石北本線で上川へ!上川駅での補給の重要性や、冬は極寒・夏は猛暑となる上川盆地の気候などを、わかりやすく解説してゆきます!

北海道・上川町(画像はAIによるイメージです。実際の景色ではありませんので、ご了承ください。)
フォーカスキーフレーズ:上川
新旭川駅から、石北本線で上川方面へ
前回は石北本線の基礎知識について詳しく解説してきました。
まだご覧になっていない方は、ぜひ前回の記事もあわせてチェックしてみてくださいね!

石北本線で当麻・愛別を抜けて上川へ
新旭川駅で、以前当サイトでも解説した宗谷本線と分かれた後、
- 当麻
- 伊香牛
- 愛別
- 安足間
といった地域・駅を過ぎてゆき、上川方面へと向かってゆきます。

愛別駅(北海道上川郡愛別町)

安足間駅(北海道上川郡愛別町)
上川駅に到着(石北本線)
やがて、
- 上川駅(北海道上川郡上川町)
に着きます。

上川駅(北海道上川郡上川町)
上川駅での約1時間の乗り換え待ち時間を活用する
旭川駅を09:16発の上川行の普通列車で出た場合、上川駅には10:16の到着になります。
そして上川駅では11:18発(遠軽行)の発車まで、約1時間ほどの待ち時間があります。
この貴重な時間を有効利用しなければなりません。
※上記は2024年3月ダイヤ改正時点のダイヤに準拠したものです。
2026年現在では大幅に変更されていますのでご注意ください。
駅前のセイコーマートは命綱!最後の買い出しチャンス
上川駅では、近くに貴重なセイコーマート(=北海道ならではのコンビニ店)があります。
冒頭にも述べた通り、ここから先の道ではコンビニがほぼ無いような山岳地帯を通っていくことになります。
そのため、旭川駅で朝寝坊などをしてコンビニで買い忘れた場合でも、まだ上川駅のコンビニで買うチャンスが残っています。
でないと、ここからはるか先の
- 遠軽
- 北見
まで我慢しないといけない場合があります。
北海道の鉄道旅では事前の補給計画が超重要
北海道の鉄道旅行では、出発駅のコンビニで食べ物をひとたび買い忘れると、その後列車内で長時間何も食べられないという事態が発生することがあります。
それを少しでも防ぐためにも、出発駅(今回の場合は旭川駅)周辺のコンビニで、それを逃したときは、今回のように上川駅の約1時間の乗り換え待ち時間を利用して、コンビニで昼食や間食などを買っておきたいものです。
そのため、停車駅の近辺にコンビニ等があるかどうか、事前に調べておくことも重要になります。

