【新幹線】最高速度はどう決まる?「設計」と「営業」の違いを徹底解説!

新幹線の最高速度には「設計」と「営業」という2つの指標があります。
なぜこの2つが分かれているのか、わかりやすく解説してゆきます!

今回は、新幹線の「設計最高速度」と「営業最高速度」の違いについて学んでいきましょう!

今回は、新幹線の「設計最高速度」と「営業最高速度」の違いについて学んでいきましょう!

本記事に掲載している画像は、あくまでAIによるイメージです。全て実在しない車両・景色になりますのでご了承ください。

新幹線の「設計最高速度」と「営業最高速度」

​新幹線のスピードを知るための2つの指標

今回は、新幹線の「設計最高速度」と「営業最高速度」の違いについて学んでいきましょう!

新幹線の速さを語るとき、実は「2つの顔」があります。
それが、設計最高速度営業最高速度です。

​どちらも重要な数字ですが、目的が全く違いますね!

​新幹線における「設計最高速度」とは?

設計最高速度とは、いわゆる車両や線路が「物理的に出せる限界」のスピードのことをいいます。
すなわち、新幹線はあらかじめこのスピードに耐えられるように、そもそもの車両の強度ブレーキ性能が決められているというわけです。

  • 設計最高速度とは、車両や線路が、物理的に耐えられる限界の速度のことを言います。
  • 営業最高速度とは、実際にお客様を乗せて走る時に、安全やコストを考慮して実際に運行される速度のことです。

このように、設計最高速度というものは、​いわば、その車両が持つ「ポテンシャル」そのもであるというわけですね。

しかしながら、営業最高速度というものはお客様を乗せて走ることを考えなきゃいけないため、フルにスピードを出しまくってはいけないわけです。

新幹線は、安全への配慮などから、設計最高速度ギリギリまで出すわけにはいかない・・・

新幹線は、安全への配慮などから、設計最高速度ギリギリまで出すわけにはいかない・・・

一方、新幹線における「​営業最高速度」とは?

営業最高速度とは、実際に乗客を乗せて走るときの「公式な最高時速」のことをいいます。

​例えば、

  • 駅での停車時間
  • 安全基準
  • さらには騒音問題

など、様々な要素を考慮して決められています。
例えば、いくら(物理的に・技術的に)時速360km出せるからと言って、まともにそのスピードで走っていると、とてつもない騒音・振動が出てしまい、近所や周辺地域に対して迷惑かかることになります。

新幹線が実際に(お客様を乗せて)出せる速度は、営業最高速度 というわけですね!

新幹線が実際に(お客様を乗せて)出せる速度は、営業最高速度 というわけですね!

このように、新幹線2種類の最高速度のうち、私たちの生活に直接関わってくるのは、こちらの「営業最高速度」のスピードというわけですね!

​したがって、

  • 営業最高速度は、設計最高速度よりも低く設定される

というのが一般的です。

それぞれの速度の​具体的な違いと、関係性

専門用語を少しだけ平易に解説しますね。

  • 設計最高速度:車両や施設が技術的に耐えられる限界値のことを言います。
  • 営業最高速度ダイヤや実際のお客様を乗せて走る時の運行環境を考慮した、現実的な運用速度のことを言います。

​すなわち、これらは「限界能力」と「実力」という関係性です。

​もしも、新幹線が設計最高速度ギリギリで毎日走ったらどうなるでしょうか?
​痛みやすくなるため、車両のメンテナンスが大変ですし、ブレーキの余裕もなくなってしまいますね。
線路のレールも早く痛みそうですし、ガタが入ってしまいそうです。

例えばマラソンランナーも、毎日フルスピードで走っていたら、もうあっという間に体力も持たなくなるし、体も故障してしまって、走れなくなることでしょう。

​また、線路周辺の騒音や振動の影響も大きくなってしまいます。
​そういった理由から、営業最高速度には「安全のためのゆとり」がしっかりと確保されているというわけです。

新幹線があくまで安全に営業運転できるための速度が、営業最高速度というわけです。

新幹線があくまで安全に営業運転できるための速度が、営業最高速度というわけです。

​なぜこの2つに分かれているのか?

​ここで少し、技術的な視点を含めて深掘りしてみましょう。

​例えば、E5系(東北新幹線「はやぶさ」)を例に挙げます。

  • この車両の設計最高速度は、時速360kmです。
  • しかし、営業最高速度時速320kmですね。

​なぜ、もっと速く走らせられないのでしょうか(その方がライバルである航空機にも勝てそうですよね)?
それは時速320kmを超えると、急激に騒音や振動の問題が大きくなってしまうからです。
それでは周辺住民の人々に迷惑かけてしまいますし、本末転倒の結果になってしまいます。

すなわち、環境に配慮しつつ、経済的に運行できるラインが時速320kmなのです。

このように、

  • 設計最高速度は「技術力の証明」であり、
  • 営業最高速度は「社会との調和」のバランスを保つためのもの

ですね!

​まとめ:新幹線の安全を支える「余裕」の仕組み

新幹線の「設計最高速度」「営業最高速度」の違いが理解できたでしょうか。

新幹線のスピードについて、理解は深まりましたか?

設計最高速度営業最高速度の違いは、まさに「安全へのこだわり」そのものです。
すなわち、限界ギリギリではなく、あえて余裕を持って走ることで、毎日の安全が守られています。

新幹線は、単に速いだけではなく、技術と環境、外部からの安心をすべて考えて設計されているのですね!
この余裕があるからこそ、私たちは安心して日本の旅を楽しめるのだと思います。

​次の新幹線に乗るときは、この「余裕」のすごさを思い出してみてくださいね!

おわりに・まとめ

次に新幹線に乗る時の「学び」「気づき」になれば嬉しい限りです!

新幹線の「設計最高速度」と「営業最高速度」、その違いについて解説しました。
私たちが普段乗っている新幹線が、どれほどの余裕安全管理の上に成り立っているのかがよくわかりますね!

「本当はもっと出せるかもしれないけれど、安全のためにあえて制限を設けている」。
この余裕こそが、日本の新幹線が誇る世界一の安全神話を支えているのですね。

ぜひ次に新幹線に乗る際は、その速さの裏にある「守られている安心感」にも思いを馳せてみてくださいね!

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