鉄道唱歌 北陸編 第35番 窓の左に広がる日本海 米山の麓を走る 遠く向こうは佐渡島

鉄道唱歌 北陸編の歌詞を、わかりやすく解説してゆきます!
米山の観光・歴史などを、初心者でも楽しめるよう解説してゆきます!

↓まずは原文から!

鉢崎はちざきすぎて米山よねやま
くゞるトンなな
いづればひろきわたのはら
佐渡さどくにまでくまもなし

さらに読みやすく!

鉢崎はっさきすぎて 米山よねやま
くぐるトンネル なな
ずれば広き わたのはら
佐渡さどの国まで くまもなし

さあ、歌ってみよう!

♪はっさきすーぎて よねやまのー
♪くーぐるトンネル ななつやつー
♪いずればひーろき わたのはらー
♪さーどのくにまで くまもなしー
(信越本線)
直江津駅→(旧・春日新田駅跡)→犀潟駅→柿崎駅→米山駅→青海川駅→柏崎駅→安田駅→北条駅→来迎寺駅→宮内駅→長岡駅

※鉄道唱歌に関連する主要駅のみ表記

現代語訳のまとめ(米山)

まずは、現代語訳から確認してゆきましょう。

  1. 鉢崎はっさきの駅を通り過ぎて、名峰・米山よねやまの、
  2. ふもとに掘られたトンネルを、七つ八つと次々にくぐり抜けていく。
  3. その暗闇を抜け出せば、目の前には広大な大海原(わたの原)が広がり、
  4. 遠く浮かぶ佐渡島さどがしま(佐渡の国)に至るまで、雲や陰りひとつなく晴れ渡って見えている。

難しい専門用語の解説(現代語訳)

米山(よねやま)

新潟県柏崎市かしわざきし上越市じょうえつしの境にそびえる、標高993mの美しい霊峰です。

山が直接的に日本海海岸線まで迫り出しているため、昔は波打ち際の険しい岩場を、命がけで抜けるような難所米山三里よねやまさんり)でした。

  • 霊峰れいほう神仏しんぶつが宿る山として人々の信仰を集めている、神聖な山のことです。
  • 米山三里よねやまさんり米山よねやまふもとに広がる、旅人を阻むかのような険しい崖荒波あらなみに阻まれた約12kmの海岸沿いの難所のことです。

わたの原(わたのはら)

大海原や広い海を意味する、古くからの和歌にもよく使われる美しい言葉です。

暗いトンネルを抜けた直後だからこそ、パッと開ける日本海の青さが際立ちます。

くまもなし(隈もなし)

影や曇りが一切なく、晴れ晴れと見通しが良いさまを表します。

さえぎるもののない日本海のかなたに、佐渡島さどがしま島影がくっきりと浮かび上がっている様子を伝えています。

柿崎を出て、米山のふもとを走る 左に広がる日本海

信越本線・日本海の景色(新潟県)

信越本線・日本海の景色(新潟県)

柿崎駅かきざきえき新潟県上越市)を出ると、

  • 柏崎かしわざき
  • 長岡ながおか

方面へと向かってゆきます。

窓の左側には、とても美しい日本海の景色が登場します。
そして米山よねやま(標高992m)のふもとを通ってゆきます。

米山駅は、かつて「鉢崎駅」と呼ばれていた

鉢崎はちざぎとは、かつての

  • 米山駅よねやまえき新潟県柏崎市米山町

の開業当初の駅名です。
米山駅は、当初は鉢崎駅はっさきえきと呼ばれていました。

米山駅(新潟県柏崎市米山町)

米山駅(新潟県柏崎市米山町)

「はちざき」ではなく「はっさき」と読んだようです。

窓の左側に広がる、日本海の景色

  • 犀潟駅さいがたえき新潟県上越市
  • 柿崎駅かきざきえき新潟県上越市

を過ぎると、窓の西側には本当に青い日本海の海が広がります。
特に夏の時期には晴れの日も比較的多いので、この時期の日本海側景色は本当に最高です。

米山付近の車窓(信越本線の車窓より)(新潟県)

米山付近の車窓(信越本線の車窓より)(新潟県)

歌詞にある通り、米山駅(旧:鉢崎駅)を出ると、現代でも確かに7つ~8つのトンネルをくぐります
米山よねやまのふもとの、海に面した山の下を通っているようなイメージですね。

わたの原」とはつまり、「海原うなばら」のことをいいます。
くまもなし」とは、曇りもない、つまり「広く見渡せる」という意味になります。

つまり、

トンネルを出たら、広い海原が広がり、佐渡の国まで広く見渡せる

という意味になります。

実際、この近辺は佐渡島からはちょっと遠いのですが、天気がよければ遠くに佐渡島まで見渡せたりもします。

米山付近の車窓(信越本線の車窓より)(新潟県)

米山付近の車窓(信越本線の車窓より)(新潟県)

米山付近の車窓(信越本線の車窓より)(新潟県)

米山付近の車窓(信越本線の車窓より)(新潟県)

米山のふもとを通り、青海川へ

米山よねやま(標高992m)からも、晴れた日には佐渡島がよく見えるそうです。

米山(写真中央)(新潟県)

米山(写真中央)(新潟県)

米山は、新潟県のこの近辺にそびえ立つ、まるでこの地域シンボルともいえるような高い山ですね。
上越妙高駅じょうえつみょうこうえきの付近の、新幹線の車窓からもよく見えるので、「上越富士」といってもいいかもしれません。
ただし「上越富士」という言い方は、一般的にはなされていないようです。

次回は、青海川駅へ

おわりに:米山駅を過ぎると、歌詞にあるようにいくつものトンネルをくぐり抜け、やがて青海川駅おうみがわえきに到着します。

青海川駅については、次回解説します!

コメント