鉄道唱歌 北海道編の歌詞を、わかりやすく解説してゆきます!
石勝線・夕張川・新夕張の地理などを、やさしく解説してゆきます!
↓まずは原文から!
夕張川の夕げしき
名所は河端瀧の上
また紅葉山鹿の谷
さらに読みやすく!
夕張川の 夕げしき
名所は河端 瀧の上
また紅葉山 鹿の谷
さあ、歌ってみよう!
♪ゆうばりがーわの ゆうげしきー
♪めいしょはかわばた たきのうえー
♪またもみじやまー しかのたにー
追分駅→川端駅→滝ノ上駅→新夕張駅(旧・紅葉山駅)
(夕張支線/2019年廃止)
紅葉山駅→鹿ノ谷駅→夕張駅
※鉄道唱歌に関係ある主要駅のみ表記
現代語訳のまとめ
まずはいつも通り、現代語訳の方から確認していきましょう。
- 旅の季節はちょうど美しい秋であり、傾いた夕日が優しく差し込んでいる。
- その光に照らされた夕張川の夕方の景色は、言葉にできないほど美しい。
- この路線にある見どころ(名所)としては、川端や滝ノ上の美しい渓谷がある。
- また、その先には紅葉山や、さらに鹿ノ谷といった、名前の通りに自然豊かな素晴らしい場所が次々と続いていくのである。
入日さすとは、西の空に沈んでいく夕方の太陽の光(夕日)が、辺りを照らしている様子です。
秋の紅葉をさらに赤く輝かせる、とてもドラマチックな演出になっています。
川端・滝の上・紅葉山・鹿ノ谷:これらはすべて、当時の夕張線(現在の石勝線や、かつてあった夕張線の駅など)の駅名です。
どれも、大自然の美しい景色がそのまま駅の名前になったような、とても風情がある名所ばかりです。
詳しくは、本文で解説します。
追分駅からは、石勝線で夕張川沿いに、夕張方面へ
前回説明したように、追分駅からは
- 石勝線
に乗り換え、夕張方面への寄り道というストーリーになります。
石勝線とは、どんな路線か
石勝線は、
- 北海道千歳市の南千歳駅を起点とし、
- 追分駅で室蘭本線と交差し、
- さらに東へ向かい、夕張川に沿って進み、
- 新夕張駅(北海道夕張市紅葉山)、
- トマム駅(北海道勇払郡占冠村)を経由して、
- 新得駅(北海道上川郡新得町)に至る
という路線です。
新得駅から先は、根室本線に乗り換え、
- 東へ東へ進むと、
- 帯広を経由して、
- 釧路、
- やがて根室に至る
ことになります。
元々は、夕張炭鉱で採れた石炭を運ぶための路線だった
石勝線は、元々は夕張炭鉱で採れた石炭を運ぶための貨物列車を走らせることを目的とした路線です。
1892年に、
の区間で開業した、いわゆる「夕張線」を起源とする路線です。
炭鉱の衰退とともに、需要減少 夕張支線は2019年に廃止へ
しかし、1960年代以降に炭鉱が衰退してくるとともに需要が減少し、石勝線夕張支線(※)は、2019年に廃止となりました。
※1981年の新夕張駅~新得駅開業とともに、夕張線が石勝線の区間という扱いに変わりました。
さらに、新夕張駅~夕張駅の区間は、石勝線の支線扱いとなったのでした。
川端駅・滝ノ上駅(現:廃止)を、夕張川沿いに進む
追分駅を出発して東へ進むと、
- 川端駅(北海道夕張郡由仁町川端)
に至ります。
川端駅を過ぎると、
- 夕張川
に沿って走ります。

川端駅(北海道夕張郡由仁町川端)

夕張川(画像が超不鮮明ですみません!!)
その夕景色を眺めつつ、
- 滝ノ上駅(北海道夕張市滝ノ上)
を通過します。

滝ノ上駅(北海道夕張市滝ノ上)
※滝ノ上駅は、2024年に廃止となりました。とても残念に思います。
新夕張駅(旧・紅葉山駅)に到着
夕張川沿いに列車を進めると、やがて
- 新夕張駅(北海道夕張市紅葉山)
に到着します。

新夕張駅(北海道夕張市)
新夕張駅は、1892年の開業当初は
- 「紅葉山駅」
という駅名でした。

新夕張駅にある、紅葉山駅の駅名標の再現(北海道夕張市)
1981年に旅客中心の駅「新夕張駅」に
長年にわたり石炭を運び続けましたが、炭鉱の衰退により、1981年には貨物列車の需要も激減したために、貨物扱いが廃止されたのでした。
そして、お客様のみを乗せる旅客扱い中心の駅として「新夕張駅」に改称されました。

新夕張駅ホーム(千歳方面)(北海道夕張市)
かつて2019年まで存在した「夕張支線」
しかし、
- 新夕張駅~夕張駅間の「夕張支線」
も、2019年には廃止されました。
- 夕張の炭鉱が次々に閉鎖されていき、
- そこで働いていた人達が、夕張市からいなくなってゆく
と、鉄道の利用者数も必然的に激減していきます。
鹿ノ谷駅も、廃止へ
歌詞に出てくる
- 「鹿ノ谷駅」
も、廃止された夕張支線の駅の1つでした。
次回は、夕張炭鉱の歴史へ
おわりに:いかがだったでしょうか。
夕日に染まる夕張川の川面や、赤く燃えるような紅葉の山々を窓から眺める旅は、本当に贅沢で素敵ですね!
当時の旅人たちも、炭鉱へ向かう途中でこの美しい大自然に囲まれて、きっと深く感動していたのだろうなと、温かい気持ちになりますね。
次は、夕張市の炭鉱について解説していきます!
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