中央線鉄道唱歌の歌詞を、わかりやすく解説してゆきます!
富士見の地理・歴史などを、初心者の方にもやさしく解説してゆきます!
↓まずは原文から!
列車は進む高原の
海拔三千二百尺
こゝは信州富士見驛
さらに読みやすく!
列車は進む 高原の
海抜三千二百尺
ここは信州 富士見駅
さあ、歌ってみよう!
♪れっしゃはすすむ こうげんのー
♪かいばつさんぜん にひゃくしゃく
♪ここはしんしゅう ふじみえきー
甲府駅→竜王駅→韮崎駅→新府駅→日野春駅→小淵沢駅→富士見駅→青柳駅→茅野駅→上諏訪駅→下諏訪駅→岡谷駅(→至・塩尻駅)
※鉄道唱歌に関連する主要駅のみ表記
小淵沢駅を出ると、標高約900mの高原地帯へ
小淵沢駅(山梨県北杜市)を過ぎると、列車はますます坂を登り、高原地帯を走ってゆきます。
既に列車の前方右側には標高約2,800mの八ヶ岳が見えており、それどころか周囲は標高2,000m~3,000m級の山々がそびえ立ち、もはや日本の屋根のような場所を走ってゆきます。
列車の線路の標高も、800m~900mほどの高さの場所を走ってゆきます。
信濃境駅からは、長野県に入る
そして山梨県はここまでであり、信濃境駅(長野県諏訪郡富士見町)を過ぎると、列車は長野県に入ります。
ここからはずっと長い長い長野県内の旅となります。
ここからは、はるか南西の木曽路の終わりの田立駅(中津川の少し手前)まで、ずっと長野県の旅は続くというとになります。
それだけ長野県は広いのです。
「芙蓉の嶺」とは?
芙蓉の嶺とは、ここでは富士山のことをいいます。
しかし、この時点で富士山ははるか後方のため、あまり富士山に送られてという感じではないかもしれません。
むしろ、
- 日本第二位の北岳(標高3,193m)
- 鋸岳(標高2,685m)
- 甲斐駒ヶ岳(標高2,967m)
といった山々を後方にして、走って(登って)ゆきます。

中央本線・南アルプスの車窓(山梨県)
標高955mの富士見駅に到着
すると、中央線の中では最も標高の高い駅である、
- 富士見駅(長野県諏訪郡富士見町)
に到着します。

富士見駅(長野県諏訪郡富士見町)

富士見駅(長野県諏訪郡富士見町)
歌詞によれば、富士見駅の標高は海抜3,200尺とあります。
これは、現在の標高に直すと955mになります。
一尺とは、約0.3メートルのことを言います。
- 3,200×0.3=960
ですから、だいたい計算が合います。

富士見駅(長野県諏訪郡富士見町)
標高が高く、夏でも涼しい高原地帯
このあたりは標高も高く夏でも涼しいので、高原野菜の生産が盛んです。
窓の右側(北側)には、八ヶ岳の景色がチラホラ見えたり消えたりするのですが、八ヶ岳が窓に登場したときには、テンション上がってきます。
次は、青柳・茅野・上諏訪へ
次は、青柳・茅野・上諏訪方面へ向かってゆきます!
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