日本の高い山・低い山ランキングを徹底解説!富士山をはじめとする3,000m峰21座の一覧から独立峰の魅力、ユニークな日本一低い山まで、わかりやすく紹介してゆきます。

日本一高い山・富士山(画像はあくまでAIによるイメージです。)
日本の標高ランキング(30位まで)

日本一高い山・富士山(画像はあくまでAIによるイメージです。)
ランキング上位1位〜10位 日本一の高い山・富士山
日本の高い山のうち、上位10位(11峰)は、以下の通りです。
なお3位は、同率で2つの山が並んでいます。
1位:富士山(3,776m / 静岡県・山梨県) 日本一高い山
2位:北岳(3,193m / 山梨県)
3位:奥穂高岳(3,190m / 長野県・岐阜県)
3位:間ノ岳(3,190m / 山梨県・静岡県)
5位:槍ヶ岳(3,180m / 長野県・岐阜県)
6位:悪沢岳(3,141m / 静岡県)
7位:赤石岳(3,120m / 長野県・静岡県)
8位:涸沢岳(3,110m / 長野県・岐阜県)
9位:北穂高岳(3,106m / 長野県・岐阜県)
10位:大喰岳(3,101m / 長野県・岐阜県)
より詳細バージョン(ランキング:1位〜10位)

日本一高い山・富士山(画像はあくまでAIによるイメージです。)
- 1位:富士山(3,776m / 静岡県・山梨県):日本最高峰の成層火山で、美しい姿から世界文化遺産にも登録されています。
所属:独立峰。 - 2位:北岳(3,193m / 山梨県):標高は富士山に次ぐ日本第2位です。
所属:白根山系(赤石山脈) - 3位:奥穂高岳(3,190m / 長野県・岐阜県):飛騨山脈の最高峰の山です。
所属:穂高連峰(飛騨山脈) - 3位:間ノ岳(3,190m / 山梨県・静岡県):南アルプスの深部にある、静かな名峰です。
所属:白根山系(赤石山脈) - 5位:槍ヶ岳(3,180m / 長野県・岐阜県):天に向かって鋭く尖った穂先が特徴で、「日本のマッターホルン」と呼ばれます。
所属:飛騨山脈 - 6位:悪沢岳(3,141m / 静岡県):別名を東岳とも言い、荒川三山の主峰として堂々とした山容を誇ります。
所属:赤石山脈 - 7位:赤石岳(3,120m / 長野県・静岡県):赤茶けた岩肌が特徴的で、南アルプスを代表する重厚な山です。
所属:赤石山脈 - 8位:涸沢岳(3,110m / 長野県・岐阜県):穂高連峰の一つで、涸沢カールの真上にそびえる険しい岩山です。
所属:穂高連峰(飛騨山脈) - 9位:北穂高岳(3,106m / 長野県・岐阜県):穂高連峰の北端に位置する山です。
所属:穂高連峰(飛騨山脈) - 10位:大喰岳(3,101m / 長野県・岐阜県):槍ヶ岳のすぐ南側に位置する山です。
所属:飛騨山脈
豆知識:独立峰・山系・山脈の違い
- 独立峰:他の山脈と連ならず、平野や海辺に単独でポツンとそびえ立つ山のことです(例:富士山、開聞岳(薩摩富士)など)。
- 山脈:複数の山々が細長く列をなして連なっている、大規模な地形のことです(例:飛騨山脈、赤石山脈など)。
- 山系:山脈よりもさらに広く、同じ地質や成り立ちを持つ山脈や山地を、ひとまとめにしたグループのことです。
3,000m峰が北アルプス・南アルプスに集中する理由と魅力

日本一高い山・富士山(画像はあくまでAIによるイメージです。)
やっぱり1位の富士山は、群を抜いて高くて圧倒されますね!
2位以下を見ると、3,000mを超える山はすべて飛騨山脈(北アルプス)か赤石山脈(南アルプス)に集中しています。
また、日本三大山脈のうち木曽山脈(中央アルプス:最高で木曽駒ヶ岳の2,956m)には、標高3,000mを超える山は存在しません。
すなわち、日本国内で3,000mを超える高山に登りたいときは、(独立峰である御嶽山)などを除けば、いずれにせよこの2つの大きな山脈を目指すことになります。
したがって、登山が好きな方にとっては憧れの聖地ばかりですね!
標高:平均海面を基準(0m)として測った、土地や山の高さのことです。
日本の高い山ランキング11位〜20位
11位から20位までの山をまとめました。
- 11位:前穂高岳(3,090m / 長野県)
- 12位:中岳(3,084m / 長野県・岐阜県)
- 13位:荒川中岳(3,084m / 静岡県)
- 14位:御嶽山(3,067m / 長野県・岐阜県)
- 15位:農鳥岳(西農鳥岳)(3,051m / 山梨県・静岡県)
- 16位:塩見岳(3,046m / 長野県・静岡県)
- 17位:南岳(3,033m / 長野県・岐阜県)
- 18位:仙丈ヶ岳(3,032m / 山梨県・長野県)
- 19位:乗鞍岳(3,026m / 長野県・岐阜県)
- 20位:立山(大汝山)(3,015m / 富山県)
このように、長野県の御嶽山や乗鞍岳、富山県の立山など、名前を聞いたことがある有名な山がたくさん出てきますね!

