【検証】AIハルシネーション『鉄道唱歌』今度は山陽編で実験してみた

AIが作詞した偽・鉄道唱歌の山陽編!神戸から岡山・広島を経て下関まで、全35番を駆け抜ける、歴史解説を交えた爆笑検証記録です!

今度は「AIハルシネーションによる歌詞」で、山陽の鉄道旅へ(!?)(画像はあくまでAIによるイメージです。実物・実際の景色ではありませんので、ご了承ください。)

AIの創作意欲が再び大暴走!「偽・鉄道唱歌」山陽編の幕開け

前回までは東海道編として、AIのハルシネーションから生まれたオリジナルの歌詞(新橋〜神戸)を解説してきました。

まだ見られていない方は、前回までの記事をご覧ください。

【前編:新橋〜豊橋】

【検証】AIに『鉄道唱歌』を聞いたら、存在しないハルシネーション全49番を即興で作詞された話(前編)
AIに鉄道唱歌を尋ねたら、大嘘(ハルシネーション)の歌詞を即興連発!人間のツッコミと推敲で、全49番が完成した爆笑検証記録。AIの大暴走(ハルシネーション)から始まった「偽・東海道篇」の全線開通劇AI(人工知能)は、時に事実とは異なる情報を...

【後編:豊橋〜神戸】

【検証】AIに『鉄道唱歌』をハルシネーションで全49番を即興で作詞された話(後編)
AIが作詞した偽・鉄道唱歌の後編!今回は豊橋から名古屋・京都を経て終点神戸まで、全49番の爆笑検証記録です。今回は後編(豊橋〜神戸)前編では、新橋から豊橋手前までの珍道中をお届けしました。まだ見られていない方は、前回の記事をご覧ください。後...

今回からは舞台を西へと移し、いよいよ山陽編(神戸〜下関)へ突入いたします!
歴史と名所が入り乱れる、全35番の新たな珍道中をどうぞお楽しみください!

ちなみに、明治時代に作られた実際の山陽編については、以下の記事でも解説していますので、ご覧ください。

鉄道唱歌 山陽・九州編 第1番 神戸を出発!山陽線と九州の旅へ
鉄道唱歌 山陽・九州編の歌詞(山陽・九州編の概要など)を、鉄道に詳しくない方にもわかりやすく解説してゆきます!まずは原文から!夏なほ寒き布引ぬのびきの瀧たきのひゞきをあとにして神戸こうべの里を立ちいづる山陽線路さんようせんろの汽車の道さらに...

西国街道を駆け抜ける!神戸〜下関「偽・鉄道唱歌」全35番一覧

では、早速いってみましょう!

