【検証】AIに『鉄道唱歌』をハルシネーションで全49番を即興で作詞された話(後編)

AIが作詞した偽・鉄道唱歌の後編!今回は豊橋から名古屋・京都を経て終点神戸まで、全49番の爆笑検証記録です。

AIに「鉄道唱歌の歌詞を教えて」って聞いたら、ハルシネーションの数々で作り上げた 歌詞たちです!

今回は後編(豊橋〜神戸)

前編では、新橋から豊橋手前までの珍道中をお届けしました。

まだ見られていない方は、前回の記事をご覧ください。

【検証】AIに『鉄道唱歌』を聞いたら、存在しないハルシネーション全49番を即興で作詞された話(前編)
AIに鉄道唱歌を尋ねたら、大嘘(ハルシネーション)の歌詞を即興連発!人間のツッコミと推敲で、全49番が完成した爆笑検証記録。AIの大暴走(ハルシネーション)から始まった「偽・東海道篇」の全線開通劇AI(人工知能)は、時に事実とは異なる情報を...

後編では、いよいよ中京・関西の要衝を駆け抜け、終点の神戸を目指します!
AIの暴走と人間の意地が織りなす完結編を、どうぞお楽しみください!

中京から関西へ!豊橋〜神戸を結ぶ「偽・鉄道唱歌」後半戦

第30番:吉田・豊橋

前まへに見みゆるは 吉田川よしだがは
架かかる吉田よしだの 城しろの影かげ
にぎはふ町まちは 豊橋とよはしの
駅えきに着つきけり 旅たびの空そら

豊川(旧名・吉田川)と、そのほとりにそびえる吉田城の城下町です。
明治に入って「吉田」から「豊橋」へと改称され、東三河の中心として賑わう大駅へ無事に到着いたしました。

第31番:御油・赤坂

本坂ほんざか越こゆる 道みちならで
汽車きしゃはゆくゆく 御油ごゆの宿しゅく
並木なみきも見みゆる 赤坂あかさかの
宿しゅくのならびは 目めと鼻はなよ

かつての難所「本坂通(姫街道)」を尻目に、汽車は平野を滑るように進みます。
わずか16町(約1.7km)しか離れておらず、東海道で最も宿場間の距離が短かったとされる御油宿と赤坂宿の名物松並木を詠み込みました。

第32番:蒲郡・三河湾

窓まどより南みなみ ながむれば
波なみしづかなる 三河湾みかはわん
竹島たけしまうかぶ 蒲郡がまごほり
潮風しほかぜかほる 窓まどのひま

南側の車窓に広がる、蒲郡の穏やかな三河湾の絶景です。
国の天然記念物にも指定されている景勝地・竹島の浮かぶ海を眺め、心地よい潮風を感じる旅情を描きました。
しかし、本編の「東海道にてすぐれたる 海の眺めは蒲郡」という歌詞の、あまりにもの秀逸さが余計に際立ちますね😅

第33番:岡崎・矢作川

矢作やはぎの川かはの 水みづ清きよく
名高なだかき城しろは 岡崎をかざきよ
神祖しんその生うれ 給たまひたる
宮みやの杜もりこそ 尊たふとけれ

徳川家康(神祖)が生誕した岡崎城と、城下を流れる矢作川です。
家康誕生の地として崇敬された菅生神社や岡崎城跡の森を仰ぎ見る、歴史情緒あふれる一番に仕立てました。

第34番:知立・刈谷

八橋やつはし近ちかき 知立ちりふ駅えき
杜若かきつばた咲さく 池いけの水みづ
刈谷かりやの町まちを あとに見みて
はやくも渡わたる 境川さかひがは

在原業平の『伊勢物語』「から衣きつつなれにし〜」で名高い八橋の杜若の古事と、知立宿の風雅を織り交ぜました。
刈谷を過ぎて渡る境川は、三河国と尾張国の国境をなす歴史的な境界線です。

