東北・日本海側の旅3【後編】 五能線・五所川原→東能代 鰺ヶ沢・深浦を行く

五能線の旅(五所川原~東能代)についてと、鯵ヶ沢・深浦・白神山地など五能線の沿線の地理などをわかりやすく解説してゆきます!

  1. 今回からは、五能線の旅と沿線についての解説
    1. 五能線の旅:まずは海側へ向かってどんどん進む
    2. 五能線の旅:海側の主な駅一覧!!(青森県)
    3. 五能線の旅:白神山地を横に、秋田県に入る
    4. 五能線の旅における強い味方・快速リゾートしらかみ号
  2. 五能線の旅:つがる市・木造駅
    1. 土偶と亀ケ岡遺跡
      1. 津軽藩が工事していたときに掘って出てきた縄文土器
      2. 工事・畑を掘っていたときなどによく出土する縄文土器
      3. 女性がとても多い、土偶のモデル
  3. 五能線の旅:ついに日本海側へ 
    1. 鰺ヶ沢駅(鯵ヶ沢町)に到着
    2. 鰺ヶ沢の名物「わさお」「ヒラメのヅケ丼」
    3. 江戸時代までは主要な港町だった鰺ヶ沢
    4. 鯵ヶ沢に集められた米は、舟で日本各地に運ばれた
    5. 明治時代以降は、青森港にその地位を譲る
  4. 五能線の旅:千畳敷
    1. 千の畳を敷き詰めて、飲み会を開いた海岸
    2. その他の地域の千畳敷
  5. 深浦町の海岸沿いをさらに南下
    1. 五能線の旅:海の見える駅・驫木駅
    2. 五能線の旅:広戸駅
      1. かつて舟を待ち合わせていた、行合崎海岸
      2. 「順風」が来るのを待つために、船たちが風を待っていた行合崎
      3. ちなみに「順風満帆」とはどういう意味?
    3. 五能線の旅:深浦町の各駅をさらに過ぎ行く
    4. 五能線の旅:かつて関所のあった、大間越
      1. そもそも「関所」とは?
      2. 津軽三大関所の1つ・大間越関所
    5. 世界遺産・白神山地
      1. 白神山地が世界遺産に登録された理由
    6. 江戸時代の旅行家・菅江真澄
    7. 秋田県の伝説のハンター「マタギ」
      1. 現代ではマタギの数は減少
  6. 五能線の旅の終わり:東能代駅に到着

今回からは、五能線の旅と沿線についての解説

前回で、五能線の歴史についてわかりやすく解説してきました!

今回からは、実際の五能線の旅とその沿線のみどころ等ついて、トリビアなどを交えながら楽しく解説してゆきます!

五能線の旅:まずは海側へ向かってどんどん進む

まずは五所川原駅ごしょがわらえき(青森県五所川原市)を出ると、

  • 木造駅きづくりえき(青森県つがる市)

に到着します。

そして海側へ向かって進みます。

五能線の旅:海側の主な駅一覧!!(青森県)

海側へと出てくると、

  • 鰺ヶ沢あじがさわ
  • 千畳敷せんじょうじき
  • 轟木とどろき
  • 広戸ひろと
  • 深浦ふかうら
  • ウェスパ椿山つばきやま
  • 十二湖じゅうにこ
  • 白神岳登山口しらかみたけとざんぐち
  • 大間越おおまごし
  • 岩館いわだて

などの各駅を過ぎます。

上記のうち、鰺ヶ沢駅は

  • 鰺ヶ沢町あじがさわまち(西津軽郡)

の駅であり、 千畳敷駅~大間越駅までは

  • 深浦町ふかうらまち(西津軽郡)

の駅です。
さらに、岩館駅は、秋田県の駅になります。

五能線の旅:白神山地を横に、秋田県に入る

そして世界遺産・白神山地しらかみさんちの西を通りながら、秋田県に入ります。
やがて、五能線の終着駅(正確には起点)である

  • 東能代駅ひがしのしろえき(秋田県能代市)

