!
諏訪の神様(軍神)タケミナカタのお母さんとされるヌナカワヒメも、大国主命の妻?
また、かつて大昔、高志の沼河(現在の新潟県・糸魚川市)におられたとされる女神・ヌナカワヒメ(沼河比売)は、大国主命の正妻の一柱とされています。
高志:現在の北陸地方の一部を指す、古い地名です。
- 高志→越→越の国→越後・越中・越前
などの由来となっています。
沼河:現在の新潟県・糸魚川市付近とされる地名です。
一柱:神様を数える際の単位です。
糸魚川とヌナカワヒメについては、以下の記事でも解説していますので、ご覧ください。

したがって、諏訪の神様で軍神とされるタケミナカタ(建御名方)は、大国主命とヌナカワヒメの子なのです。
出雲の神様は、実に広範囲にわたるご縁を持っていらっしゃるのですね!
諏訪の神様・タケミナカタについては、以下の記事でも解説していますので、ご覧ください。

縁結びに関係する、出雲大社の諸行事
出雲大社の神迎祭
神迎祭は、全国から出雲に集まってくる神様の皆さんを、人々がお迎えするための大切なお祭りです。
すなわち、旧暦10月10日の夜に、稲佐の浜で行われます。
稲佐の浜:出雲大社の西約1kmにある海岸で、神様が最初にお着きになる場所です。
そして、神々をお乗せした目に見えない船が、出雲の稲佐の浜に着くと、神社のエラい方である神職さんが「神々のお迎え」の儀式を行います。
船:ここでは、神様が移動するための乗り物のことをいいます。
神職:神社の祭祀を行う人のことです。
したがって、このお祭りがあるからこそ、翌日からの「神在祭」が始まるのですね!
出雲の一年で、最も神秘的な瞬間と言えるでしょう!
神在祭とは?
神在祭は、全国から出雲に集結した八百万の神々を祀る、一連の祭事のことです。
すなわち、旧暦10月11日から17日までの1週間にわたり行われます。
1週間:神様方が出雲に滞在する期間です。
神様方は、この期間に「神議り」と呼ばれる会議を開き、人々の縁を結ぶ相談をします。
恋愛だけでなく、仕事や家族など、人生のあらゆる「縁」について話し合われるのですね!
したがって、この期間、出雲大社は神様方が一堂に会す、最も神聖な場所となるのです!
素晴らしいお祭りですね!
神等去出祭とは?
神等去出祭は、出雲での会議を終えた神様方が、それぞれの国へお帰りになるのをお見送りするお祭りです。
すなわち、旧暦10月17日の夜に、出雲大社の拝殿で行われます。
拝殿:参拝者がお参りをする建物です。
出雲を去るとき、神様の皆さんは、
- 「また来年出雲でお会いしましょう」
という『別れの言葉』をかけられ、盛大にお見送りされます。
したがって、このお祭りが終わると、出雲にも「神無月」が訪れ、普通の日常に戻るのです。
まさに、神様の旅立ちを見送るという、それは感動的な瞬間のお祭りと言えるでしょう!
恋愛成就のポイント・心構え
縁がある人とない人はどう分かれる?
縁がある人とない人を分けるのは、
- 「ご縁を大切にする心構え」
- 「行動力」
にあると言えるでしょう。
すなわち、「縁」はただ待っているだけでは巡ってはこないわけです。😓
まあ、これは色んな・様々なJ-POPの歌詞にもある通りですね。
相手の『良いところ』を見つける努力をしよう!
そのため、目の前に現れた人や出来事に対して、
と感謝し、大切にする姿勢が重要です。
- 相手の良いところを、最低3つはみつけること
- タイプじゃないからといって、即時に切り捨てないこと→出雲の神様に失礼にならないために。
自分の理想に完璧に合う人などいません。
だからこそ、相手に足りない部分を、自分の努力で補ってあげる。
それが素晴らしい恋愛関係なのではないでしょうか。
目の前の出会いを生かすか否かは、あなた次第
つまり、どんな人にも、日常生活の様々なところにご縁はたくさん・平等にあるというわけです。
しかし、それを活かす努力をする人が、結果的に「縁がある人」に見えるのですね!
積極的に出会いを肯定していくことが大切だと思います!💗
縁がある人になるには、日頃の努力が必要?
このように、ご縁を引き寄せるためには、日頃の努力が必ず必要になってくる、と考えられます!
すなわち、良いご縁は、同じように魅力的で前向きな人に向かって、集まっていく傾向にあります。💗
たとえば、
- 笑顔を絶やさないこと→性格は外見に現れるため
- 誰に対しても誠実に接すること(相手異性を『見下す』など論外!)
- 自分自身の目標に向かって努力する→目標を追い続けている人に、人々は魅力を感じる
といった日々の姿勢が、あなた自身のオーラを高めます。💗
自信や余裕がある人に対して、人々は魅力を感じるという話については、以下の記事でも解説していますので、ご覧ください。