第35番:桶狭間・大高・熱田

桶狭間おけはざまなる 古戦場こせんぢゃう
とほくしのぶや 大高おほだかを
すぐれば見みゆる 熱田宮あつたみや
草薙剣くさなぎのつるぎ いまもなお

織田信長が一躍名を馳せた桶狭間の戦いの舞台(大高周辺)を車窓から偲びます。
やがて三種の神器の一つ「草薙剣」を祀る大社・熱田神宮の神聖な森が見えてきます。

第36番:名古屋

尾張名古屋をはりなごやは 城しろでもつ
高たかき天守てんしゅの 金きんの鯱しゃち
仰あふぎて下車げしゃの 旅人たびびとの
心こころにぎはふ 大都会だいとかい

「伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ、尾張名古屋は城でもつ」の甚句でおなじみの名フレーズを本歌取りしました。
天守閣に燦然と輝く金鯱を見上げ、大ターミナル・名古屋駅へ降り立つ旅人の高揚感で華々しく締めくくりました。

第37番:一宮・木曽川

名古屋なごやをあとに 汽車きしゃ行ゆけば
織物おりもの名高なだかき 一宮いちのみや
木曽川きそがは渡わたる 鉄橋てっきゃうの
長ながきわたりを ひびかせて

尾張の繊維産業の中心として栄えた一宮を抜けます。
日本有数の大河・木曽川を渡り、尾張から美濃(岐阜県)へと足を踏み入れます。

第38番:岐阜・長良川

金華きんかの山やまに 城しろ高たかく
仰あふぐは岐阜ぎふの 街まちならむ
長良ながらの川かはに 篝火かがりびの
影かげもうかびし 鵜飼うかひ船ぶね

織田信長が天下布武の拠点とした金華山と岐阜城を仰ぎ見ます。
夏の風物詩である長良川の伝統的な鵜飼の情景を添えました。

第39番:大垣・関ヶ原

水みづの都みやかの 大垣おほがきを
過すぎて登のぼるや 関ヶ原せきがはら
天下分てんかわけ目めの 古戦場こせんぢゃう
草くさむす丘をかに 風かぜぞ吹ふく

松尾芭蕉の『奥の細道』むすびの地・大垣を通過し、急勾配を登って関ヶ原へ向かいます。
慶長5年の大合戦を偲び、兵どもが夢の跡を風が吹き抜ける歴史のロマンを詠みました。

第40番:米原・伊吹山

仰あふぐ伊吹いぶきの 高嶺たかねには
雲くも白しろくして 雪ゆきのこる
坂田さかたの郡こほりの 米原まいはらは
北国街道ほっこくみちへ ゆく別わかれ

車窓右手に雄大にそびえる伊吹山の山容です。
交通の要衝・米原(当時は「まいはら」と呼称)は、北陸方面(北陸本線)への分岐点となる大駅です。

第41番:彦根・琵琶湖

井伊いいの赤備あかぞなへ 城しろの影かげ
彦根ひこねの町まちを 見みおろして
行ゆけば広ひろごる 琵琶びはの海うみ
波なみきらめくは 近江路おほみぢよ

国宝・彦根城と、徳川四天王・井伊家の城下町を通過します。
やがて目の前に日本一の湖・琵琶湖の雄大な水面が広がり、旅情は最高潮を迎えます。

第42番:草津・瀬田

東海道とうかいだうと 中仙道なかせんだう
出会であふ草津くさつの 大宿おほやどよ
瀬田せたの唐橋からはし 唐金からかねの
擬宝珠ぎぼしに映はゆる 夕日影ゆふひかげ