北海道の冬のコンビニ店の例(画像はあくまでAIによるイメージです。)
夏は猛暑、冬は極寒・・・厳しい気候の、上川盆地
上川という地名は、旭川を中心とする上川総合振興局の名前にもなっています。
また、旭川市を中心として広がる広大な盆地のことを、上川盆地といいます。
日本最低気温の記録を持つ、極寒の上川盆地
上川盆地は、冬は非常に寒冷で、たとえば旭川市であれば1902年に記録した-41度の最低気温日本記録を持っています。
もちろん基本的にはそこまで寒くはなりませんが、それでもやはり冬は-10度~-20度くらいは覚悟しておいた方がいいです。
そしてここまでの低温になると、もはや寒いというよりもむしろ「痛い」というレベルとなり、真っ白で極寒な外に出るのですらもなかなか憚られます。
室内はポカポカ!北海道の「寒冷地仕様」の住宅構造
ただし、北海道の建物は基本的に「寒冷地仕様」なので、建物の中はとてもポカポカで暖かく、眠たくなることすらあります。
北海道の建物は壁が分厚く、二重ガラスにもなっており、断熱性に優れています。
すなわち、中の暖気が外に逃げにくく、また外の寒気が中に入ってきづらい構造となっているわけです。
これによって、冬でも室内がある程度の暖かさが保たれる仕組みになっています。
したがって、北海道では冬は暖房をいれなくても、部屋はデフォルトでもそこそこ暖かったりするのです。
「東京の方が寒い!?」北海道民が感じる冬の体感差
北海道出身の方も、北海道に住んでいたときは風邪はひかなかったのに、東京に住んでから初めて風邪を引いた方もいるといいます。
北海道民の方曰く、「東京の方が寒い」そうです。
北海道民は「冬は半袖でアイスクリームを食べている」という逸話もあったりします。
断熱性能が弱く冷え込みやすい、東京の住宅事情
それとは対照的に、東京の建物は基本的に壁が薄く、断熱性が弱いため、部屋の中の暖気が外に逃げてゆき、逆に外の寒気が部屋の中に入ってきやすく、どれだけ暖房を入れてもなかなか部屋の中は暖まりません。
空気が乾燥するとさらに体感温度が下がってしまうため、加湿器などで湿度を上げる(わざとムシムシさせる)工夫の必要も出てきます。
冬の寒さと高い家賃に悩まされる、東京の暮らし
したがって東京で寒い冬を過ごすと、本当に沖縄や鹿児島などの暖かい地域へ短期移住したくなる気分にもなります(しかし、鹿児島も冬は意外と寒い)。
それに加え東京は土地そのものが高いため、基本的に家賃が高いです。
月7万~8万円ならば、むしろ安い部類といえるでしょう。
建築コストと家賃相場の兼ね合い
そのため、上記のように壁を分厚くして断熱性能まで上げて・・・とやっているとその分コストもかかり、さらに家賃の上昇となって跳ね返ってくるため、東京の建物はコスト削減のために比較的簡素な造りとなっているのでしょう。
狭小・極寒だった筆者の東京ワンルーム体験談
ちなみに余談ですが、私(筆者)が昔住んでいた東京の家賃7万円の部屋は、結構狭くて荷物・家具だけでも部屋のスペースをあっという間に占領してしまい、また6月には早くも害虫が発生し、夏は蒸し暑く(油断するとすぐに)カビだらけになり、冬は極寒で暖房の威力を最強にしてもなかなか全然暖まりませんでした。
この部屋は地方だと家賃3万円台のクオリティーだったわけですが、それでも新宿・渋谷・原宿・池袋にとても近い便利な立地だったことと、しかも駅や商店街にもすぐ近いという便利すぎる場所だったこともあり、文句は言えませんでした。
というか1日の大半を電車・ワーキングスペース・ネットカフェなどで過ごしていたため、ほとんど家にいませんでした。
そしてそれらの利用料金もかかるため、東京暮らしはなかなかお金がたまりません。
東京で普通レベルの部屋に住もうと思ったら、最低でも家賃10万円以上のところに住まなければなりません。
刺激に満ちた大都会・東京で暮らす魅力と適性
しかし大都会である東京は何でも存在し、様々な刺激で溢れているため、
- お金はかかるけど自分を成長させたい
- どんどん色んなことに挑戦していきたい
という方にとっては、この上ない場所・街です(ただし本当に色んな人がいるため、人に騙されないことも重要です)。
また、東京は有名人に会える・会いやすいというメリットもあります。
あなたは、東京暮らしと地方暮らし、どっちが合うと思うでしょうか。
盆地ならではの過酷さ!夏は35度超えの猛暑になる上川盆地
話を元に戻します。
話を戻しますが、夏の上川盆地は、盆地であるがゆえにとても暑くなります。
旭川の夏はめちゃめちゃ暑く、35度くらいまでは気温が普通に上昇します。
「旭川は(北海道だし)夏も涼しいだろう」
というイメージを持つ方も多いと思いますが(私も最初はそう思っていました)、私が最初に旭川に行った時はとても予想に反した暑さだったことを覚えています。
冬との寒暖差は約50度ほどにもなり、住むにはかなり厳しい気候の地域だといえます。
上川町の地理・歴史
大雪山系のふもとに広がる大自然と、層雲峡温泉