あなたの努力と魅力で、良縁を掴む!
こうした努力によって、あなたという人に信頼や魅力が宿ってゆき、やがて自然と素敵なご縁が引き寄せられてくるわけです!💗
努力こそが、ご縁を運んでくれるのですね!
- 笑う門には、福来たる。
- 笑う門には、良縁来る。
出雲大社に行っただけでは、必ず縁にめぐまれるとは限らない?
残念ながら、出雲大社に行っただけでは、必ず縁にめぐまれるとは限りません。
もちろん、出雲大社は神様による「縁を結ぶ会議」が開かれる、大変ご利益のある場所です。
しかし、神様が結んでくださるのは、あくまで「きっかけ」としての縁です。つまり、その縁を育み、活かすのは、私たち自身の行動や努力にかかっているというわけです。
もちろん、出雲大社へ参拝すること自体は、大切な第一歩です。
しかし、その後の前向きな姿勢こそが、ご縁を本当の幸運に変えていくわけなのですね!
神様は、努力した人にしか縁を提供してくれない?
神様は、すべての人に縁の種を与えてくださっていると言えるでしょう。
縁の種:ご縁のきっかけとなる出会いや機会のことです。
しかし、この縁の種を生かすも殺すも、それは「あなたの努力次第」なのです。
努力している人や、感謝の心を持つ人には、神様が与えてくれた縁の種を、大きく育む力があるというわけです。
したがって、努力は「良い縁を逃さず、ものにする力」を磨くことにつながるのです!
神様は、頑張る人を応援してくださるのですね!
そもそも神社はお願いをする場所ではなく、努力するための誓いを立てる場所?
神社は「お願いをする場所」でもあり、一方で「誓いを立てる場所」でもあると言えます。
すなわち、個人的な願いを神様に伝えるのも大切なことですが、残念ながらそれだけでは不十分かもしれません。
神前で
と決意を述べることは、自らの行動を律する強いエネルギーになります。
したがって、神社を訪れることは、神様と目標達成の約束をする「決意表明の場」と捉えると、よりご利益があるのではないでしょうか!
出雲大社は、すでに結婚している夫婦円満にもご利益がある?
また、出雲大社は、すでに結婚されているご夫婦の夫婦円満にも、もちろんご利益があります!
すなわち、出雲大社の神様が結ぶ「縁」は、男女の出会いだけではありません。
家族や仕事、そしてすでに結ばれた夫婦の間にある、深い結びつきも対象です。
したがって、この神社は、夫婦がより深く結びつき、末永く円満でいられるよう、その絆を強めるご利益を授けてくださるのです!
家族みんなで参拝するのも、これまた素敵ですね!
おわりに・まとめ
出雲大社における縁結びの神社としての歴史や神事を学んでみて、いかがだったでしょうか。
すなわち、
という背景を知ることで、出雲大社がどれほど神聖な場所かがわかりますね。
したがって、今回学んだ様々な知識は、あなたの出雲大社への参拝を、より充実させ、意義深いものにしてくれるでしょう!
これからも、神話の学びを深めていきましょうね!
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