第1番:兵庫・湊川

神戸かうべをあとに 汽車きしゃゆけば
兵庫ひょうごの港みなと 波なみしづか
楠公なんこういさほし 湊川みなとがは
忠臣ちうしんの名なぞ 世よに残のこる

神戸を出発してすぐの兵庫の港を抜けます。
かつて湊川の戦いで散った名将・楠木正成(楠公)を偲び、湊川神社の清らかな佇まいを詠み込みました。

第2番:須磨・一ノ谷

須磨すまの浦波うらなみ 立ちかへり
一ノ谷いちのたになる 古戦場こせんぢやう
敦盛あつもり偲ぶ 青葉笛あほばぶえ
松風まつかぜさむく 吹ふくところ

源平合戦の舞台として名高い須磨・一ノ谷の海岸線を走ります。
若くして散った平敦盛の青葉の笛の哀話を車窓の松風に重ねました。

第3番:舞子・明石海峡

松まつの緑みどりの 舞子浜まいこはま
波間なみまに見ゆる 淡路島あはぢしま
明石あかしの浦うらに 漕ぎ出づる
白しろき帆影ほかげは 絵えの如し

白砂青松で知られる舞子浜から、海峡越しに淡路島を望む絶景です。
柿本人麻呂の古歌でも名高い明石の浦に浮かぶ舟の風雅を描きました。

第4番:加古川・高砂

渡わたる鉄橋 加古川かこがはの
水みづの流ながれを 見おろして
遠とほくながむる 高砂たかさごの
松まつにかさなる 夕月夜ゆふづくよ

播磨の大河・加古川を長い鉄橋で渡ります。
能の「高砂」や相生の松で知られる高砂の浦のめでたい風情を車窓から偲びます。

第5番:姫路・白鷺城

播磨はりまの野原のはら ひらけゆき
白鷺しらさぎまがふ 城しろの影かげ
天守てんしゅそびゆる 姫路駅ひめぢえき
西にしへ続つづきし 山陽道さんやうどう

播磨平野を進むと、白鷺が羽を広げたような白壮麗な国宝・姫路城が見えてきます。
山陽道の重要拠点である姫路へ到着し、西日本への旅情がさらに広がります。

第6番:相生・竜野

揖保いぼの川瀬かはせを あとに見て
醤油しゃうゆに名高き 竜野たつの町
山やまあひ抜ぬくれば 相生あひおひの
港みなとの潮しほも 遠とほからず

清流・揖保川が育んだ淡口醤油の産地・竜野の山裾をかすめます。
やがて造船と天然の良港で知られる相生の入り江近くへと汽車は分け入ってゆきます。

第7番:有年・上郡

赤穂あかうの義士ぎしを しのびつつ
すぐる有年うねの 宿しゆくの道みち
千種ちくさの川かはの 上郡かみごほり
播磨はりまの境さかひ ここなれば

忠臣蔵の故郷・赤穂への玄関口である有年を過ぎます。
名水で名高い千種川のほとり・上郡を抜け、播磨国(兵庫)からいよいよ備前国(岡山)の国境を目指します。

第8番:船坂峠・吉永

山やまの険けはしき 船坂ふなさかの
峠たうげをこえて トンネルの
闇やみを出いづれば 吉永よしながの
備前びぜんの里さとに 風かぜぞ吹く

播磨と備前の国境に立ちはだかる難所・船坂峠をトンネルで越えます。
山林を抜けると、穏やかな備前の山里・吉永へと滑り込みます。

第9番:吉井川・瀬戸

高瀬たかせの舟ふねも 浮うかびたる
吉井よしいの川水かはみづ 打うちわたり
瀬戸せとの焼物やきもの 窯かまどころ
見みてゆく窓まどの 春はるのいろ

かつて水運で栄えた一級河川・吉井川の雄大な鉄橋を渡ります。
赤煉瓦の窯業地として知られる瀬戸を駆け抜け、実り豊かな岡山平野へ出ます。

第10番:岡山・烏城

後楽園こうらくえんの 庭にはひろく
烏うの城しろとぞは 呼よばれたる
黒くろき天守てんしゅを 仰あふぎみて
着つきし岡山おかやま 賑にぎはしき

日本三名園の一つ・後楽園と、黒漆喰の壁から「烏城うじょう」と称される岡山城です。
山陽屈指の大都会である岡山駅へと到着し、旅の興奮はさらに深まります。

第11番:倉敷・美観

白壁しらかべならぶ 倉敷くらしきの
柳やなぎもゆらぐ 堀ほりの水みづ
蔵くらの瓦かはらの 黒くろぐろと
栄さかえをみする 宿しゆくならむ

天領として物資の集散で栄えた倉敷の町並みです。
倉敷川沿いに立ち並ぶ白壁土蔵や黒瓦の屋敷、風にそよぐ柳の風雅な佇まいを詠み込みました。

第12番:金光・笠岡

金光こんかうすぎつ 山陰やまかげの
道みちをぬくれば 笠岡かさおかよ
海うみのかほりも 立たちのぼり
島々しまじまかすむ 沖おきの波なみ

門前町として知られる金光を抜けて、備前・備中の平野から海沿いの笠岡へと出ます。
瀬戸内海国立公園に連なる笠岡諸島の島影を望み、潮の香りに包まれます。

第13番:福山・城

備後びんごの国くにに 入いりぬれば
線路せんろのそばに 城しろたかし
伏見ふしみゆづりの 櫓やぐらみて
福山ふくやまに着く 汽笛ふえの音ね

岡山県から広島県(備後国)へと入り、駅の目の前に堂々とそびえる福山城を仰ぎます。
京都伏見城から移築されたと伝わる国宝(現・重要文化財)の伏見櫓の威容を称えました。

第14番:尾道・千光寺

山やまと海うみとの あひだゆく
坂さかの尾道おのみち 千光寺せんかうじ
鐘かねのひびきも 聞きこえくる
水道すいだうわたる 小舟をぶねかな

狭い尾道水道に沿って、山肌に寺社や家々が密集する風光明媚な尾道を通過します。
名刹・千光寺から響く鐘の音と、対岸の向島を行き交う渡船の情緒を描きました。

第15番:糸崎・三原

糸崎いとざきすぎつ 浜風はまかぜに
浮城うきしろみゆる 三原みはら駅
潮しほみちくれば 石垣いしがきを
洗あらふ波間の 白しろき泡あわ

鉄道の要衝である糸崎を抜け、小早川隆景が築いた「浮城」こと三原城の城下町・三原へ到着します。
満潮時には海の上に城が浮かんでいるように見えたという、かつての海城の面影を詠み込みました。