に至ります。

五能線の旅における強い味方・快速リゾートしらかみ号

やはり五能線の定番列車といえば、先述の「快速リゾートしらかみ号」です。

「しらかみ」とは、上記の白神山地しらかみさんちに由来します。

快速「リゾートしらかみ号」では、できれば海側のみえる「A席」を取りましょう。
いわゆる快速列車であり、特急列車ではないため、840円の座席指定券を購入すれば

  • 「青春18きっぷ」
  • 「北海道&東日本パス」

でも乗れます。

五能線の旅:つがる市・木造駅

土偶と亀ケ岡遺跡

海側に出てくる前に、もう一つのポイントを紹介します。

五所川原駅から1駅西へ進むと、木造駅きづくりえき(青森県つがる市)に到着します。

木造駅きづかりえきは、つがる市の駅です。
駅舎では、なんと巨大な土偶どぐうが出迎えます。

なんともユニークな駅です。

この巨大な土偶は、つがる市にある亀ケ岡遺跡かめがおかいせきという、縄文時代の遺跡があることに由来します。

津軽藩が工事していたときに掘って出てきた縄文土器

亀ケ岡遺跡は、江戸時代に津軽藩つがるはん(正式名称は弘前藩)が、ここに新しいお城を建設しようとして工事をしていたとき、掘った土の中から縄文土器がどんどん出てきたので、有名になりました。

そうした遺跡から出土したものから、縄文時代に人々が既にここに住んでいたこと、またどんな暮らしをしていたが判明するのです

工事・畑を掘っていたときなどによく出土する縄文土器

縄文土器など大昔の土器は、例えば

  • 「工事などで穴を掘っていたとき」
  • 「畑を耕していたとき」

などによく出土します。

また、ちょっと縁起が悪いですが、まれに「人骨」が出土することもあり、その場所がかつての戦場だったり、処刑が行われていた場所だとわかることもあります。

また、工事中に穴を掘っていると「温泉」が吹き出すこともあり、そこから温泉街が形成されていくケースもあるのです。

ちなみに津軽藩はお城を建てようと思っていて工事をしていたわけですが、江戸時代の一国一城令によって、それは頓挫とんざすることになりました。

というのも、江戸時代には各地の大名たちが軍事的反乱を起こさないようにするために、無駄に(無断で)城を造る・改修するようなことは禁止していたのです。

女性がとても多い、土偶のモデル

そして土偶のモデルには、女性がとても多いです。
縄文時代は出産と同時に女性(母親)も亡くなることが多かったため、安産祈願などの意味をこめて、女性の土偶がたくさん造られたのでした。

中には「妊婦さん」をモデルにした土偶もあり、当時は出産・安産に対してなんとか神様の力を頼りたかった、という縄文時代の人々の願いがこもっていることがよくわかります。
縄文時代の日本にはまだ「仏教」が無く、飢餓や疫病など厳しい縄文時代を生きた人々はとにかく「神様の力」を頼るしかありませんでした。
なので土偶には、恐らくですがそうした「願いをこめるため」に造られた意味もあるものと考えられています(諸説あり)。

もちろん、今でいうフィギュアのような感じで、芸術的な意味で(もしくは趣味で)美人さんの土偶を作っていた人もいたのかもしれません(^^; いつの時代も若くて綺麗な女性が世の中の男性を魅了することは、1万年間(全世界?)共通のようです(^^;

五能線の旅:ついに日本海側へ 

鰺ヶ沢駅(鯵ヶ沢町)に到着

ここからは本格的に日本海側に出てきます。
やがて、

  • 鰺ヶ沢駅あじがさわえき(青森県西津軽郡鰺ヶ沢町)

に着きます。

五能線の旅:鰺ヶ沢駅(青森県西津軽郡鰺ヶ沢町)

鰺ヶ沢駅(青森県西津軽郡鰺ヶ沢町)

鰺ヶ沢の名物「わさお」「ヒラメのヅケ丼」

鰺ヶ沢駅あじがさわえきの名物には、白い犬「わさお」さんと「ヒラメのヅケ」があります。

わさおさんは、元々は迷い犬として飼われていました。
「ブサかわいい」ことから人々に親しまれましたが、残念ながら2020年に老衰のため、他界してしまいました。
今でも一定数のファンは存在するもようです。

