美しき水の女神「イチキシマヒメ」とは?ご利益や弁財天との関係を分かりやすく解説!

日本神話に登場する水の女神「イチキシマヒメ」のご利益や歴史、弁財天との関係を、初心者向けにわかりやすく解説します!

水辺の神様・イチキシマヒメ(画像はあくまでAIによるイメージです。史実とは異なる描写がある可能性がありますので、ご了承ください。)

水の女神「イチキシマヒメ」とは?

日本神話に登場する「水の女神」イチキシマヒメ(画像はあくまでAIによるイメージです。)

イチキシマヒメは、日本神話に登場するとても美しく慈愛に満ちた水の女神様ですね!

神様の基本データ

日本各地の「海辺の神社」に祀られていることの多いイチキシマヒメ(画像はあくまでAIによるイメージです。)

  • 名前: イチキシマヒメ市寸島比売命いちきしまひめのみこと
  • 主なご利益: 海上安全、交通安全、金運向上、芸能上達
  • 祀られている神社: 厳島神社いつくしまじんじゃ広島県)、宗像大社むなかたたいしゃ福岡県)、江島神社えのしまじんじゃ神奈川県・江ノ島えのしま)、都久夫須麻神社つくぶすまじんじゃ滋賀県・竹生島ちくぶしま)など

専門用語のやさしい解説(宗像大社とは?厳島神社とは?など)

  • 宗像大社むなかたたいしゃ:福岡県にあり、日本神話の時代から続く、宗像三女神むなかたさんじょしんをお祀りする総本社そうほんしゃです。
  • 厳島神社いつくしまじんじゃ:広島県の宮島みやじまに存在し、海に浮かぶような美しい大鳥居おおとりいで世界的に知られる世界遺産の神社です。
  • 江島神社えのしまじんじゃ:神奈川県の江ノ島に存在する神社で、日本三大弁財天の一つとして古くから信仰を集める名社です。
  • 都久夫須麻神社つくぶすまじんじゃ:滋賀県の琵琶湖に浮かぶ竹生島ちくぶしまに存在する神社(竹生島神社ちくぶしまじんじゃ)で、こちらも日本三大弁財天として有名です。

鎌倉時代の厳島神社(画像はあくまでAIによるイメージです。)

江戸時代の江ノ島(現在の神奈川県)(画像はあくまでAIによるイメージです。)

琵琶湖の景色(画像はあくまでAIによるイメージです。)

日本三大弁財天と宗像大社の違い

日本三大弁財天にほんさんだいべんざいてんとは、一般的に

  • 宝厳寺ほうごんじ竹生島神社ちくぶしまじんじゃ(滋賀県・竹生島ちくぶしま
  • 江島神社えのしまじんじゃ(神奈川県・江の島)
  • 厳島神社いつくしまじんじゃ(広島県・宮島)

三社寺さんしゃじのことを指します。

ちなみに、先述の4つの神社のうち宗像大社むなかたたいしゃ日本三大弁財天にほんさんだいべんざいてんではなく、あくまでも宗像三女神むなかたさんじょしん総本社そうほんしゃとなります。

イチキシマヒメとは、どんな神様?

イチキシマヒメ(画像はあくまでAIによるイメージです。)

イチキシマヒメは、アマテラススサノオ誓約うけいという儀式から生まれた、宗像三女神むなかたさんじょしんの次女とされる女神様めがみさまです。

古代から海の神、航海の守護神として深く信仰されてきました。

専門用語のやさしい解説(宗像三女神とは?天照大御神とは?など)

  • 宗像三女神むなかたさんじょしん:アマテラスとスサノオの誓約うけいから生まれた、海や水を守る三姉妹の美しい女神様めがみさまのことです。
  • アマテラス:太陽を司る最高神とされる女神様めがみさま天照大御神あまてらすおおみかみ)のことです。
  • スサノオ:アマテラスの弟で、力強く海や嵐を司る男神おがみ須佐之男命すさのおのみこと)のことです。
  • 誓約うけい:古代の日本で、お互いの心にやましいことがないかを確かめ合うために行った、神聖な占いや儀式のことです。

太陽の女神・天照大神(アマテラス)(画像はあくまでAIによるイメージです。)

勇ましさの象徴・スサノオ(素戔嗚尊)(画像はあくまでAIによるイメージです。)

厳島神社の社名の由来

ちなみに、広島県に存在する日本三景・宮島厳島神社の「厳島いつくしま」という名前も、このイチキシマヒメを意味する「いつき島神をまつる島)」が由来だと言われていますよ!