御嶽山(画像はあくまでAIによるイメージです。)

立山連峰(画像はあくまでAIによるイメージです。)
標高上位100山の半数以上を占める「山の国・長野県(信濃国)」
ちなみに、長野県は日本アルプスの中心地であるため、標高上位100位に占める山の数が、全国で圧倒的第1位となっています。
長野県歌「信濃の国」でも、
と歌われていますね。
意味は、そびえる山々はとても高く険しく、そこから流れ出る川(千曲川など)ははるか遠くまで長く流れている、という豊かな自然を讃える意味です。
日本に21座しか存在しない「3,000m峰」の奇跡
したがって、標高3,000mを超えるような日本の「3,000m峰」は全部で21峰あると言われています。
すなわち、この20位までの山も、すべてその「日本に21座しかない3,000m峰」の仲間なんです。
日本の山々は、本当にどこも魅力的で素晴らしいですね!
日本の高い山ランキング21位〜30位
21位から30位までの山をまとめました。
- 21位:聖岳(3,013m / 長野県・静岡県)
- 22位:剱岳(2,999m / 富山県)
- 23位:水晶岳(黒岳)(2,986m / 富山県)
- 24位:甲斐駒ヶ岳(2,967m / 山梨県・長野県)
- 25位:木曽駒ヶ岳(2,956m / 長野県)
- 26位:白馬岳(2,932m / 長野県・富山県)
- 27位:薬師岳(2,926m / 富山県)
- 28位:野口五郎岳(2,924m / 長野県・富山県)
- 29位:鷲羽岳(2,924m / 長野県・富山県)
- 30位:大天井岳(2,921m / 長野県)
すなわち、21位の聖岳までが「標高3,000m超え」の山になります!
そして22位の剱岳はわずか1m届かない2,999mですが、その岩壁の険しさと圧倒的なかっこよさで、絶大な人気を誇る名峰ですね!
日本一「低い山」一覧
高い山とは違って「低い山」にはいくつかの基準があり、それぞれのカテゴリで「日本一」を主張する面白い山たちが存在します。
- 日和山(3m / 宮城県):国土地理院が認める「日本一低い山」です。
もともとは標高6mほどありましたが、東日本大震災の津波と地盤沈下によって標高3mとなり、日本一低い山として認定されました。
国土地理院:日本の国土の測量や基本図(地図)の作成、地殻変動の監視などを行う、国の専門機関です。
- 大潟富士(0m / 秋田県):標高の数値が最も低い山です。
周囲の土地がもともと海抜マイナスの低さにあるため、築かれた高さわずか3.776mの山の山頂が「ちょうど海抜0m」となっています。
八郎潟:かつて秋田県にあった、琵琶湖に次ぐ日本第2位の面積を誇った湖です。
大規模な干拓事業によって広大な農地(大潟富士の存在する大潟村)に生まれ変わり、周囲は海抜ゼロメートル以下の干拓地となっています。
- 天保山(4.53m / 大阪府):築山(つまり、あくまでも人工の山)として有名な、元祖・日本一低い山です。
江戸時代に川を浚渫したときに出来た土で作られた歴史があり、山頂の商店街では「登山証明書」が発行されます。
浚渫:船の通り道を確保したり、あるいは洪水を防ぐために、川や海の底にたまった土砂をすくい取って深くすることです。
- 弁天山(6.1m / 徳島県):自然にできた山としては日本一低い山です。
田んぼの中にぽつんと佇んでおり、わずか1分もかからずに登頂できてしまいます。
1分もかからずに登頂:富士山の五合目からの登山時間が約5〜6時間(=約300〜360分)と仮定して比較すると、実に約300分の1以下の時間で登頂できてしまいます。
- 蘇鉄山(6.97m / 大阪府):一等三角点がある山の中で日本一低い山です。
地図作成の基準点となる一等三角点が設置されているため、地理学的に非常にしっかりとした山と言えます。
一等三角点:正確な地図を作るために国が設置した、最も重要な測量の基準点のことです。
このように、高い山が自然の雄大さを感じさせてくれるのに対して、低い山は地域ごとの歴史やユニークな物語が詰まっていて、親しみやすいですね!
富士山が日本一であることの圧倒的凄さと意味
日本では富士山がこのような圧倒的な高さを誇り、他の山々から突出していることには、日本や日本人の地理的・歴史的・心理的に、様々な面で極めて深い意味があります。
富士山の突出した高さの凄さと意義
圧倒的な孤立峰(独立峰)としての美しさ
富士山の周囲に連なる山々(飛騨山脈や赤石山脈など)の平均標高が3,000m程度であるのに対し、富士山は3,776mと格段に高く、さらに裾野まで遮るものがありません。
つまり日本国内では、標高3,200mを超える山は富士山以外に一つも存在しないわけですね。
この富士山の「単独でそびえ立つ姿」が、日本全国どこからでも一目で認識できる唯一無二のシルエットを生み出しています。
ランドマークとしての実用性と歴史
また、富士山という日本一高い山の存在は、陸上だけでなく、遠く離れた海上からでも方角を確認できる巨大な道標として機能してきました。
かつて航海技術が未発達だった古代から近世にかけて、多くの船乗りや旅人にとって、富士山という存在は命を守るための大きな目印でした。
富士山の歴史的な人間の心への影響
神格化と「富士信仰」
人々はその圧倒的な高さと、かつて繰り返された噴火の恐怖から、富士山を神そのもの(浅間大神)として畏怖し、拝むようになりました。
古代には「荒ぶる火の神」として恐れられた浅間大神ですが、平安時代以降は日本神話に登場する美しく強い女神「木花之佐久夜毘売(コノハナサクヤヒメ)」と同一視され、全国の浅間神社で篤く祀られるようになったのでした。