江戸時代までは主要な港町だった鰺ヶ沢

鰺ヶ沢あじがさわは、江戸時代までは主要な港町でした。
というのも、鰺ヶ沢は青森県の中では、

  • 北海道
  • 秋田県・酒田さかたのような港町
  • 大坂のような主要都市

にも近かったからです。

江戸時代は、たくさんの年貢米を舟に載せて、天下の台所・大坂まで運ぶ必要がありました。
日本海に面した港は、とりわけ江戸時代まではとても便利な立地で重要だったのですね。

鯵ヶ沢に集められた米は、舟で日本各地に運ばれた

津軽地方で徴収された年貢米(今でいう「税金」)は、みんな鰺ヶ沢の港に集められてこられ、

  1. ここで米俵こめだわらに載せられ、
  2. 日本海を経由して、
  3. 酒田さかた
  4. 富山の伏木ふしき
  5. 下関(山口県)、
  6. 大坂へと運ばれていった

というわけです。

これは「西回り航路」といって、江戸時代の豪商・河村瑞賢かわむらずいけんという大金持ちが私財を投じて開拓した海上ルートになります。
昔は貨物列車・高速トラック・航空輸送は存在しなかったため、「舟」で大量の荷物を運ぶのが一番効率的なやり方だったわけですね。

西回り航路は「北前船きたまえふね」ともいいます。

明治時代以降は、青森港にその地位を譲る

しかし明治時代になって「弘前藩(津軽藩)」を改め「青森県」が発足すると、青森県のメインの港は「青森港」に変更されたのでした。
そのため、鰺ヶ沢の港と津軽半島の北にある十三湊とさみなとは衰退することとなってしまいました。
明治時代は「北海道開拓」のために東京~北海道間の鉄道・交通ルートが、とても重要視されました。
そのため、

  • 青森港~函館港の航路(津軽海峡・青函連絡船)の方がどうしても重要になった
  • その結果、青森港の発展の方が優先された

ということも関係してくるでしょう。

五能線の旅:千畳敷

やがて、千畳敷駅せんじょうじきえき(青森県西津軽郡深浦町)に着きます。

五能線・千畳敷駅(青森県西津軽郡深浦町)

千畳敷駅(青森県西津軽郡深浦町)

五能線・千畳敷駅(青森県西津軽郡深浦町)

千畳敷駅(青森県西津軽郡深浦町)

写真は、あまり天気の良くない時に撮ったため、ちょっと殺風景さっぷうけいな感じになってしまっています。
しかし本当はもっと綺麗な景色なので、勘違いしないでくださいね。

千畳敷せんじょうじきは、津軽藩つがるはんのお殿様が、ここの海岸に畳を敷いて、お祭り(ドンチャン騒ぎ)をしたことに由来しています。

快速「リゾートしらかみ」はこの駅で少しの時間停車するため、途中で降りたりして、千畳敷の散歩が可能です。

千の畳を敷き詰めて、飲み会を開いた海岸

この千畳敷は美しい海岸のため、津軽のお殿様に大変気に入られ、海岸に千もの畳を敷き詰めて、飲み会を開いたことに由来しているわけですね。

つまり、この天然の畳の上で「飲めや歌えや踊れや」といいながら、盛り上がっていたというわけですね。

なお、江戸時代に津軽藩が津軽地方を統治していた時代は、なんでも千畳敷は「殿様専用」の避暑地であったらしく、庶民は近づけなかったといいます。
つまり飛行機のファーストクラス、ホテルのスイートルームのような扱いですね。

その他の地域の千畳敷

なお千畳敷は、和歌山県・白浜町しらはまちょうにもあります。
そして長野県のアルプスにも、千畳敷カールと呼ばれる地形があります。
そして千畳敷の由来については、地域によって「畳を千ほど敷き詰められるほどの広さだから」など、さまざまな説・差があります。

五能線・千畳敷駅からの、海の景色(青森県・深浦町)