上川町の景色の例(大雪山系や、石狩川を思わせる景色)(画像はあくまでAIによるイメージです。)
上川町は、雄大な大雪山系のふもとに位置する自然豊かな町です。
古くから大雪山への登山や観光の玄関口として親しまれ、名湯として知られる「層雲峡温泉」があることでも全国的に有名ですね。
林業と農業を中心に発展した上川町の歴史
かつての上川町は、その豊富な森林たちを武器にした林業や農業を中心に栄えてきました。
すなわち、持ち前の豊富な木材の在庫を持って各地へ運び販売し利益に変え、人々の生活を支えてきたというわけです。
さらに、大正時代から昭和初めにかけて鉄道(石北本線)が開通したとともに、木材をさらに遠い地域に販売できるようになり(すなわち販路が拡大し)、鉄道のおかげで林業を営むにはさらに便利な土台が作り上げられました。
モータリゼーションの進展と観光拠点への転換
しかしながら1960年代以降は自動車が発展してきたため(モータリゼーション)、どちらかというと鉄道よりもトラック輸送などが主力になってきています。
また、石北本線が開通してからは、上川町の町は多くの大雪山や旭岳を目指す登山客や旅人が行き交う拠点として発展してきました。
上川町は、現在でも豊かな大自然を生かした観光やグルメが楽しめる、見どころたっぷりの町ですよ!
大雪山とは?

上川町の景色の例(背景の大雪山系を思わせる景色)(画像はあくまでAIによるイメージです。)
大雪山とは、実は一つの山ではなく、北海道の真ん中にドカンと広がる、巨大な火山グループ全体の呼び名です。
すなわち、大雪山っていう単独の山が存在するわけではなく、複数の山々からなる連峰というわけですね。
そんなたくさんある山々の中で最も高い山、すなわち大雪山系の最高峰は、後述する旭岳となります。
アイヌ語で「神々が遊ぶ庭」と呼ばれるほど雄大であり、美しい高山植物や広大な絶景がそこには広がっていますよ!
旭岳との違いは?
また、大雪山という大きな山の集まりの中で、一番てっぺんにあたる最高峰の山が「旭岳(標高2,291m)」です。
また、旭岳は北海道の最高峰(すなわち、北海道で一番高い山)ということになります。
すなわち、旭岳の存在は大雪山という広いチームのエースであり、また北海道で一番高い山が旭岳だとイメージすると分かりやすいですね。
特急「大雪(たいせつ)」の由来に?
さらに、石北本線を走る特急「大雪」は、まさにこの雄大な大雪山から名前が取られています。
このことを知らないと、特急「おおゆき」などと呼んでしまいそうになるので、気をつけましょうね😅
「北海道の屋根」と呼ばれる険しい大雪山系の山すそをまるで縫うように駆け抜けていく特急列車にぴったりの、まさに迫力のある名前ですね!
「上川」の由来
上川の由来は、シンプルに石狩川の上流にある地域であることからきています。
まず、「上川」という地名は、アイヌ語の「ペニ・ウングル・コタン(川上流の人々の村)」に由来します。
- ペニ(ペンケ):上流の
- ウングル:人々の
- コタン:村
すなわち、北海道を代表する日本第三位の大河・石狩川の「上流(川上)」にある地域ということから、わかりやすく「上川」と名付けられました。
上川駅を出て、白滝方面へ

上川町の景色の例(画像はあくまでAIによるイメージです。)
おわりに:上川駅を出ると、次の白滝駅までは、なんと約40分ほど止まりません。
ここからは、本格的に長い長い石北本線の旅になります。
今回はここまでで、次回また改めて解説します。
では、また次回お会いしましょう!
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