第16番:西条・酒蔵

安芸あきの高原かうげん わけゆけば
赤あかき煙突えんとつ 西条さいじょうの
酒さけをつくりし 蔵並くらならび
名水めいすいわきし 里さとどころ

西条盆地へと登りつめ、灘・伏見と並び称される銘醸地・西条を抜けます。
赤煉瓦の煙突と白壁の酒蔵が建ち並び、名水が湧く酒処の風情を味わいます。

第17番:瀬野八・峠越え

八本松はちほんまつを あとに見て
坂さかのけはしき 瀬野八せのはちを
力ちからをあはせ くだりゆく
汽車きしゃのきしみの 音おとたかし

山陽本線随一の急勾配として知られる瀬野八(瀬野〜八本松)の難所です。
かつて補助機関車(後補機)を連結して越えた険しい峠道を、車輪を軋ませながら慎重に下ってゆきます。

第18番:海田市・分岐

瀬野せのをすぎれば 海田市かいたいち
呉くれへゆきます 汽車きしゃもあり
山陽道さんやうどうの 宿場町しゆくばまち
いまもにぎはふ 岐れ道わかれみち

旧西国街道の宿場町として栄えた交通の要所・海田市に到着します。
軍港へと向かう呉線との分岐駅であり、古くから旅人や列車が行き交う活況を描きました。

第19番:呉・軍港

枝折しをりてむかふ 呉くれのうみ
軍艦ぐんかんならぶ 鎮守府ちんじゆふの
ドックどっくにひびく 槌つちの音おと
防人さきもりつどふ 港みなとかな

海田市から分岐して立ち寄る東洋屈指の軍港・呉の威容です。
海軍の鎮守府や造船工廠が置かれ、威風堂々たる艦船が停泊する入江の賑わいを詠み込みました。

第20番:向洋・マツダの街

本線ほんせんもどりて 向洋むかひなだ
工場こうぢやうつづく 海沿うみぞひの
煙けむりのなびく あさぼらけ
ものつくる町まち 栄さかえあり

再び山陽本線を進むと、製油所や巨大自動車工場が広がる向洋を通過します。
近代的なものづくりの拠点として発展を続ける、沿岸工業地帯の活気ある車窓風景です。

第21番:広島・城下町

太田おほたの川かはの 三角州でるたにて
ひらけし安芸あきの 大都会だいとかい
鯉城りぜうとよばれし 城しろみえて
広島駅ひろしまえきに 着つきにけり

太田川の三角州(デルタ)に築かれた中国地方最大の都市・広島へと到着します。
毛利輝元が築いた広島城は別名「鯉城りじょう」と呼ばれ、城下町の風格を伝えます。

第22番:宇品・海の玄関

南みなみをのぞめば 宇品うぢな港
沖おきゆく汽船きせん 煙けむりあげ
四国しこく九州 遠国をちくにへ
船出ふなでをつぐる 汽笛ふえぞ鳴る

広島の南に位置する海の玄関口・宇品(現・広島港)です。
明治期には軍港や物資輸送の拠点として整備され、瀬戸内の島々や遠方へと航路を結びました。

第23番:五日市・海沿い

西にしへとはしる 五日市いつかいち
市いちのなごりの 町並まちなみを
窓まどより見つつ 波静なみしづか
海うみへとむかふ 旅路たびぢかな

毎月5の付く日に市が立ったことから名付けられた旧宿場・五日市を抜けて走ります。
穏やかな瀬戸内海沿岸へと近づき、海風を感じながら西へ進路をとります。

第24番:宮島・厳島神社

安芸あきの宮島みやじま 海うみのうへ
朱塗しゅぬりの鳥居とりゐ そびえたち
波なみにうかべる 厳島いつくしま
神かみのみやびは たぐひなし

日本三景の一つ、安芸の宮島(厳島)を対岸から拝します。
平清盛が造営した厳島神社の朱塗りの大鳥居おほとりゐが満潮の海に浮かぶ姿は、神々しいまでの美しさです。

第25番:岩国・錦帯橋

小瀬をぜの川波かはなみ 打うちこえて
周防すはうの国くにの 岩国いはくにへ
錦帯橋きんたいきょうの 五連ごれん弓ゆみ
城しろをうつして 川かは清し

県境の小瀬川を越えて広島県から山口県(周防国)の岩国へと足を踏み入れます。
錦川にしきがはに架かる名橋・錦帯橋の美しい五連のアーチと、山上にそびえる岩国城の絶景を愛でます。