千畳敷駅からの、海の景色(青森県・深浦町)

深浦町の海岸沿いをさらに南下

五能線の旅:海の見える駅・驫木駅

轟木駅とどろえき(青森県西津軽郡深浦町)は、「難読駅名」+「海の見える駅」として、鉄道ファンの間ではとてもよく知られる有名駅です。

私(筆者)が知っている駅で、他にも「海が見える駅」といえば

  • 北海道・釧網本線・北浜駅きたはまえき
  • 北海道・室蘭本線・北金岡駅きたかなおかえき
  • 新潟県・信越本線・青海川駅おうみがわえき
  • 神奈川県・鶴見線・海芝浦駅うみしばうらえき
  • 神奈川県・東海道線・根府川駅ねぶかわえき
  • 兵庫県・山陰本線・鎧駅よろいえき

などですかね。
他にもたぶんたくさんあると思います。
私もいずれ行ってみたいと思います。

五能線の旅:広戸駅

広戸駅ひろとえき(青森県西津軽郡深浦町)の近くには、かつて先述の西回り航路北前船/きたまえふね)がよく行き交っていた、

  • 行合崎海岸ゆきあいざきかいがん

という岬があります。

かつて舟を待ち合わせていた、行合崎海岸

行合崎ゆきあいざきは、いわゆる「風待ちの海岸」となります。
ここで江戸時代の船たちは、自分達の舟が前に進むために必要な「」を待っていたのでした。

というのも、江戸時代の船は「帆船はんせん」が主流でした。
そのため、帆に 「よい風(=順風)」 が当たらなければ、船は速度を出すことができません。
お、によい風が当たることを「順風じゅんぷう」といいます。

対義語は「逆風」です。

「順風」が来るのを待つために、船たちが風を待っていた行合崎

すなわち、この「順風」が来るのを待つために、船たちはこの行合崎において、風を待っていたのです
なので「風待ちの岬」と呼ばれるわけです。
そして、そんな待ち合いをする船達がここでたくさん行き交っていたため、

  • 行合崎ゆきあいざき

と呼ばれるわけです。

ちなみに「順風満帆」とはどういう意味?

ここで余談ですが、順風じゅんぷうが船の帆にうまくあたり続けて、帆いっぱいに当たる(=満帆/まんぱん)と、当然ながら船は順調に進んでゆきます
このことから、「物事がうまく順調に進むこと」を意味する、

  • 順風満帆じゅんぷうまんぱん

という四文字熟語の由来になっています。

ちなみに明治時代になってからは、石炭を燃やして水を沸かしたエネルギーで動く「蒸気船」が主流となってゆきました。
さらに時代が進むと、「ディーゼル船」が主流になってゆきました。

五能線の旅:深浦町の各駅をさらに過ぎ行く

  • 広戸駅ひろとえき
  • 深浦駅ふかうらえき
  • ウェスパ椿山駅つばきやまえき
  • 陸奥岩崎駅むついわさきえき
  • 十二湖駅じゅうにこえき
  • 白神岳登山口駅しらかみだけとざんぐちえき

※いずれも、青森県西津軽郡深浦町の駅です。

五能線の旅:かつて関所のあった、大間越

こうした駅をひたすら過ぎて南下してゆくと、だんだんと秋田県との県境に近づいてゆきます。

そして、

  • 大間越駅おおまごしえき(青森県西津軽郡深浦町)

に着きます。

そもそも「関所」とは?

大間越おおまごしとは、かつて関所せきしょのあった場所です。
関所とは、不審者が入ってこないように取り締まっていた場所のことです。
特に、江戸時代は

  • 自分達の領地に「鉄砲」が入ってこないこと
  • 参勤交代で、江戸に人質に取られた(大名の)嫁が逃げてくること

を、厳しく取り締まっていたのでした。
これを「入り鉄砲に出女いりでっぽうにでおんな」といいます。

津軽三大関所の1つ・大間越関所

大間越関所おおまごしせきしょは、いわゆる津軽三大関所の1つとされていました。
ちなみに、

  • もう一つは、奥羽本線おううほんせんで秋田県との県境にある、碇ヶ関いかりがせき
  • あと一つは、青い森鉄道で通る、青森市の野内のない

にありました。

参勤交代では、大名のお嫁さんは人質として江戸に捕らえられているため、これによって大名が江戸幕府に逆らえないような仕組みが出来上がっていました。
すなわち、もし嫁が江戸から脱走して領国(地元)へ帰ろうとしたときに、関所を通れば一発でバレるというわけです。