富士山の神様・コノハナサクヤヒメ(画像はあくまでAIによるイメージです。)
江戸時代には「富士講」という一般庶民の参拝グループが爆発的に広がってゆき、実際に人々は自分の足で山に登るという修験・信仰の対象として根付きました。
日本人の美意識・芸術への影響
葛飾北斎の『富嶽三十六景』や、歌川広重の浮世絵をはじめ、万葉集の時代から和歌や詩文の画題として愛され続けました。
これにより、富士山は「高い=美しく尊い」というシンボルになり、日本人の美観やアイデンティティそのものを形成しました。
上記からわかる日本の山の特徴
富士山の突出した存在感と、それを取り巻く山々の関係から、日本の地形には以下のような面白い特徴が見えてきます。
「連峰(山脈)」と「火山(孤立峰)」が組み合わさった複雑な地形
日本の山の多くは、プレート運動によって押し上げられた山脈(例えば南アルプス・北アルプスなど)です。
しかし、富士山のように火山活動によって作られた巨大な孤立峰も混在しています。
つまり、
- 日本アルプス:プレート同士が激しく衝突し、地面がギュッと押し上げられて隆起してできた、折り重なる険しい山脈。
- 富士山:プレートの境界付近で噴火を幾度も繰り返し、約10万年前からマグマや火山灰が積み重なってできた、地質学的には非常に若い大型火山。
という、全く異なる成り立ちの山が同じ日本列島に共存しているわけです。
標高3,000m付近に集まる「急峻な褶曲山脈」の多さ
富士山だけが3,776mと飛び抜けていますが、2位の北岳(3,193m)から20位の立山(3,015m)までは、わずか約180mの狭い範囲にひしめき合っています。
すなわち、日本の山地は
- 「ほぼ3,000m前後の高さに揃った険しい山脈」
- 「そこに突如あらわれる超大型火山(富士山)」
という、メリハリのある構成になっています。
おわりに・まとめ
日本の山岳風景は、圧倒的な高さを誇る独立峰の富士山から、標高3,000m級の峰々が連なる険しい日本アルプス、そして地域の歴史が息づくユニークな日本一低い山まで、実に多彩な魅力に満ちていますね!
それぞれの山が持つ地形の成り立ちや歴史的な背景を知ると、山を眺める楽しさや登る感動もさらに深まるはずです。
ぜひ自分だけのお気に入りの名峰を見つけて、日本の雄大な大自然を体感してみてくださいね!
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