第26番:大畠・周防大島

大畠おほばたけ瀬戸の 潮しほはやみ
海うみをへだてて 周防大島すはうおほしま
蜜柑みかんのいろの 山肌やまはだに
陽ひのさしそむる 波間なみまかな

激しい潮流で鳴る大畠瀬戸に沿って進み、対岸の周防大島(屋代島)を望みます。
温暖な気候に恵まれた島に広がる蜜柑畑と、きらめく瀬戸の海原が車窓を彩ります。

第27番:柳井・白壁の町

白壁しらかべつづく 柳井やなゐ町
金魚提灯きんぎょてうちん 軒のきにゆれ
商あきなひさかえ 積荷つみにする
港みなとのなごり 偲しのばるる

古くから岩国藩のお膝元として商人の活気にあふれた柳井の町並みです。
伝統工芸の可愛らしい金魚提灯が揺れる白壁土蔵の街並みを車窓からかすめます。

第28番:光・虹ヶ浜

白砂青松はくしゃせいしょう 虹ヶ浜にじがはま
光ひかりのうみに 寄よする波
風かぜさわやかに 吹ふきぬけて
汽車きしゃは走るよ 松原まつばらを

白砂青松の美しい遠浅海岸として知られる虹ヶ浜のほとり、光を抜けます。
明るい陽光が降り注ぐ瀬戸内海の風光明媚な景色を眺めながら西へ疾走します。

第29番:徳山・コンビナート

徳山とくやま港の 入江いりえには
煙突えんとつならび 煙けむりたつ
周南しうなんの町 ものつくる
力ちからあふれて 栄さかえゆく

天然の良港を擁する徳山(現・周南市)へと入ります。
瀬戸内工業地域の中核として石油化学コンビナートが広がり、近代的な生産拠点として賑わう情景を詠みました。

第30番:新南陽・富田の浦

富田とんだの入江いりえ 波なみしづか
行ゆきかふ汽車きしゃの 鉄路てつろあり
夕日ゆふひのなごり 海うみに映え
窓まどうつくしき 旅たびのそら

かつて富田と呼ばれた穏やかな港町・新南陽を抜けてゆきます。
内海に広がる夕暮れの美しい水鏡と、列車が行き交う鉄路の旅情を重ね合わせました。

第31番:防府・三田尻

三田尻みたじりいでし 船ふねのあと
防府ほうふの宮みやの 天満宮てんまんぐう
道真みちざね公の みたまいま
守まもる平野の 広ひろきかな

かつて長州藩の水軍基地が置かれた三田尻(防府)へと滑り込みます。
菅原道真公を祀る日本最初の天満宮・防府天満宮を仰ぎ、佐波川の潤す平野を渡ります。

第32番:宇部・周防灘の沖

宇部うべの沖合おきあひ 波なみかすみ
底そこひの宝たから 石炭いしずみを
運はこぶ小舟をぶねの 帆影ほかげみて
汽車きしゃは長門ながとの 境さかひへと

周防灘すおうなだの穏やかな海を望む宇部の沿岸を駆け抜けます。
海底に眠る石炭(底ひの宝)を積み出す船の帆影が海原に浮かび、産業と海の詩情が重なり合う情景を描きました。

第33番:厚狭・宿場と鉄路

厚狭あさの川水 打うちわたり
美祢みねゆく汽車も 集つどひたる
宿場しゆくばのむかし いまはただ
鉄路てつろの要と 聞きこえたり

美祢線が分岐する鉄道の要衝・厚狭へと至ります。
山陰・美祢方面の石灰石輸送などを支えた鉄道基地の重厚さと、旧山陽道の宿場情緒が交差します。

第34番:長府・城下町

長府てうふの城下じょうか 土塀どべいあり
功山寺こうざんじなる 挙兵きょへいの地
高杉たかすぎが起おち 維新いしんへと
道みちをひらきし 春はるの風

長府藩の風雅な土塀が残る長府を抜けます。
幕末、高杉晋作がわずかな兵で奇兵隊などを率いて挙兵した功山寺の史跡を偲びます。

第35番:壇ノ浦・下関

壇ノ浦だんのうらなる 早鞆はやともの
瀬戸せとをのぞみて 海峡かいけふに
平家へいけをしのぶ 下関しものせき
山陽道さんやうどうの 旅たびおわり

源平最後の合戦の地・壇ノ浦と、激しい潮が渦巻く関門海峡を眼前に臨みます。
安徳天皇や平家一門を祀る赤間神宮を控え、本州の終着点である大港湾都市・下関へと堂々のゴールを果たします。
※本記事に掲載している歌詞は、明治時代の『鉄道唱歌』(パブリックドメイン)を題材に、AIの誤情報(ハルシネーション)を人間が推敲・再構成した完全な創作テキスト(フィクション)です。実在する著作物の無断転載ではありません。

おわりに・まとめ

東海道編に続いて検証を行った、今回の山陽編・全35番の旅。

元々はAI特有の奔放なハルシネーションによる即興作詞から始まった試みでしたが、人間が史実や地理に合わせて推敲を重ねることで、神戸から下関まで見事に一本の鉄道詩として開通させることができました。

技術の誤作動を単なるエラーで終わらせず、豊かなエンターテインメントへと育て上げる共創の楽しさを存分に味わえる検証劇となりました。
次なる鉄路の旅(?)も、ぜひお楽しみに!

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