【保存版】観光がもっと楽しくなる!よく見る「地理用語」のやさしい解説ガイド

観光案内板旅先でよく見かける難しい「地理用語」をわかりやすく解説!
カルデラ稜線フォッサマグナなど、知ると旅が10倍楽しくなる大地の秘密に迫ります。

山地・稜線の例(画像はあくまでAIによるイメージです。)

今回は、難解な「地理用語」について、わかりやすく解説してゆきます!
どれも観光地案内板やニュースなどで見かける、少し難しそうな言葉ばかりです。

観光で役立つ!地理用語のやさしい解説

島の観光地のデート(画像はあくまでAIによるイメージです。)

観光パンフレット旅先でよく目にする言葉を、イメージしやすいようにまとめてみました。

山に関する用語

急峻(きゅうしゅん)

急峻きゅうしゅんとは、山の斜面が、壁のように切り立っていて険しい様子のことを言います。
例えば「うわぁ、登るのが大変そう!」と感じるような、急な角度のことですね!

急峻すぎる山(ジョーク)(画像はあくまでAIによるイメージです。)

稜線(りょうせん)

稜線りょうせんとは、山と山の頂上を結ぶ、一番高い「みねのライン」のことをいいます。
いわゆる「尾根おね」のことであり、例えば登山家からすると、ここを歩くのは景色が最高で気持ちがいいようですよ!

稜線(画像はあくまでAIによるイメージです。)

山系(さんけい)・連峰(れんぽう)

まず、山系さんけい連峰れんぽうは、いくつもの山が鎖のように連なっているグループのことをいいます。
例えば「北アルプス」のように、一つの大きな山脈として捉えるとわかりやすいですね!

飛騨山脈(画像はあくまでAIによるイメージです。)

火山と水に関する用語

カルデラ・カルデラ湖

カルデラカルデラ湖とは、火山の噴火によって山の中身がごっそり空洞のようになり、山のてっぺんが陥没かんぼつしてしまい、まるで大きな「くぼ地」になった地形です。

カルデラ湖(画像はあくまでAIによるイメージです。)

カルデラ」は、スペイン語でなべの意味になります。
つまり、まるで巨大な鍋のようになった形の火山が、カルデラということになりますね。
そして、そんなカルデラに対して雨水などが溜まったのが、いわゆる「カルデラ湖」となります。

  • カルデラとしては、熊本県の阿蘇山あそさんや、東京都の青ヶ島あおがしまなど有名です。
  • カルデラ湖としては、北海道の屈斜路湖くっしゃろこや、青森県の十和田湖とわだこなどが有名ですね!

阿蘇外輪山(画像はあくまでAIによるイメージです。)

一級河川(いっきゅうかせん)

一級河川とは、私たちの生活や経済にとって特に重要なので、国が直接管理している川のことと言います。

  • 一級河川が予算をかけて管理する川になります。
  • 二級河川都道府県が予算をかけて管理する川になります。

日本の一級河川の代表格・利根川(画像はあくまでAIによるイメージです。)

日本を代表する川といえば、利根川とねがわです。
逆に「利根川が一級河川じゃなかったら、どの川が一級河川なんだ?」という話にもなってきますね。(^_^;

なぜ国が直接管理するのかというと、直接国の税金・予算を使って管理しないと、洪水氾濫が起きた時に多くの犠牲者が出ることが考えられるからです。

逆に、この「一級河川」をうまく使えば、治水ちすい農業用水・生活用水などによって、多くの富をもたらすパワーがあります。

つまり一級河川とは、

国が認めた、日本を支えるトップクラスの川

ということですね!

本流(ほんりゅう)・支流(しりゅう)

ちなみに川のうち、海へとつながる一番太い幹の川が「本流」で、そこに横から合流してくる枝のような川が「支流」です。
例えば、

  • 本流利根川
  • 支流渡良瀬川わたらせがわ鬼怒川きぬがわなど

川も木と同じで、枝分かれしながら流れているんですよ!

また、群馬県内を流れる川は、全ての川がいずれは利根川合流する(吸収される)支流の川である、ということになります。
先程も述べた渡良瀬川もその仲間です(鬼怒川は栃木県を流れる川なので異なります)。
このことからも、いかに利根川の(あらゆる川を支流に従えて)吸収・集水する力がすごいということがわかりますね。

水系(すいけい)

本流支流、さらには繋がっている湖なども含めた「川のネットワーク全体」を指す言葉です。

例えば利根川水系といえば、本流の利根川に合流する支流(先ほどにも述べた鬼怒川渡良瀬川など)や、利根川と繋がっている霞ヶ浦かすみがうらなどの湖も含めた、「水でつながったネットワーク」全体のことをいいます。

遡上(そじょう)

遡上そじょうとは、サケなどの魚が、産卵のために海から川の上流へ向かって泳いでのぼることです。
流れに逆らって一生懸命進む姿には、思わず感動してしまいますね!

アユの遡上(画像はあくまでAIによるイメージです。)

さらに深く知る!地理と大地の用語解説

日本の成り立ちや、独特な景色を作り出している不思議な言葉たちをまとめてみました。

プレート

地球の表面を覆っている、巨大な「岩の板」のことです。

駿河トラフ(画像はあくまでAIによるイメージです。)

地球は何枚ものプレートでできていて、それらが少しずつ動くことで、地震が起きたり山ができたりするんですよ。

日本は世界レベルでも稀なほどこのプレートが密集しまくった地帯に存在しており、

  1. プレートがズレることで地震が起きたり、
  2. プレート摩擦や沈み込みによって火山の噴火が起きたり、
  3. またその火山地下水を熱することで温泉ができたりします。

そのため、日本は世界的にみても珍しい、外国人からみても珍しがられる温泉大国であるというわけですね!