二大街道が合流する宿場町・草津を過ぎます。
近江八景の一つ「瀬田の夕照」で知られる名橋・瀬田の唐橋を遠望する情景です。

第43番:大津・三井寺

三井寺みいでらの鐘かね ひびき来きて
汽船きせんの煙けむり なびく浦うら
着つくは大津おほつの 港町みなとまち
京きょうはまぢかき 旅たびの暮くれ

近江八景「三井寺の晩鐘」の鐘の音に包まれながら、大津港の湖上交通の賑わいを描きました。
古都・京都を目前にして、東海道の歴史の旅はいよいよクライマックスを迎えます。

第44番:逢坂・山科

これやこのとて 蝉丸せみまるの
庵いほの跡あとある 逢坂あふさかの
山やまをくぐりて トンネルの
闇やみを抜ぬくれば 山科やましなよ

小倉百人一首でも名高い蝉丸の「これやこの行くも帰るも別れては…」で知られる逢坂の関を詠み込みます。
かつての峠越えの難所も、明治の技術による逢坂山トンネルで一気に通り抜けて山科盆地へと出ます。

第45番:京都(東山・加茂川)

千年ちとせの昔むかし 偲しのばれて
緑みどりも深ふかき 東山ひがしやま
加茂かもの河原かはらの せせらぎに
着つきし都みやこの 嬉うれしさよ

平安京の面影を色濃く残す古都・京都の佇まいです。
東山三十六峰の山並みと加茂川の流れを借景に、京都駅へ滑り込む旅の情緒を描きます。

第46番:山崎(天王山)

桂かつら宇治川うぢがは 合流がふりうの
水みづのほとりの 山崎やまざきは
太閤たいかふ勝かちし 天王山てんのうざん
いまは線路せんろの 下したに見みゆ

京都と大阪の境に位置する要衝・山崎です。
羽柴秀吉と明智光秀が雌雄を決した「山崎の戦い(天王山)」の古戦場を車窓に偲びます。

第47番:大阪(梅田・難波津)

煙けむりの都みやか なにわ津づの
淀よどの川風かはかぜ 身みにしみて
梅田うめだの駅えきに 降おり立たてば
商業あきんどにぎはふ 大坂城おほさかじょう

明治期に「東洋のマンチェスター」と呼ばれ、工場群の煙突が林立した商都・大阪の情景です。
淀川を渡り、巨大ターミナル・梅田(大阪駅)へ至る街の活気と、秀吉ゆかりの大阪城を配します。

第48番:芦屋・灘

芦屋あしやの里さとの 松風まつかぜに
遠とほく仰あふぐは 甲山かぶとやま
灘なだの生一本きいっぽん 酒倉さかぐらの
白壁しらかべならぶ 窓まどのそと

阪神間の風光明媚な松林と、兜のような形をした甲山を望む風景です。
日本一の酒どころである灘五郷の白壁の酒蔵が並ぶ車窓を織り交ぜます。

第49番:神戸

幾日いくひを重かさね 来こし旅たびに
はや終着しうちゃくの 湊町みなとまち
異国いこくの船ふねの つどひたる
神戸かうべに着つきけり 海うみ青あをし

東京・新橋から始まった長い汽車の旅の終点・神戸駅です。
六甲山を背に、眼前には国際貿易港として異国の船が錨を下ろす開港地・神戸の海が広がり、旅の完結を華やかに告げます。
※本記事に掲載している歌詞は、明治時代の『鉄道唱歌』(パブリックドメイン)を題材に、AIの誤情報(ハルシネーション)を人間が推敲・再構成した完全な創作テキスト(フィクション)です。実在する著作物の無断転載ではありません。

おわりに・まとめ

このように、AIのハルシネーションから偶然始まった今回の検証劇。

最初はデタラメな歌詞にツッコミを入れて楽しんでいたはずが、気づけば人間側が熱中して推敲を重ね、全49番の『偽・東海道篇』として完成してしまいました。

技術の誤作動すらも、人間の知的好奇心と結びつくことで、これほどまでに創造的で面白いエンターテインメントへと昇華する好例と言えるでしょう。

次回の検証もお楽しみに!

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