鎌倉時代の厳島神社(画像はあくまでAIによるイメージです。)

イチキシマヒメの、「弁財天」との神仏習合

また、仏教神様が結びついた昔の時代(神仏習合)では、インド由来芸能財宝の女神である弁財天べんざいてん(弁天様)と同一視されるようになりました。

イチキシマヒメ(画像はあくまでAIによるイメージです。)

専門用語のやさしい解説

  • 神仏習合しんぶつしゅうごう:日本古来の神様の信仰と、海外から伝わった仏教の教えが混ざり合い一つの信仰として合体することです。
  • 弁財天べんざいてん(弁天様):もともとはインドの聖なる川の女神(サラスヴァティー)で、水・音楽・芸能・学問・金運を授けてくれる仏教の神様のことです。
  • サラスヴァティー:古代インドのヒンドゥー教において、「聖なる川」を神格化した「水と豊穣ほうじょう、学問や音楽・芸術」を司る女神のことです。

現代における多彩なご利益

だからこそ、イチキシマヒメは現代でも美・芸能・金運のパワースポットとして大人気なのですね!

つまり、イチキシマヒメ海や水の守護神でありながら、弁天様としても親しまれている大変華やかな女神様です。

音楽・芸能の神様としての側面

琵琶を持った「音楽・芸能の神様」としてのイチキシマヒメ。(画像はあくまでAIによるイメージです。)

イチキシマヒメは、弁財天べんざいてんと同一視されたことから、音楽や芸能の神様としても広く信仰されています。

琵琶びわを持った美しい姿でおなじみの弁天様と同じように、芸の上達表現力を高めたい多くの人々から熱心に祈願されていますよ!

琵琶びわ:東アジアで広く親しまれてきた伝統的な弦楽器で、弁天様が手にして奏でていることで知られます。

「芸能上達」のご利益とは?

芸能上達」とは、音楽演劇ダンスといった芸術分野はもちろん、人前でのスピーチや文章表現など、ありとあらゆる自分を表現する技術が高まるご利益のことです。

浜松(静岡県)の楽器の例(画像はあくまでAIによるイメージです。)

弁天様が持つ美と知恵の力にあやかり、プロのアーティストから趣味で習い事を楽しむ方まで、幅広く親しまれています!

あやかる:例えば「優れた力」や「運の良さ」を持つものの影響を受け、自分も同じような幸運良い状態に恵まれるように願うことをいいます。

全国の水辺や港に広がる信仰

海の安全を守る女神・イチキシマヒメ(画像はあくまでAIによるイメージです。)

また、例えば海の安全水害防止を祈るため、イチキシマヒメまつるための神社は、全国各地の海辺や湖、池のほとりなどに数多く勧請かんじょうされていきました。

勧請かんじょう:神様の分霊ぶんれい分け御霊わけみたま)を、別の場所にお招きして、新たにおまつりすることです。

水辺の安全を守る女神・イチキシマヒメ(画像はあくまでAIによるイメージです。)

例えば、イチキシマヒメ島や港町はもちろん、内陸部のため池湧水地ゆうすいちでも大切におまつりされているという事柄は、まさしく水が人々の命や暮らしに直結していたからですね!

「弁天様は嫉妬深い」という俗説の真相

よく、

弁天様のいる公園や池に、カップルで行くと別れる

という噂を耳にしますが、これは美しすぎる女神様がヤキモチをくから、という昔の俗説にすぎません。

例えば、主な「別れる原因」としては、

  • 不慣れなボートの操作に手こずってしまい、気まずい空気になってしまう
  • 待ち時間が長くて疲れてしまい、会話が途切れて重い沈黙口喧嘩になってしまう
  • 周りの楽しそうなカップルと自分たちを無意識に比べてしまい、お互いに不機嫌になってしまう

などの心理的な要因が、別れの本当のきっかけと考えられます。

恋人の観光地のデートの例(画像はあくまでAIによるイメージです。)

つまり、お別れの原因神様にあるのではなく、混雑疲れといったシチュエーションによるものなのですね!

実際のイチキシマヒメ(弁天様)はとても慈悲じひ深く、男女を問わず訪れる人々を温かく見守って福を授けてくださる神様ですので、安心してお参りしてくださいね!

おわりに・まとめ

今回は、日本を代表する美しい水の神様「イチキシマヒメ」の由来やご利益りやくについて解説しました。

古代の航海安全から始まり、神仏習合を経て弁財天と結びついたことで、現在では金運芸能上達など多彩な福をもたらす神様として親しまれています。

全国の神社水辺のパワースポットを訪れる際は、ぜひイチキシマヒメの豊かな歴史や物語を思い出して、日々の感謝と願いを伝えてみてくださいね!

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