海溝(かいこう)・トラフ

海溝かいこうトラフは、どちらも海底にある「細長い溝」のことです。

  • 水深が6,000mより深いものを「海溝
  • それより浅いものを「トラフ(舟状海盆しゅうじょうかいぼん

とそれぞれ呼びます。

駿河トラフ(画像はあくまでAIによるイメージです。)

南海トラフなどは、名前を聞いたことがあるかもしれませんね!

また、駿河トラフ駿河湾)は2500mもの深さであり、日本一深い海(湾)となっています。

フォッサマグナ

日本列島を東と西に大きく分ける、巨大な「溝(地溝帯ちこうたい」のことです。
またフォッサマグナとは、ラテン語で「大きな溝」という意味なんですよ。

フォッサマグナ(画像はあくまでAIによるイメージです。)

それは大昔、日本列島が南から・東からのプレートに無理やり押さえつけられて折れ曲がってしまい、真っ二つに分かれた時にできた、まさに日本の大きな裂け目というわけですね!

今では完全にこの巨大な溝は埋め尽くされて陸地となり、目に見える溝としては存在しませんが、日本列島の地図をよくよく見ると、このフォッサマグナの跡が浮いて見えて出てきます。

中央構造線(ちゅうおうこうぞうせん)

中央構造線ちゅうおうこうぞうせんは、関東から九州まで、まるで日本を横断するように横に走る「日本最大級の断層(地層のズレ)」です。

中央構造線(画像はあくまでAIによるイメージです。)

ちなみに、なぜかこの中央構造線に沿って、有名な温泉地や、例えば伊勢神宮や奈良の吉野、和歌山の高野山など、いくつもの神聖なパワースポットが集まっていることも多いんですよ!

かなりミステリーな話ではありますが、これは単なる偶然ではないようです。
というのも、巨大な断層の割れ目に沿って清らかな地下水温泉が湧き出しやすく、特徴的な地形が生まれたため、大昔の人々が大地のパワーを感じ取って聖地を築いたからだと言われています。

糸魚川静岡構造線(いといがわしずおかこうぞうせん)

先程も述べたフォッサマグナの西側の端っこを通る大きな断層のことです。

糸魚川静岡構造線(画像はあくまでAIによるイメージです。)

新潟県の糸魚川から静岡県まで繋がっていて、ここを境に山の形や地質がガラッと変わるのが面白いですね!

糸魚川静岡構造線(画像はあくまでAIによるイメージです。)

カルスト台地

石灰岩という岩が、雨水などで溶かされてできた不思議な地形です。
まるで白い岩が羊の群れのように見える「秋吉台」などが有名ですね。

カルスト台地(画像はあくまでAIによるイメージです。)

まるで別の惑星に来たような、ワクワクする景色が広がっています!

石灰石(画像はあくまでAIによるイメージです。)

例えば、山口県の秋吉台からは、ほとんど無限に近いほどの石灰石が産出されるので、それが宇部小野田などの工場で「セメント」として生まれ変わり、港から各地の都会へ運ばれてゆき、例えば高層ビルなどの建物の材料として使われるわけです。

湿地帯(しっちたい)

水分をたっぷり含んだ、ジメジメした土地のことです。

釧路湿原・タンチョウヅル(画像はあくまでAIによるイメージです。)

釧路湿原のように、たくさんの貴重な動植物が住んでいる、まるで「いのちのゆりかご」のような場所なんですよ!

例えば、東京は今でこそ高層ビルが立ち並ぶ大都会ですが、徳川家康が1590年(1600年頃)に江戸に入ってきた時は、まさに関東平野はこの湿地帯だったわけです。

浅瀬(あさせ)

海や川で、水深が浅くなっている場所のことです。
キラキラと底が見えていて、足をつけて遊べるような場所は、見ているだけでも癒やされますね!
遠くまで続いているものは、遠浅とおあさといいます。

例えば、海岸から100m先にまで入ってもまだ腰の高さまでにしか海水面が来ない場合には、「遠浅とおあさの海」といえるでしょう。

水利権(すいりけん)

川や湖などの水を、特定の目的(例えば農業発電など)のために使うことができる権利のことです。
水はみんなの大切な資源なので、勝手に使わないようにルールが決まっているんですね!

昔はこの「水利権」という定義そのものが無かったため、川や湖の近くなどの「農産物が育ちやすい土地」をめぐって、奪い合い紛争が起きやすかったのでした。
水利権というものは、あらかじめ「この湖や川の水は、〜さんの権利ですよ」と決めておくことで、無駄な争いを防ぐ目的もあるわけですね。

おわりに・まとめ

このように、今回紹介してきた数々の難しい言葉も、その成り立ちや様子を想像するとぐっと身近に感じられますよね!

フォッサマグナ中央構造線など、壮大なスケールの言葉を知ると、いつもの観光地の見え方も少し変わってきそうですね!
したがって、こうした大地の成り立ちを知ることは、旅をより豊かなものにしてくれるはずです。

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