【栃木県】那須高原・殺生石へ行ってきた!

那須高原を観光!まずは東京→宇都宮→黒磯(那須塩原市)へ

今回も前回と同じ、栃木県の観光です!那須高原(なすこうやげん)・殺生石(せっしょうせき)に行ったときのレポートになります。

那須高原・殺生石(栃木県)
那須高原・殺生石の前にて(栃木県)

まずは東京から東北本線・宇都宮駅(うつのみやえき、栃木県宇都宮市)へと移動します。ここまでは前回と同じです。
前回は日光(にっこう)の観光で宇都宮へ来たので、宇都宮駅からは日光線(にっこうせん)に乗り換えました。

しかし今回は那須高原の観光であり、宇都宮駅からさらに北へ約1時間ほどかかる黒磯駅まで行くので、宇都宮駅で降りるのはあくまで休憩目的です。
朝に東京を出発して(途中休憩等含め)3時間くらいかけて来るので、すこし休憩したいわけです。
そして宇都宮駅を北へ出発し、約50分ほどで黒磯駅(くろいそえき、栃木県那須塩原市)に到着します。

黒磯駅からバスで、那須高原へ

黒磯駅にて(栃木県那須塩原市)

黒磯駅からは、バスで那須高原(那須湯本)まで向かいます。
黒磯駅を出ると、那珂川(なかがわ)を渡り、北西の那須高原へ進んでゆきます。那珂川は、明治時代の「飲み水すらなかった」ほど水不足だった那須地域を、那須疎水(なすそすい)と呼ばれる仕組みによって救ってきた川になります。

那須疎水(なすそすい)については、以下の記事わかりやすく解説していますので、ご覧ください

鉄道唱歌 奥州・磐城編 第16番 那須高原は国内有数の避暑地

窓の景色は、おおよそ別荘地にふさわしい、なんだか北海道や長野県・軽井沢(かるいざわ)などのような緑あふれる景色になってゆきます。
約30分ほどバスに揺られ、那須高原の那須湯本(なすゆもと)に到着します。

那須湯本から、殺生石まで向かう

那須湯本(なすゆもと)に着くと、ここから近辺の殺生石(せっしょうせき)の方面へと向かいます。

那須湯本から、殺生石の方面へ向かいます!既に硫化水素の腐卵臭がプンプンしていました!

周囲は火山だけあって、早速硫化水素(りゅうかすいそ)の臭いがプンプンします(^^;)
つまり腐卵臭(ふらんしゅう)といって、まるで卵が腐ったような独特の臭いがするわけです。
火山のエリアは硫化水素などの有害な気体が飛んでいるため、このような臭いがするわけですね。
もちろん、硫化水素の濃度がきついときは人体に危険なので、その時は立ち入りが規制されます

この硫化水素などの火山性ガスが、ときに周辺の動物などの生物を殺してしまったりするため、殺生石(せっしょうせき)という名前がついたのです。

まだ「硫化水素」などといった化学の知識が発展していなかった大昔では、「殺生石」が生物を殺す石だと、本気で信じられていたのですね。
「そんな石が、生物を殺すガス(呪い?)を放つわけないだろ!」と思うかもしれませんが、それは科学という武器を持っている現代の我々の視点です。
昔は科学などあるわけなく、硫化水素がどうとか、確固たるエビデンス(根拠)をもって説明できる人はいないのです
昔は現代以上に「呪い」「祟り(たたり)」などの存在が信じられていたので、昔の人々はやむを得ず「石が、生物を殺すガス(呪い?)を放ったんだ!」と、なかば迷信のような形で結論づけていたわけですね。けどその正体は、呪いや祟りでもなく、硫化水素などの化学物質・火山性ガスだったわけです。

実際、現在でも殺生石の周辺で、タヌキやキツネの死骸が見つかったりしているそうです。
2022年にはイノシシ8体の死骸が見つかったりもしました。
もちろん我々人間が観光する分には問題ないのですが、あまりに硫化水素など火山性ガスの量が多い場合は、立ち入りが規制されることもあるようです

殺生石の方面へ進む(栃木県・那須高原)
那須高原・殺生石へ到着!(栃木県)
写真中央・やや左下が殺生石。現在では残念ながら割れてしまっている

殺生石は残念ながら、2022年3月に割れてしまいました。
原因は不明のようです。

再び黒磯駅に戻り、帰宅

殺生石を見終わった後、再びバスで黒磯駅まで戻り、東京まで戻りました。

今回はここまでです。最後まで読んでくださってありがとうございました!

おまけ:筆者の自撮り写真

那須高原・殺生石の前にて(栃木県)
那須高原・殺生石の前にて(栃木県)
これから殺生石の場所へ向かう!というシーン。(栃木県)
これから殺生石の場所へ向かう!というシーン。(栃木県)

【注意】
この記事は、「旅行初心者に教える」ことを目的地として書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
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