碇ヶ関いかりがせきは、太宰治の小説「津軽」にも出てきます。

そしてこうした「関所」は、現代でも「県境」となっている場所に多いイメージです。

世界遺産・白神山地

白神山地しらかみさんちは、青森県~秋田県の日本海側にかけてまたがる山地です。
そして列車は、この白神山地の西側の海岸線を通ることになります。

白神山地は、鹿児島県の屋久島やくしまとならんで、1993年に日本で初めてのユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録されました。

白神山地は、原生林のブナの木々が生えています。
原生林げんせいりんとは、いまだかつて人類の手がついていない、いわゆる「手付かずの林」ということですね。
つまり地球が誕生したときから、そのままの形で残っている林、ということになります。

白神山地が世界遺産に登録された理由

また、白神山地が世界遺産に登録された理由は、

人の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林が、世界最大級の規模(大きさ)で分布している(広がっている)こと」

です。

つまり、

  • ブナの木々が、地球が誕生したまま(原生)の状態で保存されており、
  • しかも世界で最も大きい範囲で存在しているから

といった理由により、世界遺産としての価値が認められる、というわけです。

まぁ、原生の林そのものであれば、確かにどこにでもあるかもしれません。
しかし白神山地レベルでの大きさ・美しさとなると、世界でもそうそうないために、価値が高いということですね。

白神山地はいうまでもなく、快速「リゾートしらかみ号」の名前の由来ともなっている山地です。

江戸時代の旅行家・菅江真澄

かつて江戸時代、秋田県・青森県(出羽・陸奥)のこの地域を旅した人に、

  • 菅江真澄すがえますみ

という人物がいました。
今でいうと、旅行系YouTuberの大先輩です。

彼は江戸時代後半の人物なので、江戸時代前半に活躍した松尾芭蕉などの後輩にあたる旅人でもあります。
出身は愛知県(岡崎市か、豊橋市のどちらかと言われています)ですが、29歳のときに故郷を旅立ち、長野県・新潟県を経て、山形県・青森県・北海道を旅して回ったのでした。

すなわち、そのときの旅行の記録・日記が、たくさん残っているわけです。
これは松尾芭蕉でいうところの「おくのほそ道」ということですね。

秋田県の伝説のハンター「マタギ」

秋田県には、マタギ(又鬼)と呼ばれる伝説のハンターがいました。

マタギは、主に日本の東北地方・北海道などの山で、伝統的な(まさしく「ハンター」的な)方法・やり方で狩猟を行っていた人たちのことをいいます。

マタギが捕る獲物は主にクマなどであり、他にはニホンザル、ウサギなどを狩りの対象としていたようです。
また、クマ北海道の山奥にもたくさんいますから、アイヌ民族も狩りの対象にしていました。

現代ではマタギの数は減少

しかし現代では、昔ながらのマタギは減少してしまっているようです。
やはり山間部の人口減少や、若者の都会・都市部への就職・進学に伴う流出も関係してくるでしょう。

マタギが狩りをする時に食べていた料理が、秋田県の名物・きりたんぽの起源になったともされています。
こちらは、次回も扱います。

五能線の旅の終わり:東能代駅に到着

やがて、五能線の旅の終点である、東能代駅ひがしのしろえきに到着します。

東能代駅(秋田県能代市)

次回は、東能代駅からさらに秋田方面へ向かってゆくことになります。

今回はここまでです!

お疲れ様でした!

ちゅうい!おわりに

この記事は、「旅行初心者に教える」ことを目的として書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。
そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。
再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。
何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

この記事が良いと思った方は、よかったら次の記事・前回の記事も見てくださいね!

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